2009/10/09
【商品も会社もお店も、成功はまずネーミングから】“アリナミンV”など
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ~商品も会社もお店も、成功はまずネーミングから~ ネーミングコラムVol.26 ■発行者サイト http://www.naming-ya.com/ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [ネーミング屋.com]のネーミング次郎です。 中国の勢いがスゴイですね。 全世界が景気回復の頼みの綱として、 中国の内需拡大に期待している感じです。 既にビールの消費量は世界一だし、 最近は自動車販売台数もアメリカを抜いています。 中国といえば漢字の民ですが、 そのネーミングで僕がうまいなぁと思うのが 「可口可楽」。 コカコーラのことなんですが、 音感だけでなく 意味的にもよくできていますね。 ちなみにペプシコーラは 「百事可楽」と書くのだそうです。 さて今回もコラムを2本ほど。 このメルマガは、今までのヒットネーミングや気になったネーミングを 毎回コラム形式でお伝えするものです。 [ネーミング屋.com]についてはこちらへ。 ↓ http://www.naming-ya.com/ ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃★┃栄養ドリンク「アリナミンV」など ┃ ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 昔読んだ椎名誠さんのエッセイで、たしか “どうして栄養ドリンクの名前は、最後にアルファベットが付くのか” みたいなことが書いてあった。 今、ざっと思いつくままあげても、 「アリナミンV」「リポビタンD」「オロナミンC」 「チョコラBB」「アルギンZ」(最近はあまり聞かないけどまだあるのか?) などが浮かんでくる。 「デカビタC」なんてのもあるなぁ。 普通の飲料と、医薬品または医薬部外品扱い(薬事法の規制を受ける)が 一緒になっているけれど。 アリナミンシリーズは、アリナミンVのほかに 「アリナミン7」「アリナミンR」「アリナミンV&V」に加えて 錠剤の「アリナミンA」などもあり、 こりゃまるでウルトラマンシリーズと同じだなと思ってしまう。 ネーミングを決めるほうからすると、便利といえば便利ですね。 シリーズとしての認知度を生かして、 最後の文字だけちょっと変えればいいんだから。 このアルファベットは、何の意味があるか。 栄養ドリンク(または栄養剤)だから、その栄養にちなんだイニシャルと、 一般的には思うのではないでしょうか。 たしかにオロナミンCは、 ビタミンCが大量に入っていることから名づけられたらしい。 じゃあ、リポビタンDはビタミンDにちなんだのか、 というとまったくそうでしなくて、 何の意味もないという。 アリナミンになると、ビタミンBが主力成分の商品なのに アリナミンAなんていっている。 アリナミンシリーズの、エース的存在だからだそうだ。 VはVictory、RはResetやRefreshの意味だと説明している。 つまりプロダクトそのものとは、何の関係もないと言っていいワケ。 思うに、何十年か前、いちばん最初にヒットした栄養ドリンク商品 (たぶんリポビタンDかオロナミンC)のネーミンクの最後が アルファベットだったので、それを他社もマネしたんでしょう。 まぁ、日本の場合、そういう例は多い。 横並び意識が強いというか、 類似性でマーケットから分け前をもらおうとしているというか、 二番煎じ根性丸出しというか。 それにしてもリポビタンDの「ファイト、一発!」の、 あのワンパターンCMは一体、何十年続けているんでしょうか。 ここまでの大いなるマンネリズムは、スゴイと思います。 これだけ長年、変わらないのは、 水戸黄門と、かまやつひろしの髪型くらいじゃないでしょうか。 ●武田薬品工業 アリナミン ホームページ http://alinamin.jp/index.html ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃★┃梨「二十世紀」 ┃ ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 先日、ウチに親族から梨が届きまして。 で、子供の頃から不思議に思っていたネーミングを思い出した次第。 「二十世紀」という梨のことです。 果物と時代名、これ、どう考えても異質な組み合わせでしょう。 遠い古来の時代名なら 食べ物としてのロマンやシズル感を掻き立てるかもしれないけど、 現代名(僕の子供時代は当然、20世紀最中)だし、 あまりに“まんま”じゃないか。 しかも工業製品に付けるようなネーミングだなぁ。 当時の子供時代の気持ちを、 大人になった今、代弁するとそんな感じでしょうか。 いずれにしても果物としては、 かなりアバンギャルドなネーミングだったと思います。 というわけで、何十年も経って調べてみた。 名付けられたのは1898年。 来たるべき20世紀の代表的な果物となるよう 願いを込めてネーミンクされたらしい。 20世紀後半にできた会社に、よくナントカ21というのがあるけれど、 それと同じですね。 不動産会社ではセンチュリー21なんていう、 “21世紀”そのものズバリのネーミングもあります。 (ちなみに、あと数十年すると、 今度はナントカ22という企業名が出てくるんでしょうか)。 この梨はもともとは未来に向かって付けられたワケだけど、 ノストラダムスの予言をあざ笑って軽く21世紀になった今では、 懐かしい響きになってしまった。 前述したように、古くなったぶん、 食べ物としてのシズル感もアップしてきたような気がします。 昭和の駄菓子を見るような感覚かな。 100年後、200年後にはなれば、 どんどん昔々からの果物というイメージになっていくんでしょう。 子供の頃、もうひとつ果物で不思議だったネーミングがある。 それは「グレープフルーツ」。 直訳すると、“ぶどう果物”。 なんでこれがぶどうなんだろう、と思ったことはありませんか。 僕は「全然別物じゃないか!?」と思っていました。 今でもときどき思います。 グレープと呼ぶには、あまりにも違和感がありすぎる。 同じような名前でも全然違う。 工藤静香と亀井静香くらい違う。 でもこれ、海外でもグレープフルーツというんですね。 ぶどうのように木になるからだそうです。 海外の人は違和感をもたなかったんでしょうか。 ちょっと聞いてみたいことです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回も読んでいただき、どうもありがとうございました。 「ネーミング」というニッチなものがテーマのメルマガですが、 マーケティングや宣伝、販促、商品開発に関わる仕事をしている知り合いがいたら、 教えてもらえるととっても嬉しいです。 今後ともご愛読よろしくお願いします。 ★できればお願いです★ また皆さんが気づいた、見つけた、面白いネーミングがあったら どんどん気軽に教えてください。→info@naming-ya.com コラムでも取りあげてみたいです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎[ネーミング屋.com]とは、日本の広告界の一線級のクリエイターが、 どんな地域のどんなネーミングでも明朗・格安料金で請け負うものです。 詳しくはこちらを→http://www.naming-ya.com/ ================================================= ■メルマガ「商品も会社もお店も、成功はまずネーミングから」 ■発行元:ネーミング屋.com http://www.naming-ya.com/ ■発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000227225.html ご意見・お問い合わせ、ぜひお気軽にどうぞ info@naming-ya.com ==================================================



