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2009/10/19

株式市況・投資情報マガジン 第612号 10月19日

株式市場センターが送る 株式市況・投資情報マガジン     2009年10月19日
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                              第 612号
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●本日の投資戦略

世界的な株高の流れの中で、日本株の出遅れは周知のとおり顕著となっています
が、この背景には民主党政権誕生後の様々な要因があります。


【民主党政権誕生後の世界の株価指数】

          2009/8/28    2009/10/16    騰落率 

日経平均(日本)   10,534円    10,257円     -2.6% 
TOPIX(日本)        969        900     -7.1% 
NYダウ(米国)    9,544ドル    9,995ドル    +4.7% 
ハンセン(香港)   20,098      21,929     +9.1% 
DAX(ドイツ)     5,517       5,743     +4.0% 
上海(中国)      2,860       2,976     +4.0% 



上記のように、東京市場だけが下落しています。TOPIXは、外国人投資家による投
機的な先物への売り仕掛けの影響もあって、同期間の下落率が7.1%と日経平均よ
りもさらに大きな下落になっています。


この背景は、

1.民主党政権によるモラトリアム(中小企業救済のための返済猶予)問題で、各
閣僚の姿勢が不一致だったことが外国人投資家の売りに繋がった。


2.野村HDによる5,000億円規模の大型増資をはじめ、金融機関の増資ラッシュによ
る希薄化懸念が高まった。


3.ドル安・円高の流れの中で、9月の日銀短観では大企業・製造業の為替前提が1
ドル=94円50銭だったことで、下期の業績下方修正リスクが高まった。


4.民主党の政策に関連して、公共事業の削減やCO2削減(25%)に関連して悪影響
を受けると思われるセクターへの売り圧力が強まった。

などが挙げられます。


個別の銘柄で見ても、

          2009/8/28    2009/10/16    騰落率 

三菱UFJ FG     595円       470円     -21.0% 
野村HD        835円       633円     -24.1% 
ファースト    11,200円      15,320円     +36.7% 
リテイリング



上述したように、TOPIXの下落率が大きいため(TOPIXは時価総額を基準としてい
る)、時価総額が大きい大手銀行株などはその影響を受けて大幅下落となってい
ます。その一方で、1.上記悪材料の影響を受けない、2.国内事業が好調な推移、
3.アジア地域での事業拡大が軌道に乗り始めているファーストリテイリングは大
幅な上昇となっています。


先週からお伝えしているように、世界の消費は米国一極主義から多極で支え合う
構造変化を迎えています。多極の中心は言うまでもなく中国を中心としたアジア
などの新興国です。そこでの競争力がある企業とない企業では、今後も格差が開
いていくと思われます。


弊社では、このような二極化の勝ち組となり得る銘柄を今後も提供して行きたい
と考えております。今後の厳選ポートフォリオ組み入れ銘柄、中長期推奨銘柄、
小型株セットの追加銘柄は精査を進めておりますので、楽しみにお待ちください。


また会員サイト内の「日本株戦略レポート」では10月16日(金)に、弊社がどの
ようなスタンスで今後の相場へ向かっていくのかを「世界の経済構造は変革の時
を迎えつつある」と題してレポートしました。ぜひご一読ください。



先週の東京市場は、NYダウの10,000ドル回復を受け、これに連動する形で堅調な
推移となりました。今週は、日経平均の一目均衡表基準線の10,100円前後を中心
として、雲の上・下限となる9,900円-10,400円の間でもみ合う展開となりそうで
す。国内では今週から3月期決算企業の第2四半期決算発表がスタートするものの、
本格化は来週からとなるため、手がかり材料難から手控えムードが強くなりそう
です。そのため、本格化している米企業決算の動向を受けたNY市場や為替相場を
睨みながらの展開が想定されます。


米国企業の決算発表では、アルコアやインテル、ゴールドマンサックス、JPモル
ガンチェース、グーグルなどが事前予想に対して好調な結果。その一方、週末に
かけて発表されたバンクオブアメリカやGE、IBMなどは失望決算となっています。
今週は、NYダウを構成する半数近くが発表を予定しており、景気回復の行方を占
う上でも注目されます。


それでは本日もよろしくお願いいたします。



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●昨日の株式市況

16日の日経平均株価は前日比18円高の10,257円、TOPIXは前日比3ポイント安の900
ポイント。東証1部の売買代金は概算で1兆3,228億円、売買高は19億7,433万株。
騰落銘柄数は、値上がり607銘柄、値下がり933銘柄、変わらず144銘柄。NY市場は
前日比67ドル安の9,995ドル、香港ハンセン指数は前日比69ポイント安の21,929ポ
イントです。また、為替相場は1ドル=91円00銭近辺での推移となっています。


