2008/08/04
今日も素敵にオネスティ VOL.67
まぐまぐ購読者の皆さん、すみません。 67号の配信を忘れてしまっていました。このたび68号とともにあわせて 配信します。申し訳ありませんでした。 このメールはNPOベターライフ・スタイルに関連のある方々へお 送りしています。ご不要の方の配信停止は末尾よりお手続き下さい。 「100人いれば100通りのベターライフ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■☆★☆ 今日も素敵にオネスティ VOL.67 ☆★☆■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、NPO法人ベターライフ・スタイル事務局の岡田です。 7月16日の産経新聞ネットニュースで、アメリカの研究期間が約 100カ国の国地域を対象に35万人に行った「幸福度調査」の結果 に関する記事が掲載されました。 それによると日本は43位、一番はデンマーク、最下位はジンバブ エとのこと。どのような基準でなされたのかはよくわかりませんが、 少なくとも上位には食い込んでいないでしょうね。実は一昨年にイギ リスの大学が行った調査でも、日本は90位、ちなみにこのときも1 位はデンマークでした。 何を持って幸福なのか、という問いは、私たち人間にとっての究極 の命題ですから、そう易々とランク付けされたくはありませんが、し かし決して上位にはいないだろうと正直感じてしまいます。 ところで、この同じ問いを、気恥ずかしながらも真正面から書いて いるおもしろい本を見つけましたのでここでご紹介しましょう。 「幸せって、なんだっけ」という辻信一氏の本(ソフトバンク新書) です。 この本では、日本の豊かさを実感できない実態はどこから来るのか、 といったことを各方面の文献と自身の体験等から分析し、著者は 「幸せ」になることを諦めず「幸せ」のイメージを持って仲間と共に 生きていこうとメッセージを送っています。新書で読みやすいにもか かわらず、引用されている本の中には経済学の大家であるガルブレイ スからガンジーなど多方面にわたり、読み応えのある本になっていま す。 この本を回し読みした我がNPOの代表は(ちなみに彼の本業は弁 護士であるのですが)、いみじくもこう言いました。 「ボクの長年の謎であった憲法13条の幸福追求権の「幸福」がなん だったか、やっとわかった気がする。」と・・・。 そう、私たちの日本国憲法13条には、幸福追求権としてこんな条 文が存在します。 「・・生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共 の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要 とする。」 憲法にもはっきり書かれたこの「幸福」追求権ですが、皆さんは意 識したことがありますか?ご自分の「幸福」とはいったい何なのか、 もう答えは見つかっているでしょうか。 お金だったり、家族だったり、自由だったり、「幸福」はそれぞれ ですので、自分の「幸せ」は自分でイメージするしかありません。ま ずは、じっくり自分と向き合い、自分の本音と対話してみましょう。 もし自分の「幸せ」がイメージできれば、毎日の生活が違って見え るはずです。今までこだわっていた物事と自分の幸せとの距離、時間 をかけていた物事が突然意味のない事柄だったり、またはまったく逆 に意義を感じる物事に写るかもしれません。ときになぜこんなに無意 味に忙しくしていたのか、と思う方も出てくるでしょう。 そして素晴らしい発見もあるかもしれません。割と近くに同じ幸せ 感を持った人がいるとか、そんなことを語れる仲間が身近に存在する とか。なぜなら一人で幸せになるというのはやはり不自然な感じがし ますよね。辻氏も言います。「やっぱり、幸せは孤立ではない。」と。 危機感ばかりがあおられるこの世の中の風潮はもう結構。まずは自 分とその周辺から、「幸せ」の共感の輪を作ってみませんか。 それでは、オネスティなひとときをどうぞ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ ベターライフ・スタイル活動報告 ☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 7月3日 提携NPO現代用語検定協会浅沼事務局長来訪 7月3日お昼に提携NPO現代用語検定協会の浅沼事務局長が来訪。 お昼を食べながら、8月のイベントやその他の活動についての打ち合 わせを行いました。 8月の家族向けイベントについては詳細が分かりましたらこのメル マガでご報告する予定です。 ◆ 7月9日 新宿文化センターにセミナー会場決定! 現在企画中の中小企業経営者向けセミナーの場所が決定しました。 新宿文化センターの3階第一会議室になります。 同セミナー会場は、おつきあいのある環境文化創造研究所の中野副 理事長からご紹介いただいたものです。同日、手続をしに同センター を訪れ、セミナー予定会場を見せていただきましたが、適当な広さと 設備が整った会場で、また会場費もお手頃なので、良い場所が確保で きて喜んでいます。 ◆ 7月9日 法人会会員向けに経営者セミナー開催のご案内通知 上記のように会場が決定いたしましたので、同日法人会員及び関係 者の皆さんには、先にセミナーの開催のご案内を通知いたしました。 今回のこのセミナーは、法人会員の皆さんから頂いた意見や疑問点を もとに構成されており、法人会の協力を得て開催の運びとなったもの です。 