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2009/11/05

■こころの発達13【幼児期(1歳半~4歳)2】【絵画によるメールカウンセリング】

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 心理カウンセラー 高間しのぶ の【絵画によるメールカウンセリング】
 
                                             No.124 [2009年11月5日]
                                                          毎週発行
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http://www.solea.main.jp/
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こころの発達については、一般的な話ですので、各個人では時期も内容も異な
ってきてあたり前です。両親から得られなかったものを周囲から吸収しながら、
発達の危機を乗り越えてこられた方も多いかと思います。また、大人になって
から幼児に得られなかった未完の感情を処理できた方もおられるでしょう。

現在、精神的な症状でお悩みの方は、ご自分の危機がどの時期にどのように存
在しているのかを理解するために、カウンセラーの方は、クライエントさんの
悩みがどの時期に固着しているのかを理解するために、この記事を利用してく
ださい。


今回は、幼児期の2回目です。


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 ■こころの発達13【幼児期(1歳半~4歳)2】
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今回は、幼児期前期(1歳半~3歳)に獲得する二つ目の能力を見ていきます。

二つ目は、「自己主張の獲得、怒りを納める能力」です。

この時期あたりまでに感じる怒りが、人間の怒りの一番底の部分になります。
幼児期前期の怒りが適切に処理されないままずっと持ち続けると、恨みに変化
します。怒りというのは他人に対しての感情ですが、恨みというのは、実は、
自分に対しての感情です。怒りも恨みも感情自体は同質のものですが、その感
情の向く方向が違うわけです。自分に対して怒りが向くわけですから、自殺衝
動につながっていきます。


依存症の方は、この怒りの処理に問題があると言われています。つまり、3歳
あたりに問題があるということです。

依存症の人々は、自分のコントロールを超えている、自分より大きなパワーに
自分を明け渡そうとします。自分より大きなパワーとは、薬物、食べ物、恋愛
、アルコール、宗教、霊的・スピリチュアルなものです。そのパワーの中に自
分を投入させることで、自分を失わせたいという期待に応えることができます
。その結果、精神的な死が訪れます。身体的に死ぬ前に、精神的に死ぬのです
。占いやスピリチュアル的なものは運命に近づいた気がして、誰しも少なから
ず興味がありますが、依存症の方はそれらに没頭しやすい傾向があるように思
います。これも、自分が助かりたいという気持ちの表れですが、それをするこ
とで自分を見失っていることに気がついていないのです。

自分は無力なんだと感じ始めたとき、一番簡単な脱出方法は怒ることです。そ
して、怒りが起こり始めると、その人自身はその場を立ち去ります。その人が
居なくなるわけですから、怒りはコントロールを外れて暴走を始めます。これ
が怒りを止められない=切れる、ということです。

無力感は、赤ちゃんから老人、人生全般に渡って存在しているものですが、幼
児期に植えつけられた無力感は、依存や怒りの素になっていきます。この無力
な感じとは、もう脱出することが不可能のように思う無力感です。ここをどう
乗り切っていくのがいいのかですが、無力感、怒りが起きてきても、そこから
立ち去らないことです。そこにとどまることです。「私の怒りは在ってもいい
んだ。私はこの場所に居よう。」と決心することです。自分が怒りから逃げ出
すようにどこかへ立ち去ろうとしたとき、「元の場所へ戻る」ことです。これ
は一人では難しいことですが、適切なカウンセラーとなら一緒に居ることがで
きるでしょう。

「この場所」とは、ベイトソンが言うところの「天使もおそれて立ち入らない
」ような神聖な場所です。ですからカウンセラーがここへ立ち入る場合、相談
者へ尊厳を抱きつつ分け入っていきます。クライエントさんに対してかわいそ
うなことをすることのないよう、常に、尊厳をもって自重しながら畏れを持ち
ながら援助していく姿勢が問われるのです。


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今年はトラウマの話を書くと申し上げていましたが、
気がつくとこころの発達の話にシフトしてしまいました。
そしてそれを書き出すと、長いこと、長いこと(笑)。

まだまだ幼児期が続きます。

しかし、これを書きながらトラウマ理論の話も同時に書いていることに気がつ
きました。

トラウマの話を期待していた人も、こころの発達の話を、
トラウマの話をしているんだ、という視点で眺めてみてください。

トラウマの話は、PTSD(単純型トラウマ)の話というより、C-PTSD(複合型ト
ラウマ)や境界性パーソナリティ障害の話をしようとしていたわけなので、そ
うすると、こころの発達の記事がそのままトラウマの話として当てはまってい
くように思います。





絵画を使った相談もお待ちしております。




高間しのぶ(心理カウンセラー)



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メールカウンセリングの方法などについては、
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ご質問、ご感想は、お気軽にお寄せください。

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