前日のNY市場

16日のNY市場は反落。前日の引け後に発表されたIBMの決算では、受注減が嫌気さ
れ時間外取引で4.5%の下落。また、寄り付き前に発表されたバンクオブアメリカ
の決算では、一株利益が-0.26ドル(予想-0.21ドル)と予想以上の赤字となったほ
か、GEは0.27ドル(予想0.20ドル)と予想は上回ったものの売上が大幅未達。これ
らの決算を受け、NY市場は売り先行で取引を開始。寄り付き後に9月の鉱工業生産
が発表され、+0.7%(予想+0.2%)、設備稼働率70.5%(予想69.8%)と共に市場予
想を上回りましたが、相場は失望決算の影響で反応せず。NYダウは、上述のIBMや、
バンクオブアメリカ、GE が大幅下落となり、寄り付き直後に100ドルほど下落す
るも、その後いったんは10,000ドル近辺まで値を戻しました。しかし、10月のミ
シガン大学消費者信頼感指数が69.4(予想73.1)と市場予想を大きく下回ると、再
び売り優勢の展開。NYダウは、11時前には一時123ドル安まで下落し、その後も安
値圏でもみ合う展開となりました。午後に入り、ダラス連銀総裁のドル安容認発
言が伝わるとドルが売られる展開となり、原油価格や商品市況が一段高。これを
受けて、エネルギーセクターが下げ幅を縮小させ、相場全体も連れてじりじりと
値を戻しました。ただ、反発力は乏しく、結局NYダウは67ドル安の9,995ドルで取
引を終えています。そして、CMEは10,215円(前週末大証終値比55円安)となって
います。



前日の東京市場

東証1部・2部市場

16日の東京市場は日経平均が小幅続伸。東京市場は、前日のNY市場が続伸したこ
とや、為替相場で1ドル=90円台に下落したことを受け、輸出関連株中心に買いが
先行。日経平均は37円高の10,276円で寄り付きましたが、その後は上値が重い展
開。日本航空の再建問題に関連して銀行株が下落し、相場の重石となりました。
日経平均は、18円高の10,257円で前場の取引を終了。後場に入ると、日経平均は
取引開始直後にマイナス圏へ下落し、その後は前日終値近辺でもみ合う展開。新
規の手掛かり材料に乏しい中、週末要因で利益確定の売りが出ていることに加え、
銀行株を中心に内需関連株が軟調。引き続き、米企業決算発表を見極めたいとの
ムードも強く、方向感にかける展開となりました。結局、日経平均は18円高の10,
257円で取引を終えています。


個別では、ブリヂストン(5108)や住友ゴム工業(5110)などのゴム製品株、国
際石油開発帝石HD(1605)や石油資源開発(1662)などの資源開発株が買われまし
た。一方で、三井住友海上グループHD(8725)やニッセイ同和損保(8759)、東京
海上HD(8766)などの損保株、クレディセゾン(8253)やアイフル(8515)、武富
士(8564)などのその他金融株は売られています。



新興市場

16日の新興市場は、JASDAQ平均・マザーズ指数・ヘラクレス指数が揃って反落と
なりました。主力株では、大阪証券取引所(8697)やセブン銀行(8410)、サイ
バーエージェント(4751)などが買われました。一方で、ミクシィ(2121)やア
セットマネージャーズ(2337)、ngiグループ(2497)などは売られています。直
近公開銘柄は、クックパッド(2193)やキャンバス(4575)などが買われました。
一方で、大幸薬品(4574)やユビキタスエナジー(3150)、ヒューリック(3265
)などは売られています。



前日の香港市場

16日の香港株式市場は小幅反落。香港市場は、前日のNY市場が続伸となったこと
を好感して買いが先行。ハンセン指数は、138ポイント高の22,138ポイントで寄り
付きました。ただ、連日で年初来高値を更新していることや上海市場が軟調とな
ったことを嫌気し、その後は売り優勢の展開。香港市場は、前場で一時マイナス
圏へ売られると、後場に入っても前日終値を挟んでもみ合いました。上海市場の
下落を受け、中国本土系の銀行株中心に売り優勢となりました。その後、ハンセ
ン指数はプラス圏を回復する場面もありましたが、大引けにかけて売られ、結局6
9ポイント安の21,929ポイントで取引を終えています。ハンセン指数構成銘柄では、
中国建設銀行や中国工商銀行、中国銀行がなどの銀行株が売られたほか、中国石
油天然気や中国海洋石油、利豊なども利益確定売りで下落。一方、HSBCや中国移
動、中国人寿保険などが堅調。



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