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男前豆腐が売れたのは、そのネーミングによる効果が大ですね。商品やサービス、店舗、会社にとってネーミングほど大切なものはありません。そこで私たち[ネーミング屋.com]のクリエイターが、世の中のネーミングについて毎回コラム形式で伝えます。

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2009/11/16

【商品も会社もお店も、成功はまずネーミングから】“すかいらーく”他

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     ~商品も会社もお店も、成功はまずネーミングから~

                    ネーミングコラムVol.27
              
      ■発行者サイト http://www.naming-ya.com/

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ども。

[ネーミング屋.com]のネーミング次郎です。

先日、読んだ記事からです。

東京商工リサーチが、
山手線の駅名を会社名として使った数を調べたようです。

もっとも多かったのは、当然のことながら圧倒的に「東京」。
以下、大きく離れて「渋谷」「神田」と続きます。

そして1つも使われなかった駅もありました。
答えは、「新大久保」。

思わず、フッフッフッと反応しました。

さて今回もコラムを2本ほど。

このメルマガは、今までのヒットネーミングや気になったネーミングを
毎回コラム形式でお伝えするものです。

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┃★┃ファミリーレストラン「すかいらーく」               ┃
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ついに日本の町から見えなくなってしまいました。
ヒバリという鳥の名を元にしたファミレスの看板。
もう飛べるどころか、絶滅してしまったわけです。
最後の1店舗が閉店したというニュースが先日、ありました。

デニーズと並んで、昔からのファミレスの代表ブランドだっただけに、
ちょっと寂しさを感じます。
デニーズがアメリカの商標を使ったお店に対して、
こちらは日本オリジナルのネーミングをしたお店。
そのせいもあるかもしれません。
外食はマクドナルド、サイゼリヤ、餃子の王将など、
一部に客が集中していて、その他はなかなか難しい時代。
店舗としてのすかいらーく消滅は、そんな時代の象徴的な出来事ですね。

といっても、会社名としてのすかいらーくはあるわけで、
ガストやジョナサン、バーミヤン、小僧寿しなんかも傘下に収めている
一大外食企業として君臨しています。
まぁ、いったん上場廃止にし経営改革を進めようとしてきたにもかかわらず、
その後、創業者一族の社長が解任されたりとか、
ゴタゴタしていたようですが。

「すかいらーく」という言葉のイメージからは、僕は、
郊外、青空、ニュータウン、
昭和40年代、高度成長、アメリカンタイプといったイメージが浮かぶ。
もともと1号店ができた場所が「ひばりが丘」という地名だったので、
その「ひばり」を英語にしたらしい。
なぜ平仮名表記にしたのかはわかりません。
でも当時の時代に合っていたのかなと思います。
昭和40年代は、まだまだアメリカ文化を輸入して日本化していた時代ですね。
英語を平仮名にしたネーミングは、他にもけっこうあります。
「ららぽーと」とか。

それに比べ最近はどちらかというと、
日本語をアルファベット表記する傾向のほうが目につく。
ジャンルは全然違うけれど「TSUBAKI」などが代表例かな。
日本発のブランドを世界に輸出していく時代だからかもしれません。

ついでに言うと「すかいらーく」を業態転換した同社の「ガスト」は、
スペイン語で“GUSTO”=おいしいという意味。
同じ企業グループの「ジョナサン」は、
単純にアメリカでポピュラーな男の名前を
付けようという意図でネーミングされて、
まぁ日本でいえば「太郎」とかいうようなものだそうです。

●すかいらーくグループ ホームページ
http://www.skylark.co.jp/


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃★┃給湯機「エコキュート」                      ┃
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

最近、我が家も、オール電化にしてしまった。
お風呂の給湯の耐久がかなりヤバくなってきたんで、
まず給湯を電化にしようと決め、
それならいっそとばかり
調理機器もIHに変えてしまいました。
といっても今回の話は、
メインである電化給湯機の総称「エコキュート」について。

誰でもわかる通り、「キュート」は
“給湯”と英語の“cute”をかけたネーミングですね。
でも正直、英語のcuteというのは、
意味的にマッチするの? と疑問がわく。
だってcuteって、“かわいい”ていうイメージでしょ? 
ちょっと無理がありませんか。
まぁ、「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」という正式名称に比べれば、
チャーミングなネーミングになったとは思いますが。
家庭の財布を握っている主婦にはウケそうかな。

この「エコキュート」というのは、
なぜか東京電力ではなく、関西電力の登録商標になっている。
そういえば電気屋さんの人が、
「もともとは関西のほうが早かったんですよ」と言っていた。
たしかに電気メーカーはもともと関西発が多い。
松下(今はパナソニック)もシャープも三洋もダイキンもそうですね。
そのあたりのことと関係あるんでしょうか。

オール電化にはいろいろと利点があるけれど、
電気料金的にもお得になる
「電化上手」という料金プランに変更できます。
こちらから見ると商売上手と呼びたくなるプランだけれど、
たしかに使い方によってはかなり得になる。
おまけに当然のことながら、ガス代は1円もかからなくなる。
ガス屋さん、さようなら、もう二度と会わないかもしれませんね・・・
と東京ガスの人の、我が家のガス管を閉めてゆく姿を見送りました。

今後、ガス会社はどうなるんでしょうか。
いくら“ガス・パッ・チョ!(ガスでパッと明るくチョっといい未来)”
なんてテレビで叫んでも、
ガス会社の未来はパッと明るくなるとは思えません。
少なくとも息子が就職で東京電力か東京ガスかで迷ったら、
殴ってでも前者にさせると思います。

もちろんガス会社では、この状況を黙って見ているわけはなく、
エコキュートに対抗して「エコウィル」という、
ガスで発電をするシステムを売り出しています。
こっちのネーミングの意図することは、
正直よくわかりません。
未来に向けてのものだからwill=ウィル?   
他に何か意味はあるんでしょうか。
ネーミングだけ比べても、大抵の人は
エコキュートのほうをエコひいきしたくなるでしょう。

10年前と今を比べて、
世の中にもっと露出されてきている言葉のひとつは、
「エコ」ですね。
まるで田舎の朝のニワトリの鳴き声なみに、
毎日いろんなメディアから「エコエコ」と聞こえてきて、
ときどき煩わしく感じたりもします。
環境に関連した商品のネーミングも、
大半が「エコ」という言葉を使っていますね。
外から見ていると、失礼ながら
あまりにも芸がないと思いますがいかがでしょう。

●関西電力 オール電化情報サイト「エコキュート」
http://www.denka-life.com/bath/index.html


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今回も読んでいただき、どうもありがとうございました。
「ネーミング」というニッチなものがテーマのメルマガですが、
マーケティングや宣伝、販促、商品開発に関わる仕事をしている知り合いがいたら、
教えてもらえるととっても嬉しいです。
今後ともご愛読よろしくお願いします。

★できればお願いです★
また皆さんが気づいた、見つけた、面白いネーミングがあったら
どんどん気軽に教えてください。→info@naming-ya.com
コラムでも取りあげてみたいです。

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