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静岡(中部)で上映される映画レビューと静岡ローカルの映画館や試写会の情報など。

  • 周期 週刊
  • 最新号 2008/09/05
  • 発行部数 48
  • マガジンID 0000227749
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2008/04/11

静岡銀幕週報 49

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>■□□                   
>■■□  静岡銀幕週報    
>□■■      第49号   2008/04/10    
                                      
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┃N┃■┃作品レビュー
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┃■┃10位/2008年20作品中 モンゴル
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「”生か死か”の先にあるものを見よ」


静岡東映で4月5日18:00の回。
客5人。5人か!静岡まつりがあったとはいえ、5人とは!
T-JOYが劇場を確保しようと東映と組んで共同配給したのはいいけど、その結果がこれ。

東映と組んだってどうにもならんっつーの。アカデミー外国語映画賞ノミネートという話題性があっても、

なんのプロモーションもないから誰も知らずにひそかに公開された感じ。

チンギス・ハン伝説を基にして、いろんなことを盛り込みすぎ、はしょり過ぎ。

それなりに作ってはあるんだけど、それなり以上のなにものでもない。

それなり以下のなにものでもないけど。

臥薪嘗胆からの復活劇は、そこに焦点をあわせていれば爽快感を伴った感情移入のしやすい時代劇にも

なったのかもしれない。ただ、これだけはしょられると、



俺にとってモンゴルっつーと、相撲と「スーホと白い馬」とミス・モンゴルこと上林愛貴なんだけど、

その程度の認識ならチンギス・ハンが浅野忠信でも全然違和感なし。
浅野チンギスの妻を演じた新人のクーラン・チュランがまた実にいい。顔が平ぺったくて、目が細い。

韓英恵の目に匹敵する強い一重がどうにも印象に残る。何もしないくせに存在感だけは人一倍。


公開中 

静岡東映

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┃R┃■┃来週なに見ようかな
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┃■┃「ブラックサイト」「人のセックスを笑うな」

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「王妃の紋章」は久々のチョウ・ユンファの香港映画。つっても『HERO』『LOVERS』に
続く3部作、って前2作見てねーよ。しかも中国時代物だしなー。
「ヒットマン」はゲームが原作らしいけど、ゲームも映画のキャストスタッフも、ストーリーも
どうにもピンとこない。
「ブラックサイト」はインターネットのもののサスペンス。映画でネットのものって
ろくなものがあった記憶がない。
うーん、拡大公開が3作あっても決め手に欠ける。しいて言えば消去法で「ブラックサイト」かな。
シネギャラリーは入替週。「潜水服は蝶の夢を見る」の続映のほかにも充実。
「人のセックスを笑うな」には猛烈に期待してる。ますます永作博美が大変なことになってる。
俺さーribbonも好きでさー。好きだったのは佐藤愛子だったけど。あのころの永作と全然
変わってないのが怖い。
「ダージリン急行」は一週後にMOVIX清水での清水映画祭でも上映される。インドの兄弟の
鉄道ロードムービー。アジア好き鉄道マニアロードムービーファンとして欠かせない。
「迷子の警察音楽隊」はイスラエルに迷い込んだエジプト人の話で、昨年末に新聞の批評記事を
読んだときには相当の傑作のように思えたんだけど。
「君のためなら千回でも」はアフガニスタンで犠牲になった少年たちの友情物語。
MOVIX清水の清水映画祭は3作。「転々」は興味をそそられないにして、「歓喜の歌」は既に見て
レビュー済み。「ラストコーション」は機会があれば見たかったけど、シネギャラリーが
このラインナップなら、それを追いかけるので手一杯。

┏━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃Z┃■┃雑記
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┃■┃3位/2008年21作品中 君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
もう公開が終わるのでこっちで。
どうしてシネギャラリーでの公開がなかったのか?

MOVIX清水9番スクリーンで4月6日20:30の回。客入りは8人。
ハンガリー動乱に散った女闘士と、オリンピックの水球でソ連を破った恋人の話。

市街地戦の場面はミニシアターじゃもったいない。シネギャラリーだったら別の印象だったかも。
ましてDVDじゃなにも伝わらないだろう。戦車が自家用車をメリメリ潰していくシーンは圧巻。
戦車の中から視点での無差別攻撃とか、手足が千切れていくあたりの迫力は説得力十分。
一方で水球の試合が物足りなかったのは、実況アナウンサーがいるのが当たり前の文化に
育ってしまったからか?
やり過ぎの演出の割りに盛り上がらないままにラストシーンになだれこんでしまって、
締まらないエンディングになってしまった。

つーかヴィキが捕まるあたりから、仕事が息切れしたような気がする。無防備に銃を持って道を
歩いていて捕まりました、って、あのなー。画竜点睛を欠く 、って感じ。そこがリアルなのかもしれないけど。
一時の勝利の直前、戦車が花で飾られた描写があったけど、天安門事件のときも直前まで学生と兵士は
戦車に触りながら談笑してたんだってね。そんな話を思い出した。

ところで共産主義時代のハンガリーといえば自殺率が世界一高い国として有名だった。これが
ハンガリー人は神経質で感情的だとの偏見にもつながっているんだろうけど、統計のマジックで
どうにでも出来るものをあえて公表してきたところに、東欧最初の民主化、そしてピクニック事件を経て
ベルリンの壁崩壊へとつながる一連の歴史の根底に流れるものが見えるように思う。
その歴史の根底に流れているものは血なんだろうな。


▽発行 RRD ◆3MranranlY
▽ブログ http://rrd.blog.shinobi.jp/
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