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まず、専用のHPを見て下さい!旅客機のコクピットが描かれています。これが日本経済の状況を示しています。このメルマガは、分かりにくい経済データを、旅客機のフライトデータに置き換えて解説、経済が苦手な人を快適な空の旅にお連れします。

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2009/02/09

コックピットが画策する「政府紙幣」

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日本経済フライトナビゲーション〜経済が分からない人を全て救います
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          〜2009年2月9日〜

日本経済は1億2000万人が乗る「巨大な旅客機」だ。
コクピットには総理大臣という「機長」と、
日銀総裁とういう「副操縦士」が乗り、
経済政策という「操縦桿」を握あっている。
日本経済の飛行状況は? 経済指標というフライトデータは?
機内ではどんなトラブルが起こり、どうやって解決すればいいのか・・・。

このメールマガジンは、
「フライトナビゲーション」の形で、日本経済を分かりやすく解説、
GDPって何?と、いまさら聞けない人のためのメールマガジンだ。
メルマガ専用のホームページ http://www.keizai-navi.com/
を参照しながら、このメールマガジンを読んで下さい。

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1 飛行概況:コックピットが画策する「政府紙幣」
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急降下を続けている日本経済という旅客機。先週もトヨタが再度業績予想
を下方修正するなど、厳しいデータばかりが発表されている。
機長は定額給付金によって第1エンジン(消費)のパワーアップを目指し
ているが、ほとんど効果は期待できない。一方、副操縦士である日銀も、
事実上のゼロ金利政策と、操縦桿を引ききった状況で、手詰まりとなって
いる。
こうした中で、突如浮上したのが「政府紙幣」の発行だ。日銀とは別に、
政府が独自の紙幣を発行、これによって景気を立て直そうというのだ。政
府が自分で紙幣を発行できれば、財源の心配なくいくらでも景気対策がで
きる。発行を検討する議員連盟の菅衆議院議員は「従来の発想を超えた対
策が必要だ」としているが、これは極めて危険な政策だ。
政府紙幣を日銀が発行している紙幣とは別に発行することは、新たなパイ
プを作って大量の燃料を旅客機に供給すること。その管理は極めて難しい。
一時的に旅客機のパワーがアップして景気が持ち直しても、それが貨幣の
大量供給によるインフレ、それも猛烈な「ハイパーインフレ」に発展し、
経済が大混乱に陥る危険性をはらんでいる。それは、大量に供給された燃
料が爆発、旅客機が炎上することを意味するのだ。
未曾有の危機に瀕している日本経済。従来の発想を超えた対策を検討する
のは、決して間違いではない。「政府紙幣」も上手くコントロールできれ
ば、危機を抜け出す有力な手段になり得るだろう。しかし、その場しのぎ
の安易な発想でこれを導入することは、極めて危険な行為であることを肝
に銘じておく必要があるのである。

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2 最新の飛行データ:急激な降下続く
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@飛行全体のデータ
・景気動向指数(12月) 一致指数 92.3 前月比−2.6
→5ヶ月連続の低下 過去3番目の大幅な下げ
 景気動向指数は、日本経済という旅客機の飛行状況を、機首に取り付け
られた「先行指数」、中央部に取り付けられた「一致指数」、尾翼に取り
付けられた「遅行指数」の3つのセンサーで示すものだ。
 12月の数字は、中でも最も注目される一致指数が大幅に低下、日本経
済という旅客機が急角度で降下を続けていることを示すものとなった。 
とくに落ち込みが大きいのは生産関連の指標で、輸出型業種の自動車や電
機の不振が景気を急速に冷え込ませている
 機体が降下を止める気配は全く感じられないのが今の日本経済だ。どこ
まで、降下を続けるのか・・・。言いしれぬ恐怖が広がっている。

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3 気流の状況〜株式相場&円相場
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@株式相場〜8000円挟んで一進一退
 東京株式市場の下降気流に大きな変化はない。先週末は何とか8000円
台を回復、週末のNY株式市場が値を上げたことから、週明けの東京株式市
場ももう少しの上昇が期待できるだろう。
しかし、経済の状況は極めて悪く、連日のように発表される厳しい企業決算
を考えれば、株式市場が大きく上昇気流となる可能性は皆無だ。下降気流に
どこまで耐えられるか・・・。厳しい飛行環境が続く。

@ドル・円相場〜ドル反発で緩やかな上昇気流
 ドル・円相場は久しぶりに上昇した。週末にかけて91円台まで上昇、
緩やかながらも上昇気流となって、飛行環境の改善をもたらした。しかし、
こうした状況は短期的なもの。いずれは、大きなドル安・円高の下降気流が
発生する可能性が強い。今のうちに、この上昇気流を利用しておいた方がよ
いのだろう。

@長期金利〜1.3%へ上昇
長期金利は大きく上昇した。国債の入札が不調に終わったことに加えて、一
部の機関投資家が長期国債を大量に売却し、より短い期間のものに乗り換え
たことなどから、一時1.35%まで上昇した。
長期金利が更に上昇すれば、景気にはマイナスに作用する下降気流となるだ
けに要警戒だが、現段階ではこれ以上の上昇は考えにくい。当面は1.3%
を挟んで上下1%程度の範囲での一進一退が続くと考えられる。

@原油価格〜40ドルを中心の展開
原油価格は40ドルを中心とした、比較的緩やかな動きが続いている。新た
な材料もなく、価格を引き上げる投機資金の動きも鈍っていることから、当
面はこの水準での静かな値動きとなりそうだ。

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発行者 玉手義朗
東京銀行(現東京三菱UFJ銀行)や外資系銀行で
外国為替ディーラーとして経験を積む。
その後、TBSへ転職、経済部などを経て、
「JNNニューズバード」の経済担当デスクとして、
CS放送にも出演。
著書:「円相場の内幕」(集英社)
  :「経済入門」(共著:ダイヤモンド社)。
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