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まず、専用のHPを見て下さい!旅客機のコクピットが描かれています。これが日本経済の状況を示しています。このメルマガは、分かりにくい経済データを、旅客機のフライトデータに置き換えて解説、経済が苦手な人を快適な空の旅にお連れします。

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2009/05/25

戦後最悪の「急降下」だが、回復期待も・・

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日本経済フライトナビゲーション〜経済が分からない人を全て救います
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        **配信遅延のお詫び**
 
メルマガ発信の設定ミスで、配信が遅れました。お詫び申し上げます。


       〜2009年5月25日〜

日本経済は1億2000万人が乗る「巨大な旅客機」だ。
コクピットには総理大臣という「機長」と、
日銀総裁とういう「副操縦士」が乗り、
経済政策という「操縦桿」を握っている。
日本経済の飛行状況は? 経済指標というフライトデータは?
機内ではどんなトラブルが起こり、どうやって解決すればいいのか・・・。

このメールマガジンは、
「フライトナビゲーション」の形で、日本経済を分かりやすく解説、
GDPって何?と、いまさら聞けない人のためのメールマガジンだ。
メルマガ専用のホームページ http://www.keizai-navi.com/
を参照しながら、このメールマガジンを読んで下さい。

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1 飛行概況:戦後最悪の「急降下」だが、回復の期待も・・
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 日本経済という旅客機の高度を示す1〜3月期のGDPが発表された。
実質成長率は前期比−4.0%、年率換算で−15.2%となった。
 4期連続のマイナス成長で、落ち込み幅は第1次オイルショック時の
−13.1%を上回って戦後最大、日本経済という旅客機が急降下してい
ることが確認された形だ。
 第1エンジン(消費)、第2エンジン(設備投資)、第3エンジン
(輸出入)のいずれも大きく出力がダウン、第4エンジン(政府支出)だ
けがかろうじて出力を維持している状態。これでは、高度が下がるのは当
然だ。 しかし、先行きに関しては回復期待が出てきている。副操縦士で
ある日銀の白川総裁は、景気の先行きについて「悪化のテンポが徐々に和
らぎ、次第に下げ止まっていく可能性が高い」と語った。これ以上の機体
の降下は避けられるのではないかというのだ。
 同様の見方はアメリカでも出ている。FRBのバーナンキ議長も、22
日のスピーチで、根本的な強さを持つ米経済では不況は長続きせず、「景
気は今後回復し、人々のムードも明るくなってゆく」と語った。 
 世界同時不況の震源地であるアメリカ経済が底打ちすれば、過去最大の
景気対策と合わせて、日本経済も回復のきっかけを掴むことができる。急
降下する機体を立て直すことができるのか、正念場を迎えている。

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2 最新の飛行データ:第1〜3エンジン全てが出力ダウン
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@1〜3月期のGDP速報で見る飛行データ

・GDP成長率(1〜3月期) 前期比−4.0%(年率換算15.2%)
→4四半期連続の悪化 悪化幅は戦後最大

・第1エンジン(消費)     前期比− 1.1%
・第2エンジン(設備投資)   前期比−11.1%
・第3エンジン(輸出入)  輸出 前期比−26.0%
                       輸入 前期比−15.0%
・第4エンジン(政府支出)   前期比+ 0.2%

 極めて深刻なデータが並んでいる。最大の出力を占める第1エンジン
(消費)は1.1%ダウンし、これがGDP全体を0.6%引き下げた。
また、第2エンジン設備投資は戦後最悪の減少幅で、これがGDP全体を
1.6%引き下げている。そして、今回の急降下の最大の要因が第3エン
ジン(輸出入)の中の輸出で、26%の減少幅は戦後最大、これがGDP
全体を4.2%も引き下げてしまった。輸入も大きく減少し、GDP全体
を2.7%引き上げているものの、焼け石に水といった状態だ。
 今後のポイントはやはり輸出となる。ここに回復の兆しが見えれば、設
備投資も回復させることが可能となる。景気対策の効果で多少なりとも増
加の期待がある消費も加われば、何とか下げ止まり、あるいは若干の景気
回復も可能となる。夏場にかけての輸出の動きを注目したい。

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3 気流の状況〜株式相場&円相場
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@株式相場〜一進一退の展開続く
 株式市場には大きな動きが見られない。一時9000円台を割り込む場
面もあったが、NY株式市場が持ちこたえていることから、大きく崩れる
事態は回避している。
 アメリカの景気回復期待がNYの株高を生み、これが東京株式市場を押
し上げるという構図が続いているが、その力はまだ弱い。当面は9000
円を底値に、少しずつ上値を探るという展開が続きそうだ。

@ドル・円相場〜ドル下落が続く
 ドル・円相場はドル安基調が続き、一時93円台を付ける展開となった。
しかし、ドル安は対欧州通貨ではさらに進んでいて、対円での下落幅は相
対的に小さくなっている。
 ドル安の背景には、アメリカの財政赤字拡大に伴う米国債の格下げ懸念
がある。しかし、一方では景気回復期待も強く、株式市場はこちらを材料
として上昇基調となっている。
 現在は「ドル安」要因で動いているドル・円相場だが、これ以上の円高
は考えにくい。92〜96円のレンジでの展開が続きそうだ。
@長期金利〜1.4%台での一進一退
 長期金利は、依然として1.4%台での展開が続いている。
 しかし、60ドル台に乗せてきた原油価格を考慮すれば、国債の増発と
相まって上昇圧力が高まっていることは事実。今後はじりじりと上昇する
可能性が高いと考えられるだろう。

@原油価格〜60ドル台へ上昇
 原油価格は着実な上昇を見せている。米国債の格下げ懸念などを背景に
資金が流入、景気回復期待とも相まって原油価格を押し上げている。

 原油価格の上昇は同時に、金融危機で縮小していた投機マネーの復活を
も意味する。原油価格の動向はアメリカの金融システム全体の回復度を示
すバロメーターでもあるだけに、注目して行きたい。

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発行者 玉手義朗
東京銀行(現東京三菱UFJ銀行)や外資系銀行で
外国為替ディーラーとして経験を積む。
その後、TBSへ転職、経済部などを経て、
「JNNニューズバード」の経済担当デスクとして、
CS放送にも出演。
著書:「円相場の内幕」(集英社)
  :「経済入門」(共著:ダイヤモンド社)。
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