2009/10/23
【歴史・一日一話】2009.10.23 第898話 江戸時代前期。『シャクシャインの戦い』が終る
【歴史・一日一話】(毎日2分で読める歴史)
第898話 江戸時代前期。『シャクシャインの戦い』が終る
寛文9年(1669年)10月23日、アイヌの首長シャクシャインが、
和睦の為に訪ねた松前藩の陣で謀殺されました。
現在の北海道は、当時はエゾ地と呼ばれ、松前藩の領地とされていまし
たが、各地にアイヌの有力者が首長として支配していました。
それらの首長たちは、互いに和したり反目したりで、アイヌ全体を統率
する人物はいませんでした。
シャクシャインは、シベチャリ(現在の新ひだか町)以南の集団の首長
でした。
鎌倉時代以降になると、本州から多くの人々が北海道へ移ってきました。
アイヌ人は彼らを『和人』(シャモ)と呼びました。
アイヌは和人(シサム=日本人)から不当な交易や砂金の採掘労働で酷
使されました。
アイヌの和人に対する不満が高まっていき、ついに爆発する時がきまし
た。
寛文9年(1669年)6月、シャクシャインの指導するアイヌ軍は松
前藩に対して蜂起しました。
これが『シャクシャインの戦い』の始まりです。
戦いは8月まで続きましたが、松前藩は多数の鉄砲を装備していました。
この鉄砲の前にアイヌ軍は苦戦しました。
シャクシャインはシベチャリ方面まで撤退し、奥地での長期戦に切り替
えました。
戦いが長期化することを恐れた松前藩は、シャクシャインに和睦を申し
出ました。
シャクシャインは、一度はこれを拒否しましたが、子のカンリリカの勧
めもあり結局応じることにしました。
しかし、この和睦の申し出は松前藩の罠でした。
和睦の酒宴の途中で、シャクシャインは殺害されました。
指導者を失った蜂起は次々に松前藩に鎮圧されました。
シャクシャインの戦い、アイヌの運命を見ると、北アメリカ大陸先住民
の首長ジェロニモの戦いを想起します。
彼らは不利とは知りつつも『民族の誇り』のために戦ったのでしょう。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
■【歴史・一日一話】(毎日2分で読める歴史)
(メールマガジンID:0000234479)
(第898話)(2009年10月23日号)
・ このマガジンは『まぐまぐ』から発行されています。
http://www.mag2.com/
・ 配信中止は、こちらからどうぞ
http://www.mag2.com/m/0000234479.html
・ 作者は、中澤勇二(台湾名 陳澤民)です。
・ 相互紹介は大歓迎です!
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


