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まず、専用のHPを見て下さい!旅客機のコクピットが描かれています。これが日本経済の状況を示しています。このメルマガは、分かりにくい経済データを、旅客機のフライトデータに置き換えて解説、経済が苦手な人を快適な空の旅にお連れします。

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2009/03/23

円高と原油高~気流の状況が悪化

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日本経済フライトナビゲーション〜経済が分からない人を全て救います
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     〜2009年3月23日〜

日本経済は1億2000万人が乗る「巨大な旅客機」だ。
コクピットには総理大臣という「機長」と、
日銀総裁とういう「副操縦士」が乗り、
経済政策という「操縦桿」を握あっている。
日本経済の飛行状況は? 経済指標というフライトデータは?
機内ではどんなトラブルが起こり、どうやって解決すればいいのか・・・。

このメールマガジンは、
「フライトナビゲーション」の形で、日本経済を分かりやすく解説、
GDPって何?と、いまさら聞けない人のためのメールマガジンだ。
メルマガ専用のホームページ http://www.keizai-navi.com/
を参照しながら、このメールマガジンを読んで下さい。

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1 飛行概況:円高と原油高〜気流の状況が悪化
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日本経済という旅客機を取り巻く気流が悪化している。ドル・円相場が一
時93円台まで上昇、強い下降気流となっている。FRBが長期国債の購
入を発表、これによって大量の資金が供給されるとの見通しからアメリカ
の金利が低下し、日米の金利差が縮小したことが主因だ。原油価格も50
ドル台を突破、昨年12月以来の水準に上昇した。こちらもFRBの長期
国債購入を受けて景気回復が出始め、これが原油価格を押し上げている。
株式市場が回復して、上昇気流となっていることが救いだが、継続する可
能性は小さく不安定なままだ。
 厳しい飛行環境が続く中、コックピットの動きは引き続き緩慢で、危険
回避行動はほとんどとられていない。春闘が始まったが賃下げの圧力が強
く、これが第1エンジン(消費)の出力ダウンを引き起こすことは確実な
情勢だ。高速道路の値下げや定額給付金の支給などが始まっているが、実
質的な効果は期待できないことは明白。景気対策を検討する「有識者会合」
が開かれたが、お題目を唱えるだけで、実効性は全く伴っていない。
 飛行環境が一段と厳しさを増す中、日本経済という旅客機は、日々高度
を下げ続けている。

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2 最新の飛行データ:先週は重要なデータの発表なし
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3 気流の状況〜株式相場&円相場
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@株式相場〜緩やかな上昇気流継続、一時8000円台回復
 東京株式市場は前週に続いて緩やかな上昇基調を継続、18日には一時
8000円台の回復となった。
NY株式市場が、長期国債の購入というFRBの新たな金融緩和策を受け
て上昇、これに連動する形で東京株式市場も値を上げている。
しかし、株式市場の基調は下降気流であることに変わりはない。週末のN
Y株式市場が値を崩したように、FRBの新たな金融緩和策のアナウンス
メント効果もすでに薄れてしまっている。
一方で、円高・ドル安や原油価格の上昇といったマイナス材料が広がって
いて、株式市場が再び下降気流に晒されるのは不可避の情勢にある。

@ドル・円相場〜一時93円台まで円高・ドル安進行
 ドル・円相場は大きく円高・ドル安に振れた。長期国債購入というFR
Bの新たな金融緩和策を受けてアメリカの金利が低下、金利差が縮小した
ことでドルから円への資金流入が拡大した。
 しかし、日本経済に対する不信感も根強く、このまま一気に円高が進む
可能性は小さい。当面は95円をはさんで上下2円程度の幅での値動きに
なりそうだ。

@長期金利〜1.2%台へ下落
前週に1.3%台へ上昇した長期金利だが、FRBの長期国債購入策の発
表でアメリカの金利が低下していることに追従、1.2%大の半ばまで下
落した。
しかし、大型の景気対策を実行するための国債増発見通しから、長期金利
が大きく下がる可能性は小さい。1.2〜1.3%での一進一退がしばら
く続くことになりそうだ。

@原油価格〜50ドル台へ上昇
40ドル台後半を中心に一進一退が続いていた原油価格だが、先週は大き
く値を上げ、一時53ドルを付けた。昨年12月以来の高水準だ。長期国
債購入というFRBの追加金融緩和策が景気見通しを好転させ、これが原
油価格も引き上げている。
しかし、株式市場がすでに崩れ始めているように、FRBの追加金融緩和
策のアナウンスメント効果は薄れている。原油価格のさらなる上昇は考え
にくく、再び40ドル台に戻される可能性が高い。

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発行者 玉手義朗
東京銀行(現東京三菱UFJ銀行)や外資系銀行で
外国為替ディーラーとして経験を積む。
その後、TBSへ転職、経済部などを経て、
「JNNニューズバード」の経済担当デスクとして、
CS放送にも出演。
著書:「円相場の内幕」(集英社)
  :「経済入門」(共著:ダイヤモンド社)。
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