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柏鵬全盛時代から今日の大相撲まで、なつかしい話や応援および鋭い突っ込みも入れるコラムです。

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2008/01/22

相撲コラム「天下泰平記」

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           相撲コラム「天下泰平記」

              白鵬の立合い

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先週も書きましたが、今場所は白鵬の立合いの鋭さが目立ちます。
しかし興味深いのは、磐石の立合いではあっても不動の立合いではない
ところです。それは先場所と先々場所に星を落とした琴奨菊・豊ノ島戦
での立合いに現れています。

豊ノ島戦で、白鵬は右脇を締めて半歩ほど踏み込みました。豊ノ島の左差し
と両差し狙いを防ぐ意味があったのでしょうが、上体が伸びたままの不自然
な立合いでした。このときは豊ノ島に巧く取られ土俵際に詰まり、ヒヤリと
する場面もありました。

そして琴奨菊戦、この日も右足から踏み込み強烈な右張り手を見舞いました。
凄まじさを感じさせる相撲でしたが、これは相当なリスクがある立合いでした。
左差しを狙う琴奨菊の目の前で、右の脇を上げて張り手を振るうのですから、
自信が無いと出来ない芸当です。白鵬の運動神経の為せる業でしょう。

四つにいく立合い・かちあげ・張り差し・両差し狙いなど、立合いのバリエー
ションのある力士はいますが、踏み込む足を変えるという思い切った立合いは
珍しいと思います。しかし白鵬にとっては、それほど極端な違いはないのかも
しれません。相手によって自在に立合いを変えられるということでしょう。

と思って見ていたら、9日目は朝青龍が安馬に対して左足から踏み込んでの
右差しの立合いを見せました。これほど色々な立合いを横綱が見せるのは、
あまり記憶にありません。正直、不思議な感覚です。

その朝青龍ですが、両足でぴょんと飛び出すような軽い立合いが何番かあり、
相撲内容にも圧力を感じさせません。帰国後すぐの巡業で、上半身の充実振り
が言われましたが、下半身には不安がありそうです。スタミナを温存している
とも受け取れますが。それでも千秋楽までに仕上げてきそうな感じですね。

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十両ではサーカス相撲の保志光、幕下ではガチガチの四つ相撲の土佐豊と
個性派力士が元気です。この2人が幕内上位に上がってくれば、土俵が盛り
上がるのは間違いありません。2人とも、いかにも力士といった仏頂面で
個人的に好感度も高いものがあります。今から楽しみにしています。

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