2009/11/09
★実践プロマネ[オペレーション管理(1)]★
2009/11/09 No.131 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ★ 実践プロマネのメールマガジン ★ (プロマネ経験からの実践的なアドバイス) 「実践プロマネのメールマガジン」で発行した情報は http://home.g00.itscom.net/project/index.html にタイトルをつけて掲載しています。こちらもご覧下さい。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ITシステムのオペレーション管理には体制整備が重要です。 オペレーション管理では、サーバ、ネットワーク機器の運用・保守などの日 常業務とともに、ITシステムに対する監視やユーザ管理などの構成管理、 資産管理も対象になります。 また、このオペレーション管理は、セキュリティ管理、TOC管理などの確 実な遂行も求められます。 これらのオペレーション管理スコープは非常に広範囲なものになります。 オペレーション管理を実施する上で、業務の標準化、マニュアルによるルー ル化が必要になります。 そして,PDCAをまわし、業務の標準化、マニュアルの改善を繰り返しま す。 オペレーションに携わるメンバは業務遂行とともに学習を重ね、最適なオペ レーション業務を確立することができます。 以上の活動は組織的な対応が必要であり、要員の入れ替えが発生してもレベ ルダウンを招くことのないようにしなけらばなりません。 それでは、オペレーション管理のプロセスの説明とコントロール目標につい て確認していきます。 【プロセスの説明】 データを完全かつ正確に処理するには、データ処理手続の効果的な管理と、 ハードウェアの綿密な保守が必要になります。 このプロセスでは、計画された処理の効果的管理、機密性を有する出力の保 護、インフラストラクチャ性能のモニタリング、およびハードウェアの予防 的保守に適用する運用上のポリシーと手続を定義します。 効果的なオペレーション管理により、データのインテグリティが維持され、 業務の遅延やIT運用費用が削減されます。 オペレーション管理のコントロール目標は、 データのインテグリティを維持し、ITインフラストラクチャのエラーや障 害に対する抵抗力・回復力を保証することを、ビジネス要件とします。 重点をおくべきコントロールは、計画されたデータ処理の運用サービスレベ ルを達成し、機密性を有する出力を保護し、インフラストラクチャをモニタ リングおよび保守することです。 実現するための手段は、次の2項目です。 1)合意されたサービスレベルと定義された方針に従ったIT環境の運用 2)ITインフラストラクチャの保守 その成果の測定指標は、次の3項目です。 1)運用上のインシデントの影響を受けるサービスレベルの数 2)運用上のインシデントに起因する予定外のダウンタイムの時間数 3)予防的保守スケジュールに組み込まれているハードウェア資産の割合 【コントロール目標】 DS13.1 オペレーション手続と指示 ITオペレーションの手続を定義、導入、保守し、オペレーション担当スタ ッフメンバーが関連するすべてのオペレーション任務を熟知しているように します。 合意されたサービスレベルをサポートし、継続的なオペレーションを保証す るために、オペレーション手続はシフト交代時の引継ぎ項目(アクティビテ ィ、状況に関する最新情報、オペレーションの問題、エスカレーション手続、 および現行の責任に関する報告)が含まれている必要があります。 DS13.2 業務のスケジュール策定 ビジネス要件を満たすために処理能力と稼働率を最大にしながら、ジョブ、 プロセス、タスクのスケジュールを最も効率的な順序で構成します。 DS13.3 ITインフラストラクチャのモニタリング ITインフラストラクチャと関連イベントをモニタリングするための手続を 定義し、導入します。 運用と運用を取り巻き支援する他のアクティビティを時系列に再構成、レビ ュー、および調査可能にするために、十分な時系列情報が運用ログに保管さ れることを保証します。 DS13.4 機密文書と出力デバイス 特殊書類、有価証券、特殊目的のプリンタやセキュリティトークンなどの機 密性を有するIT資産について、適切な物理的保護策、責任割り当て、およ び在庫管理手続を確立します。 DS13.5 ハードウェアの予防的保守 インフラストラクチャのタイムリーな保守を保証するための手続を定義し導 入します。 これにより、障害やパフォーマンス低下の発生頻度と影響を低減できます。 次号では、「オペレーション管理(2)」の詳細に触れます。 【以下は前号までを参照のこと】 [COBITの歴史] [COBITの4つのドメインと34のコントロール目標] [ITCのプロセスガイドライン] 参考資料 COBIT 4.1 日本語版 (Japanese) 情報システムコントロール協会 (ISACA) 参考資料 ITCプロセスガイドライン Ver.1.1 ITコーディネータ協会 ------------------------------------------------------------------ 「実践プロマネのメールマガジン」で発行した情報は http://home.g00.itscom.net/project/index.html にタイトルをつけて掲載しています。こちらもご覧下さい。 ぜひ、プロマネの皆様の<悩み>や<抱えている問題>を http://home.g00.itscom.net/project/index.html の 「ご意見ご質問のメールはこちらからお願いします。」 から投稿して下さい。匿名でも構いません。 ------------------------------------------------------------------ [ご意見、ご感想] 今週号の感想はこちらから(11月16日まで) http://home.g00.itscom.net/project/index.html バックナンバもこちらから http://home.g00.itscom.net/project/index.html ================================================================== [実践プロマネのメールマガジン]



