2008/01/16
商品も会社もお店も、成功はまずネーミングから~青春18きっぷ他~
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ 〜商品も会社もお店も、成功はまずネーミングから〜 ネーミングコラムVol.9 ■発行者サイト http://www.naming-ya.com/ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [ネーミング屋.com]のネーミング次郎です。 このメルマガは今までのヒットネーミングや気になったネーミングを 毎回、コラム形式にてお伝えするものです。 今回は久々の第9号です。 新しい年が始まりましたが、期待感より失望感が大勢となっている感じです。 昨年の世界流行語大賞(というのがあったとしたらですが)の「サブプライム」は、 今年も2年連続となりそうな勢いで世界経済に暗雲をもたらしています。 昨日も米銀行シティが追加損失を発表しています。 ま、それはそれとして、今回は内需型の企業に目を向けてみました。 ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃★┃切符「青春18きっぷ」など ┃ ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ JRに「青春18きっぷ」がある。 現在は1日2300円でJRの普通列車が乗り放題になる。 5枚つづり11500円で販売している。 あくまで普通列車用であり、新幹線はもちろん、急行なども利用はできないが、 時間をたっぷりとれる人間には非常にありがたいサービスだ。 スローライフとかスローライフという最近の言葉になぞらえれば、 青春18きっぷでスロートラベルはいかが? となる。 知っている人も多いと思うけど、青春18きっぷは、 若者だけではなく、誰でも利用できる。 中年18きっぷや、老人18きっぷにしちゃってもいいわけだ。 俺は永遠の青春人間だ! なんて無理して言わなくたって使える。 ちなみに子ども用はないけど、子どもだって使える。 なのになんでこんなネーミングにしたのか疑問をもった人も多いと思う。 こんな世代限定のような名前じゃなく、別のネーミングにすれば、 もっと売れるんじゃないかとか。 このネーミング、もともとは春休みとか夏休みのシーズン限定として、 学生向けに売り出したことから来ている。 調べてみると1982年が最初の発売だった。 まだバブルの足音も聞こえず、 当時の学生にとって太平洋の大きさは今の3倍くらいあった頃だ。 お金のない学生には国内を列車でゆっくり回ってもらいましょう、 という意図だったんだろう。 発売当時は「青春18のびのびきっぷ」という名前だった。 成長と旅の延びをかけていたんだね。 で、翌年には正式に「青春18きっぷ」になり今に至っている。 余談だけど「青春」という言葉をキーにした他のネーミング例では、 明星食品の「青春という名のラーメン」というのがあった。 青春という名のラーメンとはシリーズネーミングで、 各商品も「純情コーン」だとか「胸さわぎチャーシュー」とか、とってもユニークでした。 齋藤由貴のCMもあったなぁ。 青春18きっぷが発売後何年かして人気化した頃と、 ちょうど同じ頃だったような気がします。 ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃★┃企業「グッドウィルグループ」 ┃ ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 2007年は企業の不祥事が多発した年だったと言う。 しかし僕にいわせれば不祥事が多発したのではなく、 不祥事が表面化した年だったというほうが正しいと思う。 10年前でも20年前でも悪質なことをやっていた企業はたくさんあったし、 僕が広告会社でさまざまな企業を見聞きしてきた経験によると、 昔のほうが圧倒的に悪質なことをやっていた。 コンプライアンスという言葉が出てきて久しいが、 もう悪質なことが隠せない時代になってきただけなのだ。 今後は企業はもちろん、日本の閉鎖性の象徴ともいえる 政治や相撲、古典芸能などすべてがディスクローズされていくだろう。 で、話を企業に戻すと、つい最近、グッドウィルグループが、 介護問題に続きこんどは人材派遣についても違法行為を行っていた というニュースが流れた。 事業の2本柱であった派遣と介護の両方で、 違法行為を繰り返してきたというわけだ(介護事業は結局、売却撤退したが)。 僕は事業そのものはともかく、 この「グッドウィル」という企業名について、 あまりいいイメージはもっていなかった。 自分たちのことをグッドウィルなんて言ってしまうセンスがどうかと思っていた。 企業名だけでなく商品名でもそうだが、 自分で自分を過剰に誉めるようなネーミングは良くない典型だ。 あまりにも想像力がなさすぎる。 コミュニケーションに大切なのは、創造力よりも想像力。 “こんなことを言ったら、人はどう思うか? ” ということをまず考えなければいけない。 ときどき僕も誤ってしまうので、あんまり偉そうには言えませんが。 たとえば「僕はとてもいい大学を出て、背も高くて、年収も高いです」 なんていう自己紹介を見知らぬ人の前でやったら、 相手は素直に拍手してくれるだろうか。 何てイヤな奴だと思うはずだ。 「僕は良き心の持ち主です」と言ったとしても同じ。 しかもグッドウィルの場合、違法と知りつつ行っていた悪質さで、 「どこが“グッドウィル”やねん!」と格好のツッコミを与えてしまった。 選挙公約のときは「打倒! 汚職」と言っておきながら、 実は裏金をせびっていた政治家といっしょだ。 しかも選挙公約と違い、企業ネーミングはずっと使われていくのだ。 以上、こんな事件が明るみになったとたん批判するのは、 強い者が負けたとたん不意にでてきて喋りだす人間のように卑怯だとは感じつつ ・・・の文章でした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (後記) 今回も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。 「ネーミング」というニッチなものがテーマのメルマガですが、 マーケティングや宣伝、販促、商品開発に関わる仕事をしている知り合いがいたら、 教えてもらえるととっても嬉しいです。 今後ともご愛読よろしくお願いします。 ★できればお願いです★ また皆さんが気づいた、見つけた、面白いネーミングがあったら どんどん気軽に教えてください。→info@naming-ya.com コラムでも取りあげてみたいです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎[ネーミング屋.com]とは、日本の広告界の一線級のクリエイターが、 どんな地域のどんなネーミングでも明朗・格安料金で請け負うものです。 詳しくはこちらを→http://www.naming-ya.com/ ================================================= ■メルマガ「商品も会社もお店も、成功はまずネーミングから」 ■発行元:ネーミング屋.com http://www.naming-ya.com/ ■発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000227225.html ご意見・お問い合わせ、ぜひお気軽にどうぞ info@naming-ya.com ==================================================


