日本経済フライトナビゲーション~経済オンチ救います  RSSを登録する

まず、専用のHPを見て下さい!旅客機のコクピットが描かれています。これが日本経済の状況を示しています。このメルマガは、分かりにくい経済データを、旅客機のフライトデータに置き換えて解説、経済が苦手な人を快適な空の旅にお連れします。

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2009/02/16

G7でコックピットクルーが集合

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日本経済フライトナビゲーション〜経済が分からない人を全て救います
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        〜2009年2月16日〜

日本経済は1億2000万人が乗る「巨大な旅客機」だ。
コクピットには総理大臣という「機長」と、
日銀総裁とういう「副操縦士」が乗り、
経済政策という「操縦桿」を握あっている。
日本経済の飛行状況は? 経済指標というフライトデータは?
機内ではどんなトラブルが起こり、どうやって解決すればいいのか・・・。

このメールマガジンは、
「フライトナビゲーション」の形で、日本経済を分かりやすく解説、
GDPって何?と、いまさら聞けない人のためのメールマガジンだ。
メルマガ専用のホームページ http://www.keizai-navi.com/
を参照しながら、このメールマガジンを読んで下さい。

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1 飛行概況:世界各国のコックピットクルーが集結
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 急降下を続けている日本経済という旅客機だが、今週は注目のデータが
発表される。昨年の10〜12月期のGDP速報だ。GDPは日本経済と
いう旅客機の高度に相当するのだが、これが大きく低下、年率換算で2ケ
タのマイナスになるとの見方が広がっているのだ。もしそうなれば、石油
ショック以来の事態となる。
こうした中、週末にはG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)が開
かれた。各国のコックピットクルーが集結、強調して厳しい飛行環境を乗
り切ろうというわけだ。共同声明では、日米欧がマイナス成長に陥るなど、
世界経済の悪化が2009年いっぱい続きかねないことに強い懸念を表明。
その上で、「成長と雇用を支え、金融部門の強化にあらゆる政策手段を使
って協働する」と明記し、世界経済と金融市場の安定を最優先させ、各国
一斉の財政出動など政策を総動員する決意を示した。
しかし、日本のコックピットは相変わらずのゴタゴタ続きだ。麻生機長は、
その発言がぶれ続けていて、野党のみならず与党からも批判の声が高まっ
ている。機長席から追い出そうという動きすら出始める中、麻生機長は操
縦桿をしっかり握る状態にはほど遠く、機体はフリーフォール状態になっ
ている。アメリカのオバマ機長が、7850億ドル(約72兆5000億
円)、2年間で350万人の雇用創出を目指す景気対策を打ち出したのと
は、極端な対比を見せているのだ。
日本経済という旅客機はどうなってしまうのか・・。日々、不安感が高ま
っている。
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2 最新の飛行データ:第2、3エンジンが出力大幅ダウン
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@第2エンジン(設備投資)のデータ
・機械受注(10〜12月:船舶・電力除く民需)
前期比−16.7%→比較可能な87年以降最大の減少幅

 第2エンジン(設備投資)の出力ダウンは極めて深刻だ。製造業が21.
5%の減少となっている。回復の兆しどころか、下げ止まりの気配すら見
られない。第2エンジンの出力ダウンで、日本経済という旅客機の高度は
ますます下がることが確実だ。

@第3エンジン(輸出入)のデータ
・貿易収支(12月) 
輸出 前年同月比 −35.1%
輸入 前年同月比 −21.2%
貿易収支    赤字1979億円
 第3エンジン(輸出入)は赤字、つまり逆噴射となっている。米国向け
自動車やアジア向け半導体を中心に、輸出が過去最大の落ち込みとなって
いる。輸入も減少はしているが、輸出の落ち込みが激しすぎて、全体とし
ては貿易赤字となってしまっているのだ。
 輸出に回復の見込みは全くない。第2エンジンの不調と合わせて、日本
経済という旅客機は、その推進力を一段と低下させているのが現状なので
ある。

@機内温度(物価)のデータ
・企業物価指数 (12月) 前年同月比−0.2%
→03年12月以来の低下
 企業物価指数は日本経済という旅客機の天井付近の機内温度に相当する。
原油などの一次産品の価格上昇で昨年8月には7.4%の上昇となってい
た。しかし、その後に状況が一変、一次産品価格の暴落と世界経済の冷え
込みで、温度が急低下してしまった。
 物価が「零下」になるデフレに突入することは確実な情勢だ。寒さに凍
える日々がもうすぐやってくる。

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3 気流の状況〜株式相場&円相場
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@株式相場〜下降気流が強まる
 8000円をはさんで一進一退だった東京株式市場だが、先週は再び下
降気流が強まる展開となった。
オバマ大統領の経済対策のもたつきにNY株式市場が下落、東京株式市場
もこれに引きずられる形だ。
 今週は16日に10〜12月期のGDP速報値が発表される。市場の予
想は年率換算で11〜12%程度。これよりも大きくなった場合、失望感
から株式市場はさらに下落する恐れがある。しっかりとウォッチしておき
たい。

@ドル・円相場〜90円をはさんでの一進一退
 前週末に91円台まで上昇したドル円相場だが、その後は一新遺体が続
いている。最大の注目は10〜12月期のGDP速報値。この数字が市場
の予測より悪いものであった場合、ドル高・円安が加速することもあり得
る。こうした動きは一時的と考えられるが、十分に注意しておきたい。

@長期金利〜1.2%に下落
前週1.3%台に上昇していた長期金利だが、1.2%台に戻された。株
式市場の下落と景気のさらなる悪化の恐れが、長期金利の下げ要因として
作用している。
長期金利は当面の天井を1.3%として、緩やかな下落傾向を辿り、日本
経済という旅客機にとってはわずかながらも上昇気流となりそうだ。

@原油価格〜30ドル半ばでの展開
原油価格の軸は40ドルから35ドルへと移行したようだ。景気悪化を背
景に、需要が減少するとの見通しが広がり、一時35ドルを割り込む展開
となった。
原油安は日本経済という旅客機にとっての上昇気流。この水準が続くこと
が、日本経済には大きな支えとなる。

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発行者 玉手義朗
東京銀行(現東京三菱UFJ銀行)や外資系銀行で
外国為替ディーラーとして経験を積む。
その後、TBSへ転職、経済部などを経て、
「JNNニューズバード」の経済担当デスクとして、
CS放送にも出演。
著書:「円相場の内幕」(集英社)
  :「経済入門」(共著:ダイヤモンド社)。
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