2009/12/04
家庭内高齢者虐待、昨年度12%増 加害者の4割は息子 介護マガジン「ぷらすあるふぁ」
♪┃ぷ┃ら┃す┃あ┃る┃ふ┃ぁ┃♪――――2009/12/01発行 通巻30号 ━━━━━━━━━━━━━│目 次│━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.公園の高齢者用遊具で健康づくり・・・(つくば市) ---------------------------------------------------------------------- 2.高齢者宅 新聞が3日たまっていたら確認・・(世田谷新聞販売事業組合) ---------------------------------------------------------------------- 3.家庭内高齢者虐待、昨年度12%増 加害者の4割は息子・・(厚生労働省) ---------------------------------------------------------------------- 4.家族の介護者に息抜きを 閉店した小料理店を集いの場に・・・(神戸新聞) ----------------------------------------------------------------------- 5.独り暮らし高齢者 増える身元保証や生活支援ニーズ・・<編集後記> ----------------------------------------------------------------------- 1)公園の高齢者用遊具で健康づくり・・・(つくば市) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 高齢者が気軽に健康づくりに取り組める高齢者向け健康遊具が設置してある公園が 先頃お目見えしました。つくば市が3年計画で市内7ヵ所の公園に設置を進めようと するうちのまず最初の公園が下岩崎の茎崎運動公園。健康遊具が設置され、高齢者の ひきこもり防止も兼ねているという公園は県内では初めての試み。今回設置されたの は、歩きながら足つぼを刺激したり、円盤に乗って足腰の筋力を鍛えるものなどの6 タイプが、牛久沼を望む見晴らしの良い場所に置かれているそうです。 「設置場所や遊具の選定をプロデュースしたのは筑波大大学院の田宮菜奈子教授は 「外に出て自然を親しみながら健康づくりに取り組んで欲しい」。また、同市の二の 宮公園でも遊具が使用できるそうでなので、高齢者が青空の下伸び伸びと運動できる このような遊具を全国の公園に広く設置して欲しいものです。 http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/60/83/006198.html 2)高齢者宅 新聞が3日たまっていたら確認・・(世田谷新聞販売同業組合) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 高齢者の新聞受けの新聞が3日たまっていたら安全確認をします-。今月から区の 高齢者見守り事業と連携したサービスを始めるのは、世田谷区内の各新聞販売店でつ くる6新聞社の86店舗が加盟する世田谷新聞販売同業組合。区内の高齢者15万3 千人で、区では民生委員の訪問などによる高齢者の見守り事業を進めているようです が、死後1ヶ月以上たってから発見されるなど、孤独死が絶えないといいます。 仕組みとしては、まず見守りサービスを希望する高齢者が販売店に見守りサービス を希望する旨の申込書を提出します。提出確認後、新聞が三日間以上たまっていたり 、異変を感じたりしたら、区内27ヵ所にある区の「あんしんすこやかセンター」に 連絡し、同センターの職員が訪問などして安否の確認を行うそうです。 区と見守りサービスの協定締結した同組合は、この2、3年、各店従業員が新聞受 けの状態から高齢者宅の異変をキャッチして安否を確認したり、助けることができた などの事例が増えていると指摘しています。毎日の新聞配達を通して、間接的に高齢 者の状況確認が可能な新聞販売店の顔実の見えるサービスに期待したいものです。 http://www.tokyo-kumiai.gr.jp/hanbaiten/setagaya.html 3)家庭内高齢者虐待、昨年度12%増 加害者の4割は息子・・(厚生労働省) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 高齢者に対する家庭内虐待が2年連続して増えていることが分かりました。