2009/10/31
【歴史・一日一話】2009.10.31 第906話 太平洋戦争直前。大蔵省専売局がたばこの名称を改名。
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第906話 太平洋戦争直前。大蔵省専売局がたばこの名称を改名。
1940年(昭和15年)10月31日、大蔵省専売局(当時)がたば
この名称を改名しました。
『ゴールデンバット』を『金鵄(きんし)』に、『チェリー』を『桜』
に変えたのです。
『金鵄』とは、神武天皇の東征の際に神武天皇の弓の先にとまった黄金
色のトビ(鵄)のことです。
この『金鵄』が光り輝いため、敵であるナガスネヒコの軍は戦うことが
できなかったと日本神話は伝えています。
また、この名をつけた『金鵄勲章(きんしくんしょう)』は、戦前の日
本において陸海軍の軍人、軍属に対してのみ授与された唯一の勲章です。
敵国の言語を使った名前を変えることは、珍しいことではありません。
第一次世界大戦前、ロシア帝国の首都は『サンクトペテルスブルグ』と
いうドイツ語の名前がついていました。
ドイツが敵国になったため、ロシア語の『ペトログラード』に変えまし
た。
まだ、アメリカ、イギリスは敵国ではありませんでしたが、中国大陸で
の戦いが長期戦となっており、国内を引き締めて、戦時体制を強化しよ
うとする政策のひとつと思われます。
それは、よいとしても、「敵国の言葉を勉強してはならない」と各学校
に英語使用禁止を通達したことは大きな間違いでした。
敵を知らなければ戦いには勝てません。
敵を知るために、言葉を知らなければなりません。
当時の日本の政府、軍隊は、戦争に勝つつもりがなかったとしか思えな
い、愚かな選択でした。
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(第906話)(2009年10月31日号)
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