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2009/11/13

株式市況・投資情報マガジン 第630号 11月13日

株式市場センターが送る 株式市況・投資情報マガジン     2009年11月13日
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                              第 630号
                     発行部数      2862部
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●本日の投資戦略

11/13(金)おはようございます。

【株式投資で財産形成を行うために(4)!】

昨日の投資戦略では、なかなか成果に結びついていない方の代表的な事例として
取り上げた(2.短期での売買を繰り返しているが勝率が上がらず、資金は少しず
つ減少している)方の対処法をお伝えしました。


本日は、3.として取り上げた(株価の動きに惑わされ、高い所で購入または安い
所で売却してしまう)方の対処法をお伝えしたいと思います。

株式投資では、どうしても目先の動きに惑わされてしまうことが良くあります。


株価の上昇過程では勢いがついてくれば買いたい気持ちが強くなり、購入したと
ころが高値圏だったという経験は誰しもがあると思います。逆に保有銘柄が下落
し、下落ピッチが早くなった時にまだまだ下落するのではないかと怖くなって売
却し、安値圏で売却してしまうこともあり得ます。


この最も大きな原因として、株価だけを見ているためと考えられます。これを防
ぐには、株価ではなく投資する企業を見ることが重要です。何故かというと、投
資する企業の成長力や現在の事業環境などが分かっていれば、世界的な経済情勢
や政策なども勘案して将来を予想することが出来ます。(予想が外れることもあ
りますが)

将来像が見えてくれば、その時の相場状況に応じてどのように対処すれば良いの
かも対策を考えることが出来るため、冷静に対応できます。


分かりやすく説明するために、何度か引き合いに出しているヤフーを具体例にお
伝えします。

1990年代後半、ウィンドウズ95や98の普及拡大によりパソコンの操作性が格段に
向上し、e-コマース(電子商取引)も徐々に活発に行われるようになり、インタ
ーネットの普及も急拡大が見込まれました。

その成長性に着目して、投資する企業としてヤフーを選択。

後は、いつ投資を行い、いつ売却するかという問題です。


当時、ヤフーの株価は下記のような推移でした。

年月  1997.11  1998.4   1998.6   1999.4    1999.6   2000.2 

株価  154万円  614万円  340万円  1億2,000万円  4,278万円 6億7,160万円
騰落率  -     3.9倍  -44.6%   30.7倍    -64.3%   15.6倍 


※1999年3月と9月に1株を2株への株式分割を行っており、株価は調整しています


上記のように、1997年11月安値154万円から2000年2月高値6億7,160万円まで、株
価は436倍になりました。しかし、投資時期によっては大きな決断を迫られる時期
もあります。


1997年11月の安値時に購入していれば、ある程度調整を入れても大きな含み益が
あるため余裕を持って見る事ができます。しかし、1998年4月に614万円で購入し
ていれば、2ヵ月後には340万円まで44%もの下落を経験することになります。こ
の段階で株価の動きだけを追って売却していれば、大きな損失を出すことになり
ます。


一方、将来的な経済情勢やパソコン市場の見通し、ヤフーの戦略など多くの情報
を得ていれば、調整段階のどこで購入するのかを考えればよいのです。これが企
業を見るということです。

成長企業に投資しても、株価ばかりに捉われていると大きな損失を出すこともあ
り得ますが、違う見方をするだけで大きな利益ももたらされるのです。1998年6月
の安値340万円で購入していれば、その後の高値6億7,160万円まで197倍に上昇し
ています。


このように企業の成長性や関わる市場の動向、世界経済や政策動向をしっかりと
見極めた上で、テクニカル分析なども活用して目先の株価動向も見ていけば、投
資効率もさらに高まるのではないでしょうか。

当社では、このような投資に関する情報を目指しており、会員の皆様に質の高い
情報をお届けして行きたいと考えております。



昨日の東京市場では 前日にNY市場が連日で年初来高値を更新したことを好感し、
堅調な展開が想定されましたがまたしても後場から崩れました。東証一部の値下
がり銘柄数も1,311銘柄に達しており、重苦しい雰囲気となっています。本日は、
昨晩のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、売り先行でのスタートになりそうです。
ただ、ここ最近の東京市場は海外株高への反応が鈍かったことや、為替相場がド
ル高・円安に振れているため下値も限定されそうです。


また、本日はみずほFGや三井住友FG、りそなHDなどの中間決算発表が予定されて
います。新BIS規制への対応で増資観測が懸念されてきただけに実施するのか否か
注目されます。もし、実施した場合には材料出尽くしとなるかが注目されます。
日経平均は、TOPIXや新興市場の下落に引きづられている側面もあるため、銀行株
や新興市場の下げ止まりを確認したいところです。


一方、相場全体がボックス圏で推移しても、当社でお伝えしてきた個別に独自の
ビジネスモデルや企業努力によって成長する企業や、政策による恩恵を受けて成
長する企業などは上昇していく流れになっていくと思われます。

