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まず、専用のHPを見て下さい!旅客機のコクピットが描かれています。これが日本経済の状況を示しています。このメルマガは、分かりにくい経済データを、旅客機のフライトデータに置き換えて解説、経済が苦手な人を快適な空の旅にお連れします。

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2009/03/30

株式市場の上昇気流継続、飛行環境は幾分改善

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日本経済フライトナビゲーション〜経済が分からない人を全て救います
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        〜2009年3月30日〜

日本経済は1億2000万人が乗る「巨大な旅客機」だ。
コクピットには総理大臣という「機長」と、
日銀総裁とういう「副操縦士」が乗り、
経済政策という「操縦桿」を握っている。
日本経済の飛行状況は? 経済指標というフライトデータは?
機内ではどんなトラブルが起こり、どうやって解決すればいいのか・・・。

このメールマガジンは、
「フライトナビゲーション」の形で、日本経済を分かりやすく解説、
GDPって何?と、いまさら聞けない人のためのメールマガジンだ。
メルマガ専用のホームページ http://www.keizai-navi.com/
を参照しながら、このメールマガジンを読んで下さい。

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1 飛行概況:株式市場が上昇気流に・・
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日本経済という旅客機を取り巻く気流が、株式市場を中心に改善を見せ
た。NY株式市場が反発、東京株式市場も8600円台まで上昇し、上昇
気流となっている。また、ドル・円相場もドル高・円安が進み、97円
台で取引を終えた。
気流が改善した最大の要因は、オバマ政権が打ち出した新たな最大で1
兆ドルという不良債権の買い取りの枠組みだ。アメリカ経済という旅客
機は、不良債権という「よけいな荷物」が日々増加、これが機体を急降
下させている。オバマ政権が打ち出した不良債権の買い取り策は、これ
を政府と民間が資金を出し合って買い取り、機外に放り出そうというわ
けなのだ。 もちろん、1兆ドルという規模も含めて、この枠組みが上
手く機能するかどうかは不透明だ。しかし、市場はとりあえずこれを評
価、株価とドル相場の回復をもたらしたのだった。
 懸命に操縦桿を引き揚げているオバマ機長とは対照的に、日本の麻生
機長は相変わらず動きが鈍い。コックピットを乗っ取ろうとしていた民
主党の小沢代表が、献金問題でもたついていることを幸いに、少々余裕
が出てきたとの声もあるが、効果的な経済対策は打ち出されておらず、
機体は降下を続けている。
 今回の景気後退は、アメリカ経済という旅客機が急降下、これが強烈
な下降気流を発生させ、日本を初めとした世界各国を巻き込んだ結果だ。
従って、アメリカ経済が回復すれば、日本経済という旅客機の急降下も
ある程度は食い止められるだろう。しかし、コックピットが今のような
状況では、本格的な景気回復は不可能だ。各国経済が上に転じる中、日
本だけが取り残され、降下を続けるという状況に陥る可能性も十分にあ
るのである。
 
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2 最新の飛行データ:第1エンジンの出力ダウン続く
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@第1エンジン(消費)のデータ
・デパート売上高(2月) 前年同月比−11.5%
→11年ぶりの2けた減少
・スーパー売上高(2月) 前年同月比−5.4%
→3ヶ月連続の減少 18年ぶりの1兆円割れ
 第1エンジン(消費)の出力ダウンは深刻だ。消費者心理が急激に落
ち込んでいて、極端な買い控えが発生している。バレンタイン商戦も全
くふるわなかったという。
 定額給付金に期待する声もあるが、効果は極めて低いというのが一般
的な見方だ。日本経済という旅客機はまだまだ行動下げ続けることにな
るのは確実な情勢だ。

@第3エンジン(輸出入)
・貿易統計(3月) 輸出 前年同月比−49.4%
          輸入 前年同月比−43.0%
          貿易収支  黒字824億円
 第3エンジン(輸出入)は、輸出の急激な減少が続いている。輸入も
急減したことから、貿易収支は黒字と逆噴射状態を脱却したが、厳しい
状況が続いている。
 しかし、縮小均衡では日本経済という旅客機の高度を引き揚げること
はできない。輸入を抑えつつ輸出を増やす方策が見つからない限り、景
気の悪化は続くことになる。

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3 気流の状況〜株式相場&円相場
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@株式相場〜緩やかな上昇気流継続、8000円台を固める
 東京株式市場は前週に続いて緩やかな上昇基調を継続、8000円台
を固める展開となった。
NY株式市場が、オバマ政権が打ち出した不良債権買い取り策を評価し
て上昇、これに連動する形で東京株式市場も値を上げている。
しかし、不良債権買い取り策が十分な効果を上げるかどうかは未知数で、
かけ声倒れに陥る可能性も小さくない。緩やかな上昇気流となっている
株式市場だが、油断は禁物だ。

@ドル・円相場〜ドルが急反発
 93円台まで円高・ドル安が進んだドル円相場だが、先週は一転して
ドルが上昇した。オバマ政権が打ち出した金融機関の不良債権買い取り
策を好感して株式市場が反発、ドルに対する信頼も回復して97円台で
取引を終えた。
 しかし、ドル高がこのまま続くとは考えにくい。不良債権の買い取り
策はまだ計画段階に過ぎず、いずれ過大評価との見方が広がりドルが下
落する可能性が高い。ドル・円相場は93〜98円のレンジの中での一
進一退が続くことになるだろう。

@長期金利〜1.3%をはさんでの一進一退
長期金利は1.3%をはさんでの攻防が続いている。原油価格の上昇が
次第に明確になる中、長期金利にも少しずつ上昇圧力が働いているよう
だが、まだ大きなトレンドになるには至っていない。当面は1.2〜
1.3%のレンジの中での一進一退となるだろう。

@原油価格〜50ドル台の足場固め
原油価格はアメリカの株式市場の上昇に合わせて、少しずつ上昇トレン
ドに入った。しかし、かつて原油相場を暴騰させた投機マネーの力は弱
い。
当面は50ドル台半ばを中心にした水準での取引が続きそうだ。

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発行者 玉手義朗
東京銀行(現東京三菱UFJ銀行)や外資系銀行で
外国為替ディーラーとして経験を積む。
その後、TBSへ転職、経済部などを経て、
「JNNニューズバード」の経済担当デスクとして、
CS放送にも出演。
著書:「円相場の内幕」(集英社)
  :「経済入門」(共著:ダイヤモンド社)。
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