先月末 に公表された厚生労働省の調査によれば、高齢者に対する虐待件数が08年度は家庭 内で1万4889件(前年度比12%増)、介護施設内で70件(同13%増)に上 っています。06年度の高齢者虐待防止法施行から2年連続連続で増えたことになる そうですが、問題は、家庭内虐待の約4割を息子が占めているということです。 家庭内虐待の被害者の70%が女性となっており、80~84歳が最も多いといい ます。被害者の少なくとも45%に認知症が認められ、また虐待者と被害者が同居し ている事例が86%あったそうです。 虐待の加害者の40%は息子となっており、続いて夫(17%)、娘(9%)、妻 (5%)となっています。虐待の種類(重複あり)は、暴力などの「身体的虐待」が 最も多く64%で、暴言を吐くなどの「心理的虐待」(38%)、「介護放棄」(2 7%)、勝手に年金などを使うなどの「経済的虐待」(26%)となっています。 4)家族の介護者に息抜きを 閉店した小料理店を集いの場に・・・(神戸新聞) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前回の記事で、札幌市の男性介護者の仲間づくりの場を提供する目的につくられた 「男性介護者のつどい」をご紹介しましたが、今回は「神戸新聞」(11月25日付) に掲載されていた家族を介護する人たちの息抜きの場として、8月下旬から始まった 介護中の家族らが運営する集いの場をご紹介します。 悩みを打ち明け合う機会も多いというこの集いの場「つどい場 中津庵」は、兵庫 県矢部町にあり、今年8月に閉店した小料理屋を活用して毎月1回開催されています。 同区内の地域包括センターに勤めるケアマネジャーの菊井寛和さん(48)が「介 護者らがほっと一息つける場がつくれないか」と発案。住宅街にあった小料理屋の家 主が場所を無償提供してくれることになり、地元で介護中の家族ら9人があつまった のがスタートだそうです。 毎週1回、木曜日の午前10時~午後4時の開催時には、介護の経験がある人や地 元のお年寄りも含めて、10~15人が集まってくるといいます。 家族を介護中の小竹栄節子さん(63)は「介護で悩みを抱える人は多いが、気軽 に打ち明けられる場がなかった。ここで情報交換して、少しでも気持ちが楽になって もらえたら」と話しているそうです。 尚、参加費用は無料(お茶代などは別途)。 問合せ:ひらのあんしんすこやかセンター TEL 078-574-4812 5)独り暮らし高齢者 増える身元保証や生活支援ニーズ・・<編集後記> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アパートや介護福祉施設に入居したり、病院に入院する際に、身元保証人の確保に 悩む高齢者が年々増えているといいます。背景には、核家族化の進展及び身寄りのな い高齢者の増加などがあげられますが、保証人問題はこうしたことの他に、家族が遠 方に住んでいたり親族同士のいさかいが原因だったりと複雑で幅広い側面があるとい います。 こうしたニーズに応えようと契約者の親族の代わりに身元保証人を引き受け、各種 手続きや親族への連絡対応、そして突然のケガや病気の際の緊急支援などを実施して いるNPO法人「きずなの会」が名古屋にあります。支援活動は、契約者が亡くなっ た場合も遺族への手続きや行政手続、葬儀なども行っており、さらには、弁護士法人 と連携し、金銭管理や後見精度の活用についてなど幅広く支援しているそうです。 依頼者の中には、経済的に苦しい高齢者も増えており行政との協力が必要となって くるケースが多々あるといいます。 こうしたサービスは、行政サービスや介護保険制度では対応できないことが多く、 高齢者の独居不安を一層深刻にさせていることも事実です。「きずなの会」には、県 内を問わず、県外からも多くの問合せやサービスの要望が来ているそうですが、行政 側としても、せめて高齢者が安心して暮らせる為の身元保証の確保ができる制度を早 急につくっていただきたいものです。 …………………………………………………………………………………………………… 発行元:Plus-alpha, Inc. ※このマガジンの記事は、官公庁及び企業のHP、ニュースリリース 自社取材等を情報源として掲載しております。 <mail> plus-alpha@clock.ocn.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C)2009 PLUS-ALPHA, Inc. All Rights Reserved.


