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2009/11/03

【歴史・一日一話】2009.11.03 第909話 大和時代、蘇我馬子が崇峻天皇を暗殺。

【歴史・一日一話】(毎日2分で読める歴史)
 第909話 大和時代、蘇我馬子が崇峻天皇を暗殺。

  崇峻天皇5年(592年)11月3日、大和朝廷の大臣・蘇我馬子(そ
  がのうまこ)が朝廷内で崇峻天皇(すしゅんてんのう)を暗殺しました。

  日本以外の国では、皇帝、国王が暗殺された例は珍しくはありませんが、
  天皇が臣下に暗殺された明確な証拠が残っている例は、崇峻天皇の暗殺
  以外はありません。

  孝明天皇(明治天皇の父)の死の原因について、疑惑がもたれています
  が、明確な証拠はありません。

  崇峻天皇は欽明天皇(在位539年~571年)の皇子で、587年に、
  蘇我馬子の後押しによって天皇に即位しました。

  崇峻天皇は、馬子の仏教推進政策を認めます。

  これにより、馬子は仏教排撃派の物部守屋(もののべもりや)と衝突し
  ますが、最後は物部一族を滅ぼします。

  最初は、崇峻天皇と馬子の関係は良好でしたが、やがて崇峻天皇は馬子
  の『専横』に反感を持ち始めます。


  ある時、猪が献上されました。

  猪を見た天皇は、「この猪のように、憎いやつを殺したいものだ」とつ
  ぶやいたといわれています。

  馬子の情報網は、朝廷内に張り巡らされていたでしょうから、天皇のつ
  ぶやきひとつでも、即座に馬子に知らされたでしょう。

  『憎いやつ』が自分であると察した馬子は行動を開始しました。

  東国から税である『調』がもたらせたという口実で、天皇を儀式の場に
  臨席させ、臣下の東漢駒(やまとのあやのこま)に暗殺させました。

  『暗殺者は暗殺されなければならない』の格言どおり、東漢駒は殺さ
  れました。


  1000年後、自分を政権のトップにつけてくれた有力者に反旗を翻し
  た人物がいました。

  『自分』とは室町幕府最後の将軍、足利義昭、『有力者』とは織田信長
  です。

  馬子とちがって、信長は義昭を殺しませんでした。

  なぜ殺さなかったのか、それが『謎』です。

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          (第909話)(2009年11月03日号)

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・ 作者は、中澤勇二(台湾名 陳澤民)です。

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