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【2007新人賞3位受賞】「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切かも。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、子育てに必要なスキルをお届けします。子ども理解力アップしたい全ての方へ。

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  • 最新号 2008/10/10
  • 発行部数 3142
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2008/05/23

【父親術 056】子どもの領分(下)

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子どもが育つ“父親術” 第056号(2008/05/23)

◇◆ 子どもの領分(下) ◆◇


今号も、「子どもの領分」についてお話します。
前々号053号(2008/05/09)・前号054号(2008/05/16)の
続きからお届けします。

(バックナンバーはメルマガ末尾のリンクからご覧になれます)


【いろいろな「子どもの領分」】

(4)スキ
家の中でも外でも、1人でも他の子と一緒でも、
いつでも言えることですが、
「親が見ていない“スキ”」というのも、
大切な「子どもの領分」です。

こっそりやりたいこと―悪いこととはうすうす分かって
いるけど、やってみたいこと―があると、子どもは親が
見ていない隙をついてやるものです(スキがあれば必ず
悪事を働くわけではありません、念のため(笑))。

もちろん褒めるような話ではありませんが、悪いことを
している時ほど、知性・感性がフル回転、集中力も注意力も
最大限に発揮される瞬間は、他にはめったにないことも
事実です。

その意味においては、子どもの“力”を伸ばすための
最高のトレーニングとも言えてしまうのです(苦笑)。

親として気に留めたいのは、まずそういった“スキ”を
作ってあげること。
「きちんと見守る」ことと矛盾するのでサジ加減は難しい
ですが、子どもの年齢と意欲(=自分から親のそばを
離れて行動する)の度合いに応じて、徐々に広げていって
あげたいものです。

加えて、“スキ”時間の間は何を見ても「見て見ぬフリ」を
徹底すること。その間のできごとは、何日・何か月経っても
話題にしてはいけません。
でなければ、“スキ”が“スキ”でなくなってしまいます。

中には「悪いことを『悪い』と教えなくていいのか?」と
懸念される方もいるかも知れません。

でも、ご心配なく。

悪いと分かっているから、親が見ていない時にやって
いるんです(笑)
むしろ、相反する思いの間で折り合いをつける練習を
している、と理解してあげてください。
つまり、頭で分かっている『悪い』と腹の中でうずく
『やってみたい』との間で気持ちが揺れ動きながらも、
「この程度だったらオオゴトにならなくて済むかな」
という線を見つけ出して、一度こっそり体験してみる、
そんな形で子どもなりにうまく収まりをつけている
のだと私は思います。


【さいごに】

いかがでしょうか。
「子どもの領分」と私が呼ぶものについて、いくらかでも
理解・共感がいただければ嬉しいです。

最後に1つ付け加えると、「子どもの領分」は時間とともに、
子どもの成長とともにどんどん広がっていきます。

身近な情景を例に出せば、小学校に入ればクラスメートの
家に遊びに行くようになりますし、高学年以上になれば
「夕方には帰ってくるけど、どこで何しているのか分からない」
なんてことも実際に日常生活で起きるのでしょう。

いつかは(たぶん、とても近い将来には)、親が「いつでも
見守っている」ことはできなくなるのは、まぎれもない事実。
できることなら、その事実を前向きに捉えて、今から
子どもが「子どもの領分」を存分に体験できるよう支えて
あげたいですよね。

多くの経験を通じて、子どもはコミュニケーション能力や
思いやり、自分自身の考え・意思を持ってそれを主張できる力、
他者が感じていることを察するセンスや良いこと・悪いことの
判断力など、さまざまな力を身につける。
そんな子どもを見ながら、親も「子どもの領分」の拡大ペースに
後れることなく、“子どもへの信頼”を高めてゆく。

そんな風に親子で成長していけたらいいですね。


────────────────────────────

今週もお付き合いいただきありがとうございました。

ご意見・ご感想・ご質問・ご相談など、皆さんの声をお寄せ
いただけたら嬉しいです。お気軽にメールください!

発行者 くろさわ
kuro@snow.email.ne.jp
(迷惑メール対策でアットマークまでを全角にしてあります。
 メール送信時は半角に直してご使用ください)

いろいろな事例を通じて、皆さんと一緒に『父親』として
進歩していけたら嬉しいです。
それではまた、来週!

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