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2012/05/18

【父親術 262】ネガティブ体験談

子どもが育つ“父親術” 第262号(2012/05/19)


◇◆ ネガティブ体験談 ◆◇

私事で恐縮ですが、最近ちょっと忙しくなってしまっていたことを
反省して、また『子どもの話を聞く』ことを心掛けています。

自分自身を忙しくしてしまうと、
・子どもの話をゆっくり聞く時間がなくなる
・夜に、歯みがき・入浴・就寝を促す声掛けが多くなる
のが私のクセ。
ここ数週間を振り返って「マズイ!」と感じたので、数日前から
修正しています。

私が娘の話を聞くことにしたタイミングは、
(1)学校から帰ってきた時 と
(2)寝る前 です。

どちらのタイミングも、傍に静かに座っていれば、こちらから
何か尋ねなくても娘の方からいろいろ話し始めてくれます。

学校での面白かったこと、放課後に友だちと遊んでいた時のこと、
飼育中の青虫の様子などをイキイキと話す姿を見ると、
やはり大切な時間なのだなぁと実感します。

ですが、娘の口から出てくるのは、楽しかった話ばかりでは
ありません。
時にはイヤだったこと、腹が立ったこと、面倒くさかったこと、
ヘンだと思ったことなど、「ネガティブな感情」に類する話も
出てきます。


皆さんは、子どもがこうしたネガティブな感情について話してきた時、
どのような返事をしていますか?

ちょっと思い出してみてくださいね。


思い出せたら、続きをどうぞ。



こういった場合も、私がお勧めする原則は
「ただ、話を聞いてあげる」です。

子どもの話だけに集中して、(スマホいじってちゃダメですよ)
目の高さを合わせて、(しゃがむなり、座るなりしましょう)
相槌を入れてあげながら、(うんうん、そうなんだ、それで?)
じっくりと聞いてあげましょう。


実際のところは、多くの方が「そんな時は・・・するといいんだよ」
といったアドバイスをしたり、励ましの言葉をかけたり、あるいは
「△△したら?」「○○してあげようか?」といった提案などを
しているのでは。

それらが悪いものだとは言いませんが、基本的に、子どもの課題は
子ども自身が乗り越えていくべきもの。

あれこれ返事をして親の考えを伝えることより、ひたすら聞きに
徹することをお勧めします。

『ひたすら聞きに徹すること』は、言い換えれば
子どもの気持ちの整理に寄り添うこと、
子どもが次に進む元気を取り戻すプロセスを支えること。

子どもから意見や助けを求められるまでは、聞くことに専念したい
ところです。

~~~~~~

なお、大人は5~10分程度で「この話ばっかり続けている」と
思ってしまうことがありますが、実際のところ同じ話が40分も
50分も続くことは、まずありません。

親のペースではなくて、子どものペースで話をさせてあげてくださいね。


また、実際に子どもの話を聞いていると、不安になってくる場合も
あるかもしれません。
「こんな話ばかりさせていては、かえってネガティブな思いが
 増幅してしまうのでは?」と。

気持ちはわかりますが、心配は無用です。

たくさん話すのは、
「その体験を自分なりに消化したり受け流したりするために、
 まずはたっぷり気持ちを受け止めてもらう必要がある」から。

時には、話をしながら感情が揺れ動いたり、泣き出したりすることも
あるかも知れません。

それでも大丈夫。

それは、「リアルタイムでは出せなかった感情を、話を聞いてもらう
中で解放する」という、子どもにとって大切なプロセスの一部です。

静かに寄り添って(小さい子なら抱きかかえてあげて)、
「そう、そんなにイヤだったんだね」
「すごく怖かったんだね」
「ものすごーく、悔しかったんだ…」
と、気持ちを受け止めてあげてください。

~~~~~~

今日お伝えしたことに関連して、もう1つ注意すべき点があります。

それは、
「こういったネガティブな話をする時以外も、
 子どもの話をよく聞いてあげる」
こと。

親が他の話の時はぞんざいに聞き流しておいて、
イヤだったことを話している時だけ熱心に聞いてしまうと、
 ↓
子どもには
 イヤだった時の話をすれば、パパ/ママは気持ちを受け止めてくれる
 ≒イヤだった時の話の時しか、気持ちを受け止めてくれない
との経験を与えてしまいます。
 ↓
そして、その影響として
 何事にもネガティブな受け止め方を選ぶ性質
を身に付けさせることになってしまっては、残念ですよね。


いつでも、子どもの話はできるだけよく聞いてあげる。
それがちょっと心配になる・気になる・一言言いたくなる内容でも、
まずはじっくり聞いてあげる。

そのことを胸に、子どもに接していただけたら、私も嬉しいです。


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発行者:パパコーチ  くろさわ
<プロフィール>
  小学生の息子と娘を持つ父ちゃん。
  息子誕生後、育児休職・育児時短勤務・業務委託契約と仕事の
 形態を変えて子どもと過ごし、現在は自宅を拠点に自営業。
  毎日15時~21時を子どもと過ごす時間として確保し、校庭で
 遊んで楽しんだり、サッカーのコーチとして子どもたちの成長を
 見守ったりしています!

<詳しい自己紹介>
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