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「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。子ども理解力アップしたい全ての方へ。

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2009/09/04

【父親術 123】話は最後まで。

子どもが育つ“父親術” 第123号(2009/09/04)

◇◆ 話は最後まで。 ◆◇


子どもの話を、最後の最後までしっかり聞いてあげましょう、というのが
今週のテーマです。

何を今さら、とお感じでしょうか?

でも、子どもの話に対して、本当に最後の最後まで、口を挿まず先回りも
せず、しっかり聞いてあげられているでしょうか?


子どもの話を最後までしっかり聞いてあげられないケースには、大きく
分けて3つの理由があります。
(「時間がなくて聞いていられない≒子どもの話をゆっくり聞く時間を
 作っていない」は、今回は含めません)

(1)子どもの話に関心がもてない
(2)途中で結論がわかってしまう
(3)話が分かりにくい

(1)については、別の機会にゆっくりお伝えします。
今号では、(2)と(3)についてご説明しますね。


(2)途中で結論がわかってしまう
話の途中(場合によっては、冒頭部分だけ)でも、子どもが何を言おうと
しているのか分かってしまい、「ああ分かった分かった」と最後まで聞いて
あげていないケースがあります。

しかし、どんなに「もう分かった」と思ったとしても、話の途中で割り
込んだり遮ったりすることは、子どもが育つうえでは、不適切な
『聞き方』です。

まず、強くお伝えしたいのが『読みは外れる』ということ。

これは、推理する側の大人の能力の問題ではありません。

話をする子どもの方の特徴として、
―言いたいことを正確に表現する技術が、まだ習得途上
―“言いたいこと”そのものが、話しているうちに変化することが多い
といった要素があるからなのです。

百歩譲って大人の推測が必ず当たるとしても、話を最後まで聞いてあげない
のは、やっぱり不適切。

子どもが何かを話すことには、複数の意味があることを見落としては
いけません。

親に何かの結論を伝えるだけなら『分かった』時点で話を終了しても
充分でしょう。

ですが、
―伝えたいことを、言葉で表現する練習
―話を聞いてもらえる・受け取ってもらえることの充実感・安心感
などを考えると、やはり最後まで聞いてあげたいものです。


(3)話が分かりにくい
説明や表現が未熟だったり話の順序が整理されていなかったりなどの
理由で話が分かりづらく、最後まで聞かずに大人の側が想像で補って
済ませてしまうケースもあります。

これもまた、言葉を習得中の子どもに対しては不適切な『聞き方』です。

自分で説明する練習・経験(この言い方だとうまく伝わらなかった。
あの言い方だと分かってもらえた!)はできるだけ奪わないように
したいもの。

また、想像で補った部分が子どもの言いたかったことと違った場合に、
かなり面倒なことになります。

子どもは「その想像は、ボクが言いたかったことと違う」ということを
説明するのと、「ボクが本当に言いたかったことは、こういうことだ」と
説明するのと、二重の苦労を負うことになります。

ただでさえ言葉を習得中の身で、こんな苦労を負わされてしまったら、
うまく処理できるはずはありませんよね。
いっぱいいっぱいになって、怒り出したり泣き出したりしてしまうのが
オチでしょう。


「話は最後まで聞いてあげるべき」と理解すること、
「聞いてあげよう」と思うことと、

口を挿みそうになった瞬間にそれを思い出し、
自分をぐっと抑えることとは、

違う種類の難しさがあり、違う種類の胆力が必要です。
後者の方がだいぶ難しいですが、子どもと接する機会が得られた幸運を
活かして、取り組んでみてくださいね!


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発行者:パパコーチ くろさわ
<プロフィール>
 小学校3年生の息子と6歳の娘の父ちゃん。
 息子誕生後、子どもと過ごす時間を確保すべく2002年に
 育児休職(社内男性初)を取得。その後、育児時短勤務
 (5時間/日、同じく社内男性初)→業務委託勤務(出社
 義務なし)へと仕事の形態を変えて、現在は自宅を拠点に
 自営業。
 毎日15時~21時を子どもと過ごす時間として確保し、地元
 小学校では放課後になると校庭に現れる“サッカーおやじ”
 として知られる。

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※非常にスローペースですが、少しずつ過去記事を公開中。
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