2009/10/15
■こころの発達13【幼児期(1歳半~4歳)1】【絵画によるメールカウンセリング】
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心理カウンセラー 高間しのぶ の【絵画によるメールカウンセリング】
No.122 [2009年10月15日]
毎週発行
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http://www.solea.main.jp/
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こころの発達については、一般的な話ですので、各個人では時期も内容も異な
ってきてあたり前です。両親から得られなかったものを周囲から吸収しながら、
発達の危機を乗り越えてこられた方も多いかと思います。また、大人になって
から幼児に得られなかった未完の感情を処理できた方もおられるでしょう。
現在、精神的な症状でお悩みの方は、ご自分の危機がどの時期にどのように存
在しているのかを理解するために、カウンセラーの方は、クライエントさんの
悩みがどの時期に固着しているのかを理解するために、この記事を利用してく
ださい。
今回は、幼児期です。
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■こころの発達13【幼児期(1歳半~4歳)1】
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いよいよ幼児期です。いよいよ、というのは、この時期の不全感をもたれて
いる人が多いからです。アダルトチルドレン、各種依存症、境界性パーソナ
リティ障害を始めとする各種疾患ばかりでなく、抑うつ感の源流などもこの
時期にあります。
幼児期は1歳半~3歳までの前期と、3歳~4歳までの後期に分かれます。
前期に学習することとして2つのことがあります。1つ目は「ひとりでいられ
る能力」(私はこれを「おんぶお化け能力」と言っています)、2つ目は「自
己主張の獲得、怒りを納める能力」です。両方ともとても大切な能力です。
一人でいられないから、一人で居ると安心感を得られないから、他のものに依
存してしまいます。それは薬物であったり、アルコールであったり、食物であ
ったり、権威であったり、他人や異性であったりします。
また自分を主張できないと、嫌なものを嫌だと言えません。自分の中で不満を
いつも持ってしまうことになります。それを意識の上にのぼらせるのは社会的
な対人関係においてマイナスとなってしまので、避けなければなりません。そ
のため、自分をごまかします。それは大したことではないのだ、それを考える
のは面倒くさい、自分というものがわからない、生きている感じがしない、そ
のような考えに迷い込みます。
まず、一つ目の「ひとりでいられる能力」を見ていきます。
ひとりでいられる能力とは、イギリスの児童精神科医ウィニコットが原典です。
これをもうちょっと分かりやすく言うと、「二人でいるから、一人でいられる」
能力なのです。これは幼児と母親の行動を観察することから発見された能力です。
この時期になると幼児は、母親から少し離れて、自分で自分の周りの世界を探
索しだします。外の世界へ関心が向いて、それとの関係を恐る恐る持つことで、
自分の世界が広がっていくのです。このとき、幼児にはしっかりとした確信が
あるのです。「怖くなったらすぐ母親が助けに来てくれる。母親のところへ戻
れば自分は安全である。」これを基本的信頼感といいますが、二人いる(母親
と一緒にいる)から、(幼児)一人でもいられるわけです。いつでもどこでも、
母親と一緒にいることの確信がそこにはあるわけです。これは、なかなかすご
い指摘だと思いませんか。
この「母親と一緒にいることへの確信」ですが、自分のこころの中に母性とい
うものを住みつかせることができているかどうかにかかっています。自分をか
けがえないものだ、自分は大事なんだ、そういう大切な存在なんだ、と思うこ
とが母性です。そして、これが自己愛(セルフラブ)の根底です。そのような
母性を自分の中に住みつかせることができているかどうかです。
ここにつまづきのある人は、なんどもカウンセラーに確認したり、カウンセラ
ーを試したりします。「私はこんなことをするけど貴方は私を捨てませんね」
それを確認するために、クライエントさんは行動化するわけです。
このような人は母性を取り入れられていないので、なかなか治療も進展してい
きません。そこでカウンセラーが母性を肩代わりするわけです。あなたの背中
にね、私がおんぶお化けのように乗っかってるよ、いつでも。怖くなったとき
は、そのお化けを呼び出しなさい、そう言って、母性の代理としてカウンセラ
ーをこころの中に住みつかせることをします。このスタイルは、家族療法の遠
藤優子さんから学びました。
そういうことをやっていいのか、という人もいるかもしれませんが、ここにつ
まづきのある人にはそういうことをしないと治っていきません。カウンセラー
は恋人や母親や配偶者ではありません。しかし、それ以上に特殊な親密な関係
を作っています。この親密な関係は共感の素にもなります。だから、そのよう
なアプローチを取ったほうがいいのです。
次回は、二つ目の能力を見ていきます。
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すっかり秋模様です。
私は仙台に数年過ごしたことがあるのですが、
この時期は、広瀬川の川原では芋煮会が盛んです。
芋煮会は秋の東北の風物詩ですね。
来月、用事があって宮城県へ行くのですが、
もう冬の気配がそこここに漂ってきているでしょう。
東北の冬は厳しいですが、冷たさの中に凛(りん)としたものを感じます。
リストのピアノ曲のような感じですか。
絵画を使った相談もお待ちしております。
高間しのぶ(心理カウンセラー)
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