2009/11/14
【歴史・一日一話】2008.11.14 第920話 江戸幕府が『相対済し令』を布告
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第920話 江戸幕府が『相対済し令』を布告
享保4年(1719年)11月14日、八代将軍・徳川吉宗が『相対済
し令』(あいたいすまし)を布告しました。
この法令では『金公事』(かねくじ、金銀貸借関係の訴訟)は、今後は
奉行所では扱わないから当事者同士で解決することを命じています。
つまり、訴訟を受け付けないだけで、借りた側の債務を消滅させたわけ
ではありません。
しかし、借りた側の旗本、御家人は「債務が消滅した」と解釈したよう
です。
彼らは、おおいに喜んだのですが、それは甘い考えでした。
貸した側は、これに懲りて貸し出しに慎重になりました。
現在の言葉では『貸し渋り』です。
資金が流通しなくなったため、当時の産業界、金融界は大混乱に陥りま
した。
そのため、享保14年(1729年)、『相対済し令』は廃止されまし
た。
江戸時代以前の日本では、民事訴訟の受け付けは為政者の恩恵と考えら
れていました。
したがって、『相対済し令』のような法令で訴訟の不受理を宣言できた
のです。
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(第920話)(2009年11月14日号)
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