2010/01/04
ピアノの常識・非常識!ピアノ講師のホンネ:chapter141.基本を忘れない
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* ピアノや音楽が、なんとな~く気になるあなたへ… weekly mail magazine 『ピアノの常識・非常識!ピアノ講師のホンネ』 vol.141('10/1/4) *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ■□■ 取り扱い上の注意 ■□■ ―――――――――――――――――――――――――――――――――― このメルマガは、超型破りピアノ講師、あんずのひとりごと。 ちょっと違う角度から見た、音楽の楽しみ方や練習方法などを、 少しずつご紹介するものです。 もしかしたら、あなたの中にあるかもしれない、 音楽への高い垣根を、低いものにできるかもしれません。 また、音楽に興味がなかったかたは、 ほんの少し興味が出てくるかもしれませんし、 ピアノを演奏するかたは、 試してみたくなる練習方法が出てくるかもしれません。 でも、『超自己中心的音楽雑記』ですので、 あなたの音楽生活に、必ずしもお役に立てるとは言えません。 特に、『正統派』の音楽関係者・愛好者のかたには、 ほとんど役に立たない内容です…。 あくまでも、一つの考え方だとお考え下さい。 「こういう考え方もあるかぁ。」 ってね。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― *****------------------------------------------------------------------------ chapter141.基本を忘れない ------------------------------------------------------------------------***** 皆様、明けましておめでとうございます。 今年もまた、超自己中心的雑文を書き散らしてまいりますが、 どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは早速、今年第1号の記事を。 ものすごく当たり前のタイトルですけれど…。 何事においても、基本は大切です。 でもこの『基本』というものを、 正確に捉えている人は、意外に少なかったりします。 ピアノに関して言うとしたら、あなたは何とお答えになるでしょうか。 読譜ができること? それもあるでしょう。 でも、もっと基本があります。 もちろん、ピアノに向かう心が、 第一義であることはいうまでもありませんが(言い切ってるよ…)、 それはちょっと置いておいて。 まず、姿勢ですね。 これは見落とされがちですが、とても大切な基礎要素です。 概ね、座った姿が美しい人は、立ったときの姿も美しい、 と私は思います。 しゃきーん!とまるで板のような背中も問題ですが、 猫背はもっと問題です。 アップライトピアノの場合、 譜面を見ようとするあまり、 まるで亀のように首だけ前に出している姿を見ることがありますが、 美しくないですねぇ。 正しい姿勢というものは、美しいものです。 そして、その美しい姿勢から、 美しい音は生まれます。 まず、姿勢を正しましょう。 それから気をつけるのは、 椅子とピアノとの距離、及び椅子の高さです。 適切な距離と高さは、 ご自身の先生にお聞きになればいいことですので割愛しますが、 一つだけ言うとしたら、『自然にする』ということでしょうか。 目安となるのは、『歩いているときの手』です。 何も考えずに歩いているとき、 肩はもちろん、決して上がっていないでしょうし、 指の形も、自然なアーチを描いていますでしょ? その状態で、鍵盤に手を乗せるのが、 一番わかりやすい方法かもしれません。 適切な距離のところに置いた椅子に座ったら、 よけいな力を入れず、つまり力まずに自然に、 鍵盤の上に手を置いてみて、 肘が手の甲より下がっていたら、 少し椅子を高くしたほうがいいでしょう。 肘が、ほんの少し手の甲より上にあるくらいが、 もっとも自然な形だと思います。 椅子とピアノの距離、椅子の高さは、 まずピアノを弾く前に、もっと注意深くならなければなりません。 しかし、これは意外に無視されてしまうのですね…。 なぜ今日、このようなことを書いているか。 それは、テクニックとか表現力に悩みが生じた場合、 そのテクニックに固執して、そればかり練習するとか、 つまり、『現状の問題』だけを見つめてしまうものですが、 意外なところにその原因があったりもする。 それが、例えば基本中の基本である、 『姿勢』や『手指の形』であったりすることも。 手指の形が悪ければ、 あるテクニックはどんなに頑張ってもできませんし、 表現力に行き詰っているときなど、 自分の身体が自由に動かないから、 つまり、姿勢が不自然になっているから、 というケースも多々あります。 身体が動かない、という点で、 誤解があるといけませんので補足しますが、 腕を動かして弾くのはいいのですが、 上半身を右に左に大きく動かすのは寒心しません。 身体には、1本の筋を通しておかなければ、 安定した音が出ないからです。 身体を動かして弾いているのを見ると、 表現力があるように見えるかもしれませんが、 身体を動かしていると、必然的に頭も動きます。 頭が動くと、自分の音のバランスがわからなくなります。 ですので、多少は構いませんが、 大きく揺れ動かないようにしましょう。 このように、ピアノを弾く前の段階の、基礎中の基礎を、 慣れてくると何も考えなくなってきます。 何となく椅子を出し、何となく座る。 ちょっとしっくりこないな、と思う日もあるけれど、 そういうときしか意識なんてしない。 そういう人は、たくさんいらっしゃると思います。 しっくりこようがそうでなかろうが、 せめて10回に1回くらいは、きちんと意識して、 自分の姿勢等々、基礎中の基礎、 つまり、ピアノを弾くにあたっての基本事項を、 再確認してみましょう。 あなたの抱えている問題が、 そこから出発しているかもしれませんから。 ・椅子とピアノの距離 ・椅子の高さ ・手指の形 これらすべてが、自然な状態であったときに、 美しい音が出るのです。 基本は忘れずに。 心身共に、です。 新しい年の初めに、 もう一度確認してみませんか? ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ** 編集後記 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今日も、長いひとりごと、 最後までお読みいただき有難うございました。 初心、というものは、結構思い出すこともあるようですが、 基本の見直し、ということは、 あまり行われているように感じません。 今何か問題があるとして、 その原因を探るには探っても、 まさかそれが基本の『ブレ』にあるとまで思わない、 というか。 将来、どのような道に進むとしても、 基礎がきちんとしていなければ、 その道に進むことができない場合もあります。 それくらい大切な『基礎』であり、 物事を始める際には、その『基礎』を大切に思っているのに、 その基礎のもっと根っこにある基本というものは、 いざある程度のレベルまで進むと、 そのことの大切さを忘れてしまうことがあります。 原因が、『基本のブレ』にあるかもしれない、と思う謙虚さを、 忘れないでいたいと思います。 いつもとちょっと違う角度から、 ピアノというもの、音楽というものを、見てみませんか。 きっと、今よりもっと楽しくなる…かも。 ではまた来週の月曜日に、お目にかかりましょう。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― *--ピアノの常識・非常識!ピアノ講師のホンネ---------------------------------* ◇発行人:型破りピアノ講師あんず◇happinessmusic_apricot◆yahoo.co.jp ご感想などをお送り頂く場合は、◆の部分を@に変えてお送り下さい。 すべてへのお返事はできかねます。なにとぞご了承下さい。 ・発行システムは『まぐまぐ!』さんです。 http://www.mag2.com/ ・ご講読解約はこちらです。 http://www.mag2.com/m/0000233751.html ご講読頂き、有難うございました。 *-----------------------------------------------------------------------*


