【父親術 045】親の不安は子にうつる
子どもが育つ“父親術” 第045号(2008/03/07)
◇◆ 親の不安は子にうつる ◆◇
唐突ですが、今月1日配布の
『THE NIKKEI MAGAZINE(日経マガジン)3月号』
をお読みになった方はいらっしゃいますか?
今月号は“健康特集”。特集記事の一つで「朝霞どろんこ
保育園」という保育園のことが載っていました。
見出しだけ引用すると、
「どろんこは 子どもの仕事です」
〜ヤギとはだしと企業家精神〜
三十代の夫婦が埼玉の川べりに保育園を開いた。
子どもにどれだけ「汚い」「痛い」を経験させられるか。
それは、幼い心と体を「無菌室」に
閉じ込めようとする社会への、静かな挑戦である。
どうです!興味がそそられるでしょう!
この雑誌は日経新聞の付属で届きました。ぜひ、身近で
日経新聞を(配達で)購読されている方を探して借りて
みてくださいね。
保育園といえば、(私事で恐縮ですが)4月から私の娘が
転園します。現在通っている保育所が移転で通いにくく
なってしまうための転園。
4月上旬は“慣らし保育”期間で、はじめは午前中のみ、
徐々に時間を延ばして新しい環境に馴染んでいくプロセスを
取ります。我が家としては、息子入園,転居時の息子転園,
娘入園に続いて、4回目の慣らし保育です。
幸い、我が家のこれまでの3回は、ほとんど手間取らず
スンナリ慣れてくれました。
ですが、周囲を見るととても苦労している親子もありました。
苦労するケースで非常に多いのが、
「親が子どもを連れてきて、おそるおそる出発しようとして、
そっと振り返ると、子どもは必ず泣き出してしがみつく」
という展開。
もちろん、『子どもが新しい環境に慣れる早さ』を決める
要素で一番大きいのは、子ども本人や家庭ごとの“個人差”
です。
しかしそれでも、親の態度によって子どもが影響を受ける
という要素も、確実に存在します。
端的に言ってしまえば、「親の不安が子どもにうつる」
ということが、しばしば起きているのです。
「不安がうつる」という表現が馴染みにくければ、
「親が不安がっていれば、子どもが安心できるわけはない」
と言い換えてもよいでしょう。
「親の不安がうつっている!」と如実によくわかるのは、
親がいなくなった5分後にはケロッとして遊んでいる子どもを
見た時です。子ども本人は最初から平気だったのに、
親が不安を注ぎ込んでいたんだ!と痛感します。
うまく行かないケースの親の気持ちは、
大丈夫かな?
→今日も厳しいだろうな〜
→やっぱりダメだった
と移り変わっているのだと思います。
反対に、スンナリと慣らし保育をクリアするケースでは、
親の気持ちは、全く逆の動きを取るものです。
不安はあるだろうな〜
→でもまあ、何とかなるだろう
→ほら、大丈夫だ
この場合、不安ではなく“楽観”が子どもに伝染していると
言うこともできるかも知れませんね。
この“伝染”は、意図的に起こすことも可能です。
親が不安な気持ちを選び、不安な態度・行動を選べば、
子どもには不安を伝染させることができますし、親が
楽観的な気持ちを選び、楽観的な態度・行動を選べば、
子どもには楽観を伝染させることができます。
これから、転居,入園・転園,入学など、新しい環境に
慣れる場面が多い季節になります。
ぜひこの「親の気持ちが子どもにうつる」を心に留めて、
子どもが安心して新しい環境に慣れることができるよう、
サポートしてあげてくださいね。
<おまけ>
子どもがケガをしたなどの「不測の事態」の時にも、
この知恵が応用できます。
子どもは「痛い、痛い」と言って泣きますが、実際には
「ビックリ+不安+痛み」が混ざり合っています。
そのうち「ビックリ」と「不安」は、親がすぐに和らげたり、
消してあげられる部分です。
方法は、次のとおり。
(1)認める・受け止める
子どもがビックリしたこと、不安に感じていることを
言葉に出して受け止めてあげます。
親がしっかり受け止めてあげることで、子どもは自分で
驚き・不安を乗り越える方向に気持ちを向けることが
できるようになります。
(2)「自信」と「冷静な対応」を伝染させる
そのうえで、「この問題は解決できる」という自信と、
「どう対処したら良いか考えよう」という冷静な対応を
取る姿勢を、親から伝染させてあげましょう。
具体的には以下のようなコミュニケーションです。
「おお、そうかそうか、指を切っちゃって、痛いんだね。」
「急に血が出てきて、ビックリしたんだね。
不安になっちゃうよね。」
・・・ここまでは優しく、子どもを受け止めるように。
ここから先は、堂々と落ち着いて、自信満々に。
「でも、もう大丈夫。パパも同じケガをしたことがあるし、
他の子がケガをしたのを助けたことも、何度もある。」
「どうすれば早く治るか知っているから、今から手当て
しようね。」
日常のケガの「痛み」程度であれば、子どもは充分に
我慢できるもの。
親が「ビックリ」と「不安」の解消を手助けしてあげれば、
たいていの場合は落ち着きを取り戻せるはずです。
────────────────────────────
今週もお付き合いいただきありがとうございました。
ご意見・ご感想・ご質問・ご相談など、皆さんの声をお寄せ
いただけたら嬉しいです。お気軽にメールください!
発行者 くろさわ
kuro@snow.email.ne.jp
(迷惑メール対策でアットマークまでを全角にしてあります。
メール送信時は半角に直してご使用ください)
いろいろな事例を通じて、皆さんと一緒に『父親』として
進歩していけたら嬉しいです。
それではまた、来週!


![転職なら[en]社会人の転職情報!転職成功者続出 転職なら[en]社会人の転職情報!転職成功者続出](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/sya.gif)
![派遣のお仕事探しなら[en]派遣のお仕事情報 派遣のお仕事探しなら[en]派遣のお仕事情報](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/haken.gif)
![アルバイト探しは[en]本気のアルバイト アルバイト探しは[en]本気のアルバイト](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/baito.gif)
![就職サイトは[en]学生の就職情報 就職サイトは[en]学生の就職情報](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/gakusei.gif)
![転職なら[en]転職コンサルタントキャリアを活かした転職に! 転職なら[en]転職コンサルタントキャリアを活かした転職に!](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/consul.gif)