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45年に及ぶ大相撲観戦歴に基づき、柏鵬全盛時代から今日の大相撲まで、なつかしい話や応援および鋭い突っ込みも入れるコラムです。

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2009/03/09

相撲コラム「天下泰平記」

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           相撲コラム「天下泰平記」

            大相撲春場所展望号

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初場所からの勢いが衰えず、というところでしょうか、春場所の懸賞金の
数が多いようですね。初場所の朝青龍のインパクトは、やはり強烈だった
ということです。

初場所の朝青龍の相撲内容は、確かに見応えのあるものでした。以前にも
書きましたが、現出羽海親方、小兵の名関脇だった鷲羽山の相撲を彷彿と
させる土俵でした。

鷲羽山は“砂かぶりの夜”で2度記事にしましたが、押しても、そのまま
押し出しでも肩透かしで引いても良い、差せば吊りでも上手投げでも良い、
結局何でも出来たという昔のインタビューを引用した記事でした。

http://blog.sumomania.com/?eid=759141

http://blog.sumomania.com/?eid=474433

その小兵の名関脇の相撲を、立派な体の朝青龍がするのですから、やはり
見事というほかありません。巧さと一瞬の勝負勘、それが緊迫した土俵と
なっていました。

しかし初場所の場所中でも書いていた通りに、緊迫した相撲内容で勝って
いたというのは、言い換えれば紙一重の場面が多かったということです。
春場所も優勝候補の最右翼とは言えないでしょう。

そして雪辱を期す白鵬ですが、やはり優勝候補の一番手に推したいですね。

初場所の白鵬は負けた相撲以外は、ほぼ完璧な内容でした。そして朝青龍
戦、日馬富士戦ともに左を深く差される同じ展開で敗れました。この2番
だけ、右からの攻めよりも左上手を欲しがった立合い、つまり勝ちたいと
いう意識が出てしまった相撲でした。

白鵬が尊敬する双葉山に近づくためには、朝青龍・日馬富士という2人の
勝ちを意識する相手に、いつもと変わらぬ立合いを出来るかが鍵でしょう。
木鶏を目指した双葉山の境地に、白鵬はどこまで迫れるかを楽しみに春場
所を見たいと思います。

そして3番手には琴欧洲に期待したいですね。

日馬富士や稀勢の里に比べ、このメルマガでもブログでも、今まであまり
取り上げることの少なかった琴欧洲ですが、ヒザの不安が見えなくなって
きた初場所でした。今場所はやってくれそうな気がします。

新大関の緊張の場所が、試練の土俵となった日馬富士は精神面で鍛えられ
成長した姿を春場所は見せてくれることでしょう。琴欧洲と日馬富士の、
“横綱同士の優勝争いに割って入る”争いが面白くなりそうです。

さて若手力士、先場所の前半戦を盛り上げた東の関脇把瑠都よりも、何度
かの不運で小結に留め置かれたこともあって、稀勢の里の新関脇に注目が
集まっているようです。

稀勢の里に関しては、メルマガ・ブログともに何度も取り上げてきたので
すが、春場所はこれだけは言いたいです。“下手廻しにこだわらないでく
れ、稀勢の里!”

稀勢の里が持っている左四つの型、それがどう変化しているか?今までと
一緒ならば、相変わらずの足踏みで終わるのは間違いないと思います。

下手にこだわらず稀勢の里の馬力を生かす相撲、かいなを返す⇒そのため
には立合いの馬力⇒そのためには豊富な稽古。ということでしょう。

荒れる春場所・・・始まります。

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