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2007/08/22

映画情報・批評 黒獅子の眼 vol.9

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  黒獅子の眼  ☆vol.9★
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k.onoderaです。
まだまだ暑い暑いですねー
そんなときは、涼しげな映画でも観て乗り切りましょう。
ちなみにわたしは、イルカの環境DVDをリピートさせながら、
グレン・グールドが奏でる、バッハのゴールドベルク変奏曲
や、ブライアン・イーノを薄ーくかけたりして、涼しい環境づく
りを工夫しております。
扇風機でも大丈夫。

今回は、気になるサマー・ムーヴィー2本を紹介します。
「観にいこうかなー?どうしようかなー?」と思ってる方、
参考にしていただければ幸いです。


□気になるサマー・ムーヴィー 『トランスフォーマー』
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もったいぶった宣伝のわりには、アメリカ本国、日本ともに興
行成績が芳しくない『トランスフォーマー』は、それでもマイケ
ル・ベイ会心の作であり、特撮映画のマイルストーンとなる
べき秀作だ。

とにかく、難しいテーマが絡むと、全く自分の力が発揮できな
いマイケル・ベイにしてみると、この限りなく能天気な『トラン
スフォーマー』は、天から授けられた格好の題材だ。

どでかいメカが、どでかいメカにボディープレスをぶちかます。
ハイウェー上で、どでかいメカが、どでかいメカを猛追撃する。
この、アメリカ的ダイナミズムが素晴らしい。

痛恨の失敗作『アイランド』では、テーマと何の関係もない、
唐突なカー・チェイスシーンにひどく辟易したものだが、今回
は、どれだけやっても何の違和感もない。
心置きなく、ダイナミズムへと肉薄できるというわけだ。

『トランスフォーマー』で特筆すべきは、アクション・シーンにお
ける、カメラワークとVFXの融合である。
予告編にて、プロデューサーのスティーブン・スピルバーグと、
マイケル・ベイが言っていた「映像革命」とは、まさにこのこと
だろう。


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⇒http://k.onodera.blog.ag/index.php/k.onodera/00000000000000005178

□気になるサマー・ムーヴィー 『怪談』
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ホラーとメロドラマという、かなり腕の振るいがいがある題材
のはずなのだが、アベレージ以下の、期待はずれ感の大き
い作品である。
中川信夫監督の『東海道四谷怪談』に比べてもぐっと落ちる
し、時代愛憎劇であれば、「猫三味線」を観た方がずっといい。
ハリウッド版『ザ・リング2』に引き続き、毒にも薬にもならぬ
作品を撮ってしまった中田秀夫監督は、ハリウッドで充実す
る、好調清水崇監督とは対照的だといえる。

ホラーの演出においても、闊達さを見せていた、日本版『リン
グ2』と比べて、だいぶ見劣りするという体たらく。これじゃあ
新作ホラーを撮る意味があまりないじゃないか。

そして、この映画をさらにまずくしてるのがキャスト陣だ。
まず主演の尾上菊之助だが、演技は悪くないものの、絶世
の美男を演じるにはファニー過ぎる顔立ち。
白粉をはたいてがんばっても、こちらの眼に厚めのフィルター
をかけなければ、どうしても、女をどんどんよろめかせてゆく
美男にはならない。
歌舞伎じゃあるまいし、映画館の観客にそんなフィルターをか
ける労力をかけさせてはいけないだろう。
井上真央の、「どうしてそんなきれいなお顔をしているの」とい
うセリフで、笑い転げそうになったよ。

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⇒http://k.onodera.blog.ag/index.php/k.onodera/00000000000000005182

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映画トリビア(無駄知識)
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ヒッチコックの傑作『サイコ』は、おそらく「途中入場」を禁じた
最初の映画である。
というのも、公開当時、映画館では観客が好きなタイミング
で出入りすることが多かったのだ。
『サイコ』は、ストーリーの都合上、とくに始めから観て欲しい
映画のひとつである。

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gamehucher@yahoo.co.jp

では、また次回!

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