2009/03/19
■夫婦というもの(DV)~トラウマの向こうに(その5)【絵画によるメールカウンセリング】
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心理カウンセラー 高間しのぶ の【絵画によるメールカウンセリング】
No.095 [2009年3月19日]
毎週発行
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http://www.solea.main.jp/
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今回は芸能関係の話を題材に夫婦という関係について考えてみます。
DVとも非常に関係の深い話ですので、
DVとのつながりで読んでみてください。
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トラウマとは、自分の世界観や安全感に亀裂の入る感覚のことです。
ちょっと想像するだけでも恐ろしい感覚です。
この恐怖によって様々な症状が出てきます。
今回の連載では、境界性パーソナリティ障害、アダルトチルドレン、
複雑性(複合型)PTSD、DV、虐待、いじめ、引きこもり、家族の問題などの問
題に共通である、「トラウマ」について考えていきます。
連載順は前後します。まとまったものから順次ホームページの記事として掲載
していきますので、まとまった形で読みたい方はホームページをご覧ください。
内容は次になります。現在話題にしている部分には★印がついています。済ん
だ話題は□になっています。「心の傷の癒しと成長」(斎藤学)ヘルスワーク
協会を参考に話を進めておりますので、興味のある方は購入され一緒に読み進
めていきましょう。
トラウマについて
■C-PTSDとACとBPD
■AC症候群
■トラウマと愛着障害(虐待)
★DV(ドメスティック・バイオレンス)
■消された記憶
■依存症と共依存症
トラウマワーク1〜始まり
■ジェノグラム
トラウマワーク2〜本番
■グリーフワーク
■リプロセス・リトリート
■愛の逆流
トラウマワーク3〜仕上げ
■人間関係の再構築
■回復のプロセス
■エンパワメントの要素
■変化への挑戦
■自らの力に目覚める
トラウマワーク4〜新しい自分へ
■サバイバーからスライバーへ
■スピリチュアリティ
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■夫婦というもの(DV)〜トラウマの向こうに(その5)
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女優の藤原紀香と吉本の陣内智則が離婚へ向けて話し合いがすすんでいるそ
うです。ゴシップネタにも強いカウンセラーの高間です(笑)。
私はこの話を聞いて非常に残念に思いました。
彼ら二人が結婚を決めたと聞いたとき、その不釣合いなさに期待しました。
二人はそれぞれに自分の世界を切り開いてきたけれども、紀香にとって陣内
では物足りないだろうし、同様に陣内にとっても紀香では十分でないと思っ
たからです。物足りないという言葉は正しくないかもしれません。それぞれ
成熟した大人なら必ず持っている諦めのようなものを感じていたのかもしれ
ません。
世間では紀香の金と美貌の不釣合いが取り沙汰されましたが、そんなことは
どうでもよい。金や美貌や権力などは、決して人生を豊かにするものではな
いからです。そんなものは心の預金通帳に蓄財されるものではありません。
彼らは確かに愛し合っていたのでしょう。そしてどこかお互いに足りなさ
(諦め)も感じていたと推測します。陣内は当初、大阪に仕事を持っていま
した。紀香は東京。私は、彼ら二人は別居婚を始めるのかと思っていました。
そしたら陣内が東京へ移住し同居をすると言う。歯車はここからズレてきた
んですね。
陣内は大阪に留まるべきでした。そして紀香と陣内の仕事がヒマになる時期
を見計らって数ヶ月親密に時間をすごせばよかったのです。それ以外の時間
は、陣内は大阪に別の女性と生活し、紀香は東京で別の男性と生活すればよ
かったのです。
これは不倫という言葉で片付けられそうですが、そんなヤワッチイものでは
ありません。お互いに大切に思っているからこそ一緒にいる時間を大切にす
る、これだけです。例えば、陣内に大切に思う女性が3人いたら3人とも大切
にする。そしてその3人の女性にも大切に思う子どもや男性がいたら、その子
どもや男性まで大切に思う。紀香も陣内の大切に思う女性や子どもを大切に
思う。陣内も同様に、紀香の大切に思う男性を大切に思う。そういうことで
す。これが大人の愛情というものです。このように、結婚相手は一人だけど、
複数の大切に思う擬似配偶者がいるような関係を情緒的複数婚と呼んでみま
す。(あくまでも高間的カウンセリング用語です。法的には一夫一妻だが、
気持ちの上では多夫多妻であるということです。)
しかし、これは難しいことですよ。嫉妬の問題がからんでくるから。人間関
係で一番やっかいなのが嫉妬。一番根深い問題ですよね。ここをクリアでき
る大人は、上のような関係を築くことができます。子どもじゃ到底真似ので
きない感情です。
陣内と紀香にはそれができそうな予感がしたんですが、やっぱり世間一般的
な夫婦の在り方になってしまったようです。
このような情緒的複数婚を拒む一つの要因が戸籍法でしょうか。明治半ばに
成立したこの法律によって簡単に離婚することができなくなりました。戦後
まもなく民法改正でこの法律を廃案にするチャンスがあったのですが、依然
残りつづけてしまいました。これによって自由に結びついたり離れたりする
ことができなくなってしまったわけです。
それと同じくらい問題なのが、母子家庭への援助不足です。未婚の母親が子
どもを育てていくのに今の世の中は機能していません。これが少子化問題の
根源です。子どもができちゃった、父親はあいつだけど結婚はしたくない、
結婚しないとするとおろすしかないか…となってしまうのが今の世の中です。
オレはその子の父親じゃないけど、お前を愛している。なら、オレと結婚し
てその子を育てようじゃないか、という男性を探せばいいのに、そういうこ
とにはならない。そういう男性も居るはずなのに、出産が数ヶ月後に迫って
くるとそういう未来を考える余裕もなくなる。社会体制がこんなじゃ、出産
へ結びつくわけがないですね。
これは未婚の母の置かれる立場が非常に弱いからです。これで、1人子どもが
減ったわけです。このように少子化が進みます。今不況ですよね。日本人の
人数が少ないから不況を抜け出すのは難しいですよ。輸出頼みも限界がある
し。不況を抜け出すには少子化をなんとかしないと。
だから母子家庭の母親には生活補助を厚くして働き口の支援をする、子ども
には公立学校(保育園から大学まで含む)の授業料、給食費、交通費はすべ
て免除にする、などの手厚い援助をする。つまり、子どもできちゃった、産
むと生活が楽になるから産んでしまおう、という社会体制を作ることが少子
化と不況を抜け出すための特効薬なんだと思います。
こういう状態だと、さきほどの情緒的複数婚も成立しやすくなるでしょう。
今はDVの話をしていますが、情緒的複数婚は夫婦問題を考える上でも重要な
ことですので今回の離婚劇に便乗してDV番外編として話させていただきました。
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後半は思い切り社会的な話に飛んじゃってますが、
日本の未来を考えると少子化は大問題です。
定額給付などやらずに、母子家庭援助へその財源を使ってほしいくらいです。
絵画を使った相談もお待ちしております。
高間しのぶ(心理カウンセラー)
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メールカウンセリングの方法などについては、
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