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2009/09/24

■こころの発達12【乳児期(6ヶ月~1歳半)4】【絵画によるメールカウンセリング】

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 心理カウンセラー 高間しのぶ の【絵画によるメールカウンセリング】
 
                                             No.119 [2009年9月24日]
                                                          毎週発行
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http://www.solea.main.jp/
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こころの発達については、一般的な話ですので、各個人では時期も内容も異な
ってきてあたり前です。両親から得られなかったものを周囲から吸収しながら、
発達の危機を乗り越えてこられた方も多いかと思います。また、大人になって
から幼児に得られなかった未完の感情を処理できた方もおられるでしょう。

現在、精神的な症状でお悩みの方は、ご自分の危機がどの時期にどのように存
在しているのかを理解するために、カウンセラーの方は、クライエントさんの
悩みがどの時期に固着しているのかを理解するために、この記事を利用してく
ださい。


今回は、乳児期の話の4回目です。
素朴な確信からの続きです。


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 ■こころの発達12【乳児期(6ヶ月~1歳半)4】
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この「素朴な確信」は「健康な自己愛」とも言われます。不健康な自己愛とは
ナルシシズムですが、健康な自己愛とはセルフラブのことです。

不健康な自己愛は、自分が世界から身を引いて自分の精神世界の中だけに引き
こもることです。そこには、自分という概念(アイデンティティ)はただ一つ
しかありません。もっと取るべき可能性があるのに、それに対して目を伏せて
固まっている状態です。

それに対して、健康な自己愛とは、一瞬一瞬の現実の出来事に対して、自分の
生命(いのち)を活かし、自分と周囲の世界双方につながっている状態を言い
ます。自分のお腹の底にある中心に現実を沈め、取ることのできる複数の選択
肢を見渡し、それを思考できっちりと選択できる状態です。


この健康な自己愛や無条件の愛を持てるようになると、それをベースにして他
人に対して共感できる回路が育ってきます。他人に対する共感とは、自分と他
人は違うのだという感覚が身につくということです。相手を見つめることで相
手を対象化していくわけですが、この乳児期は、先ほどお話したように相手を
見ているわけではなく、相手の瞳に映った自分を見ているわけです。相手を見
るようになるのは、次の幼児期後半になってからです。
素朴な確信を持つためには、十分に愛されなくてはなりません。だから親は子
どもに対して、親ばかになってください。なんでもOKという感覚です。しつけ
は必要ありません。しっかりと肯定してあげてください。何を言っても、何を
やっても、ひとまず、「そうだね、そうだね」と言ってあげてください。親ば
かは乳児にとって、大切な栄養の一つです。幼児期になったら親ばかから卒業
していけばいいのです。しつけはその頃から始めます。


自分が期待するものが、何も要求しなくても相手から自然とやってくるものだ
と考えていて、それが返ってこないと悲しんだり怒ったりする人は、ここの乳
児期からのつまづきがあるわけです。素朴な確信や無条件の愛を受けて育って
こなかったわけです。自己愛性パーソナリティ障害の方々は、この乳児期あた
りからの自我の育てなおしが必要であるというのは、こういう理由によるとこ
ろもあります。土台から立て直す作業です。

だから治療も時間がかかります。


参考図書:愛という勇気(スティーブン・ギリガン)

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今週の月曜、連休のさなか、学会へ行ってきました。
東京国際フォーラムで日~火と行われました。
月曜を除いては比較的天気よかったですね。
私は曇りの月曜の午前中が発表でした。

以前、発表した内容は絵画療法の研究でしたが、
今回は、私のセラピーの基盤でもあるマインドフルネスの研究でした。

部屋には50人ほどの椅子が並べられており、
発表者には 2m x 2m くらいのボードが与えられて、
そこに壁新聞みたいに発表内容を貼り付けて、
その前で1時間、内容を説明をします。
質問を受けながらほぼしゃべりっぱなしです。
私はあまりしゃべらないので、一年分しゃべった感じです(笑)。

そのあと、1時間、座長(司会者)の先生のリードで質疑応答が続きます。

他2名の先生と計3人での発表でしたが、
それぞれやっているテーマが違って、私も参考になりました。
座長の先生は、家族療法では有名な先生で、知り合えただけでも財産になりました。

来年はどうしようかな、
マインドフルネスの研究がもっと進展したら応募しようかな、
と一瞬脳裏をよぎりました。
けど、研究をまとめていくのが、結構大変なので、
たぶんやらないでしょう。






絵画を使った相談もお待ちしております。




高間しのぶ(心理カウンセラー)



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