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2009/07/05

■こころの発達【胎生期】その1【絵画によるメールカウンセリング】

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 心理カウンセラー 高間しのぶ の【絵画によるメールカウンセリング】
 
                                             No.108 [2009年7月4日]
                                                          毎週発行
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http://www.solea.main.jp/
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今回は胎児期の話です。
発達理論を学ぶときは、だいたい新生児から入りますが、
胎児の時期はとても大切な時期です。
このときに受けたトラウマが緒を引いているケースもあります。

胎児はすべて聞いているのです。
母親の感情も声にならない声として体験しているのです。


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 ■こころの発達 【胎生期】その1
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トラウマ理論と発達理論はオーバーラップしている部分が多いです。今年はト
ラウマの話を連続してやっていますが、トラウマのことを話す前提として発達
のことがわかっているとトラウマを理解しやすいので、ここ数回は発達理論の
ことについて話をします。

【胎生期】
母親の卵巣の中で受精した卵細胞は、ものすごい勢いで生命の全進化の過程を
体験すると言います。例えば、受精卵は受胎32日目には古代魚類、34日目には
鼻と口が分化した両生類、36日目には陸上へ上陸する古代は虫類、38日目には
原始哺乳類、40日目には人間の面影が宿り、60日目には大きな頭と両手足のあ
る人間の形になるそうです。

およそ30日で魚類から人間にまで進化します。およそ何十億年もかけて行なわ
れてきた進化の歴史を、母親は自分の体内で30日間という短期間で体験するわ
けです。この急激な進化は、当然母体には負担なわけで、胎内に進行する激動
に必死になって耐えている、いわゆる「つわり」を体験することになります。
つわりとは、身体の中で起こっている進化劇を象徴する「まぼろしの病」であ
ると、医者の三木成夫は位置づけています。

胎児はすでに感覚や知覚能力があり、特に聴覚の発達が大きいです。妊娠24週
頃から音を聞き始めます。子宮内にマイクロホンを入れると、心拍音や母親自
身の声、父親や兄弟など周囲の人間の話し声、音楽や日常の雑踏などさまざま
な音が聞こえ、胎児は母体内外のほとんどすべての種類の音を聞いています。
胎児が音を聞いているかどうかは胎児心拍数の変化によって調べることができ
るそうです。

触覚は妊娠14週までに頭部の上部と後部を除いて全身が感応するようになりま
す。視覚は妊娠28週頃から光に対する感受性を示し始めます。実際、母親のお
なかの上で明るい光を点滅させると,胎児はまばたきをします。味覚は妊娠28
週頃から働きだします。

そして記憶については特筆すべき能力をもっており、胎児のとき経験したこと
がしっかりと残っています。妊娠後期(特に周産期)に母親が声を出して繰り
返し読んだ物語を出生後にも好んで聞きたがることがわかっています。読み聞
かせというのは、出産前から大切な行為なのです。(ただ、なんでも胎教すれ
ばいいというものではありません。母親が好きではないことをすることは逆効
果です。母親の好きではない気持ちは、血中ホルモンの濃度が変化することで
胎児にも一緒に伝わります。そして胎児もそれが好きではなくなります。)

このように胎児の記憶は、出世後も胎児を縛る要素になっていくのです。周産
期とは妊娠7ヶ月目~産後1週間くらいをいいますが、この周産期にトラウマ
がある人は、毎年その時期になると体調を崩す人がいます。例えば4月生まれ
の人で周産期にトラウマのある人は、1月~4月にかけて体調を崩したりします。
気候や気圧の変動が原因かと思っていると、思いもかけないことに、周産期の
記憶がトラウマとして残っていることが原因の場合もあるのです。

なかなか周産期のトラウマを覚えている人はいませんが、周産期のトラウマワ
ークをやると身体が反応する人がいるのです。周産期のトラウマとは、母親が
自分の誕生にストレスを覚えている、夫婦仲が悪い、母親の感情がすぐれない
などです。このように胎児は母親と交流しているわけですが、この交流が障害
されていると、安全感という部分に大きな影響がでてきます。安全感とは、基
本的信頼感=無条件の愛のことであり、無条件の愛は両親とその子どもの間に
しか存在しませんので、周産期のトラウマが胎児にとってかなりのダメージを
及ぼすことは想像していただけるかと思います。

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毎年きまった時期に調子が悪くなる人は、
胎児のころのトラウマの可能性も否定できません。
胎児のころの記憶はほとんどの人が失っていると思いますが、
周産期のトラウマワークをすることで、胎児の記憶にアクセスすることができ
ます。
(退行催眠ではありません。これについてはまた違うトピックでお話します。)
それによって胎児のトラウマを解消することができます。


次回は新しい子どもを迎えるにあたっての夫婦の在り方のお話です。


絵画を使った相談もお待ちしております。




高間しのぶ(心理カウンセラー)



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メールカウンセリングの方法などについては、
http://www.solea.main.jp/?cid=28376 こちらをご覧ください。

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