当社でも、タイミングを計りながら二極化相場の勝ち組企業を推奨して行きたい
と考えております。

それでは本日もよろしくお願いいたします。



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●その他の弊社推奨銘柄の動向

テルモ(4543)
10月30日に4,730円で短期推奨しましたが、昨日高値5,090円まで7.6%上昇し目標
達成となりました。


●昨日の株式市況

12日の日経平均株価は前日比67円安の9,804円、TOPIXは前日比4ポイント安の867
ポイント。東証1部の売買代金は概算で1兆2,374億円、売買高は17億9,127万株。
騰落銘柄数は、値上がり263銘柄、値下がり1,311銘柄、変わらず95銘柄。NY市場
は前日比93ドル安の10,197ドル、香港ハンセン指数は前日比229ポイント安の22,3
97ポイントです。また、為替相場は1ドル=90円40銭近辺での推移となっています。


前日のNY市場

12日のNY市場は反落。寄り付き前に発表された新規失業保険申請件数は、50.2万
件(予想51.0万件)と今年1月以来の低水準。決算発表では、小売最大手のウォル
マートが一株利益0.84ドル(予想0.81ドル)と予想を上回る内容。NY市場は、雇用
指標の改善は好感されたものの、前日まで6日続伸で過熱感が意識される中、前日
終値近辺で取引を開始。NYダウは、朝方の売りが一巡すると押し目買いが入り、1
0時頃には一時33ドル高まで値を戻しました。しかし、その後はドル高が進み原油
価格が急落。また、11時に発表された週間原油在庫が予想を上回る増加となり、
エネルギーセクターが下落ピッチを早めると、NYダウも下げ幅を拡大させる展開
となりました。午後に入り売りが一巡入すると、NYダウは50ドル安近辺でのもみ
合い。しかし、14時過ぎから値を保っていたヘルスケアや、好決算を発表したウ
ォルマートがけん引した消費循環もマイナス圏に下落。NYダウは、じりじりと下
げ幅を拡大させ、結局93ドル安の10,197ドルで取引を終えています。そして、CME
は9,780円(前日大証終値比10円安)となっています。



前日の東京市場

東証1部・2部市場

12日の東京市場は日経平均が反落。東京市場は、前日のNYダウが6日続伸し年初来
高値を連日で更新したことを受け、買いが先行。日経平均は49円高の9,921円で寄
り付き、その後は小幅高の水準でもみ合う展開となりました。米半導体大手アプ
ライドマテリアルズが、NY市場の引け後に発表した決算内容が市場予想を上回り、
時間外取引で上昇。東京市場でも、半導体関連株などが買われました。ただ、手
掛かり材料に乏しいため上値も重く、その後ももみ合いとなりました。日経平均
は43円高の9,915円で前場の取引を終了。後場に入ると、日経平均はじりじりと下
落。好業績銘柄の一角には買いが入ったものの、今週末から来週にかけての金融
機関の決算で増資が発表されるとの懸念も強まり、弱含む展開となりました。そ
の後、日経平均は14時頃に9,800円近辺で下げ止まりましたが、同水準でのもみ合
いが続き、結局67円安の9,804円で取引を終えています。


個別では、東京精密(7729)やHOYA(7741)、オリンパス(7733)などの精密機器
株、トヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)、日産自動車(7201)などの自動車
株が買われました。一方で、オリックス(8591)や武富士(8564)、プロミス(8
574)などのその他金融株、日本郵船(9101)や川崎汽船(9107)、新和海運(91
10)などの海運株は売られています。



新興市場

12日の新興市場は、JASDAQ平均・マザーズ指数・ヘラクレス指数が揃って続落と
なりました。主力株では、アセットマネージャーズ(2337)やACCESS(4813)、
フィールズ(2767)などが買われました。一方で、ミクシィ(2121)やインデッ
クスHD(4835)、ngiグループ(2497)などは売られています。直近公開銘柄は、ク
ックパッド(2193)が大幅高、常和HD(3258)やユビキタスエナジー(3150)など
も小幅ながら買われました。一方で、三菱総合研究所(3636)やJCLバイオアッセ
イ(2190)、テラ(2191)などは売られています。



前日の香港市場

12日の香港株式市場は反落。香港市場は、前日の米株高を好感し、小幅に買いが
先行。ハンセン指数は33ポイント高の22,660ポイントで寄り付きましたが、その
後は利益確定売りが優勢となりマイナス圏へ。中国人民銀行が適度な金融緩和政
策の維持を改めて表明したほか、前日に発表された中国の主要統計が概ね良好な
水準だったものの、大きなサプライズはなく、大型株中心に利益確定売りが広が
りました。後場に入ると、ハンセン指数は下げ幅を拡大させる展開。GLOBEXの米
国株価指数先物が、軟調な推移となっていることを嫌気しました。また、上海市
場が引けにかけてマイナス圏へ売られたことも、香港市場への売り要因となりま
した。結局、ハンセン指数は229ポイント安の22,397ポイントで取引を終えていま
す。ハンセン指数構成銘柄では、上海市場で銀行株が下落した流れを引き継ぎ、
中国銀行や中国工商銀行、交通銀行などが売られたほか、中国海洋石油や中国人
寿保険など他の中国系銘柄も軟調。



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その他 外国株式は、流通市場における売却が可能とされていますが、市場環
境の変化等により流動性(換金性)が低くなる可能性があります。
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