2009/10/31
アメリカより発信する「日米教育事情」2009年10月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ アメリカより発信する「日米教育事情」 2009年10月31日発行 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 日米の教育事情 ~日本の大学進学のための対策とは? 英語力向上、異文化吸収、国際的視野の育成が大切! 2010年度帰国生大学入試が始まっています。私立大は9月の早大、慶大、上智大、 東京理科大、ICUなどから始まり、10~11月にほとんど終了します。国公立大は11 ~12月と2月に分かれ、2月には東大、京大、東工大、一橋大などが実施されます。 ほとんどの大学で書類審査と面接が課され、加えて、多くの大学で小論文も課さ れますので、推薦入試のような形式だと言えます。また、英語や日本語(国語)、 数学、理科などの学力試験が課される大学もあります。ここでは、海外でやって おきたい入試対策について述べましょう。 まず、大切なことは、現地校での学習や諸活動に力を入れるということです。出 願時には現地校の成績を提出します。推薦入試のように評定平均値(GPA)を出願 条件にしている大学はありませんが、高いに越したことはありません。極端に低い 場合、面接で理由を問われることもあります。また、成績のみではなく、クラブや ボランティアなどの課外活動にも力を入れることもお勧めします。成績のみではな く、人物も評価の対象になるからです。また、早稲田大、慶応義塾大などのように、 推薦状の提出が必要な大学もあります。 現地校の学習に力を入れることは、成績や推薦状のためだけではありません。合 格のために重要なのは、現地校の成績よりも、むしろ英語力や幅広い教養、学部に 関連する専門的な知識を培うことです。それらの力が小論文や面接、学力試験に大 いに影響します。現地校の受講科目選択に当たっては、高いグレードの取れそうな 易しい科目を意識するよりも、幅広い教養や大学で必要な専門の知識の吸収という 点を考慮に入れたほうでいいでしょう。内容は難しいかもしれませんが、その方が 英語力の向上にもつながるのです。 また、統一試験のスコアの提出を要求する大学もあります。アメリカではTOEFLや SAT、ACTのような試験がそれに該当します。上智大国際教養学部や早稲田大国際教 養学部、慶応義塾大の医学部・薬学部以外の学部では、統一試験のスコアが合否に 大きく影響しています。また、東京大や京都大なども第一次選考の合否判定のため に使用されます。統一試験のスコアが合否にあまり影響していない早稲田大や立教 大、青山学院大でも、入試では英語の学力テストが課されます。 このように、帰国生大学入試合格のためには、英語力は重要なのです。しかし、 英語力は帰国後に伸ばそうと思っても至難の業ですし、現地校の単位取得は海外で しかできません。SATやACTの受験も日本ではチャンスが少ないです。また、小論文 や面接に影響を与える異文化や国際的な視野なども海外で身につけるものです。海 外にいる間にできることを日常的に準備することをお勧めします。 最後に、日本の大学に進学するのですから、当然ながら日本語での学習も、英語 の学習以上に大切であることも忘れないでください。 米日教育交流協議会(UJEEC)・代表 河合塾海外帰国生コース北米事務所・アドバイザー 丹羽筆人 ---------------------------------------------------------------------- アメリカより発信する「日米教育事情」 発行元:米日教育交流協議会 http://www.ujeec.org 連絡先:info@ujeec.org 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000233097.html ----------------------------------------------------------------------
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