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2009/03/23

★実践プロマネ[IT資源の調達(1)]★

2009/03/23 No.101
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      ★ 実践プロマネのメールマガジン ★
     (プロマネ経験からの実践的なアドバイス)

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IT資源には、ITシステムを開発するベンダーの要員(人材)も含まれ
ます。

調達するITシステムの質は、プロマネおよびプロジェクトメンバのプロ
ジェクト推進能力、ITスキル、目的意識に大きく左右されます。

企業、組織は経営改革、業務改革に則ってITシステムを調達します。
RFPや要件定義書でベンダーに提案を依頼します。

ベンダーでは、要求仕様に基づいて自社のソリューションを提案書の形で
現し、自社選択をアピールします。

提案内容が、いかにすばらしいものであっても、担当するプロマネ、プロ
ジェクト参加メンバのスキルが十分でなければ、ITシステムを必要とす
る企業、組織は、最適調達を実現することはできません。

開発するITシステムの品質確保は、人的資源の正しい選択にかかってい
ます。

ITシステムの調達サイドは、初めてのベンダーに開発を委託するような
場面で、プロマネと参加メンバのスキルを十分吟味する必要があります。

まず、プロジェクトキックオフでの推進方法の確認が欠かせません。
初期の段階で、推進方法と実際のプロジェクトの進め方に差異が認められ
るようであれば、ベンダーに対し、直ちに体制の見直しを迫ることも必要
です。

ITシステム開発プロジェクトの成否は、未だに人的側面が強く反映され
ます。



それでは、IT資源の調達の
プロセスの説明とコントロール目標について確認していきます。


【プロセスの説明】


要員、ハードウェア、ソフトウェア、サービスを含むIT資源を調達する
必要があります。

そのためには、調達手続の策定と実施、ベンダーの選定、契約等の整備、
および実際の調達が必要です。

これらを行うことにより、組織はタイムリーかつコスト効率よく、必要な
IT資源をすべて確保可能になります。

IT資源の調達のコントロール目標は、ITのコスト効率およびビジネス
収益性へのITの貢献度の向上を、ビジネス要件とします。

重点をおくべきコントロールは、サービス提供戦略に対応するITスキル
と、統合および標準化されたITインフラストラクチャを調達、維持し、
IT調達リスクを削減することです。

実現するための手段は、次の3項目です。
1)専門家による法的見地からの助言および契約に関する助言
2)調達手続と標準の策定
3)策定された手続に沿った、要求されたハードウェア、ソフトウェア、
  およびサービスの調達

その成果の測定指標は、次の3項目です。
1)調達契約に関する係争の件数
2)購入コストの削減額
3)サービスプロバイダに満足している主要な利害関係者の割合



【コントロール目標】


AI5.1 調達のコントロール

IT関連のインフラストラクチャ、設備、ハードウェア、ソフトウェア、
およびサービスの調達が、ビジネス要件を確実に満たすよう、全組織の
調達プロセスや調達戦略と整合性のとれた一連の手続および標準を整備し、
それを遵守します。


AI5.2 サービスプロバイダとの契約の管理

すべてのサービスプロバイダに対する、契約の締結、変更、終了の手続を
策定します。

この手続では、少なくとも、法律、財務、組織、文書、成果、セキュリティ、
知的財産、および契約の終了に関する責任と義務(罰則条項を含む)につい
て扱う必要があります。

すべての契約および契約変更について、法律の専門家のレビューを受ける
必要があります。


AI5.3 サービスプロバイダの選定

存続性のある最適なサービスプロバイダを公正かつ正式な実施基準に従っ
て選定します。

要件は、サービスプロバイダ候補からの情報を基に最適化します。


AI5.4 IT資源の調達

ソフトウェアの調達、開発資源、インフラストラクチャ、およびサービス
の調達にかかわる契約条項に、すべての当事者の権利と義務を含め、
あらゆる調達契約の合意事項で組織の利益を保護し、徹底管理します。



次号では、「IT資源の調達(2)」の詳細に触れます。

【以下は前号までを参照のこと】
 [COBITの歴史]
 [COBITの4つのドメインと34のコントロール目標]
 [ITCのプロセスガイドライン]

参考資料 COBIT 4.1 日本語版 (Japanese) 
     情報システムコントロール協会 (ISACA) 

参考資料 ITCプロセスガイドライン Ver.1.1
     ITコーディネータ協会


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