ご協力いただいた会員の方々には本当に有り難うございました。 有意義なセミナーとなるよう、今後も準備に励む所存です。 *セミナーとプレセミナーの詳細は下記の「お知らせ」をご覧下さい。 ◆ 7月11日 経営者向けセミナーのチラシデザイン完成 上記のセミナー開催に向けたセミナーのチラシデザインが、個人会 員の小田さんの協力のもと、同日完成いたしました。 すでにご希望の方には、配布できるようになっておりますので、セ ミナーのお問い合わせやチラシのご希望等ございましたら、事務局へ お問い合わせ下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ ちょっと気になるオネスティ&ディスオネスティなできごと ☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大分県の教員採用試験を巡る汚職事件、中学2年生によるバスジャッ ク事件と、今の学校現場に不安を抱いてしまうような事件が頻発して います。 この状況にさじを投げたくなる方も多いのではないでしょうか。 しかし当たり前のことながら事件を起こすような先生、生徒ばかり ではないのです。 先日の日曜日、娘の中学校のバスケットボール部の試合が行われま した。去年までのレギュラーが卒業してしまったチームは2回戦であ えなく敗退。応援席からは「このメンバーならこの程度ね」の声もチ ラホラ。私も特に何の感慨もなく応援から帰ってきました。 と、その日の夕方。試合の打ち上げをやろうとの電話がありました。 場所は近所の駅ビルの飲食店。当然先生や保護者が一緒なのだろうと 思いましたが、よく事情がわからない。仕方なく別のお母さんに連絡 し、二人で付き添って行ってみることにしました。 ところが蓋を開けてみると大人は私たちだけ。3年生が自分で予約 をとってみんなを集めていたのです。思いっきり背伸びをした格好を して携帯やゲームを片手に集まっている中学生を見ると、正直言って 「試合の打ち上げじゃなくて遊びたいだけでしょ!君たち何をやって いるの!」と腹が立ったのですが、今更キャンセルもできず、仕方な く我々二人は付き添うことにしました。 それでも私としては納得できず不機嫌だったのですが、3年生が下 級生に一言メッセージを送るという段になり、おっと思いました。 強かった先輩達が卒業した後ずっと苦しい日々を過ごす中、練習して もなかなか成果が現れず、ずっと控えで頑張ってきた子、試合には出 るけれど上手くプレーできずに叱られてばかりだった子、いろんな子 が上手・下手、年上・年下の区別無くお互いに尊重しあって、ぽろぽ ろ涙をこぼしながら言葉をかけあっている様子に驚くやら感動するや ら。 自分が中学生だったとき。自分では一人前のつもりなのに周りは大 人扱いしてくれないジレンマを抱え、なのに進路選択という人生の岐 路に立たされて右往左往していたあの頃。今の子どもも中身はあの頃 の自分とそう変わらないのではないかしら。中学生だけの打ち上げは これきりにして欲しいけれど、偏見を持たずに見てあげることが大事 かも、と思った出来事でした。 (YY) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ プレイバック あの事件 ☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こちらのコーナーは 「ちょっと気になるオネスティ&ディスオネスティなできごと」と隔 週ごとに交互に掲載いたします。今日はお休みです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ tha ’s(雑)学 法律用語 ☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ご近所トラブルの第18回目。さっそく事例を見ていきましょう。 Aさんは、退職後のスローライフを夢見て、数年前に山梨県の別荘 分譲地の一角を購入しました。せっかく買ったのだからと、年に何回 か行っていますが、そこで以前から共有地や飲料水等の給水ポンプを 管理している人の管理状況が余り良くないと、他の別荘所有者からク レームが入り、今後は自治会を作って共有地や給水ポンプなどを共同 で管理しようということになりました。Aさんもそれならばと、自治 会設立準備委員会のメンバーになって会合に出席していましたが、そ こで派閥を組んで思い通りに規約を作ろうとしているDさんらの意見 と対立したので、設立総会における議決などには賛成せず、入会に必 要な手続である入会申込書の提出などは一切しないことにしました。 その後もAさんは休みのたびに家庭菜園を楽しみに別荘に通ってい ますが、Aさんは自治会には所属していません。 ところがDさんらの自治会グループが自治会費を納めていないとし て請求してきました。Aさんは自治会に入っていないので支払う義務 はないとしましたが、別荘分譲地の所有者は共有地や共有する給水ポ ンプの管理で恩恵を受けているし、設立準備の委員であったのだから 会費の支払い義務があると言って執拗に請求してきます。 Aさんは支払う義務があるんでしょうか。 このケースで、控訴審にあたる高等裁判所の判決では、Aさんが自 治会に入会した事実はないとして自治会費の支払い義務を否定しまし た。しかし、共有地や給水ポンプの維持管理費、これらのための電気 代などは、5,957円から2万6,940円までの範囲で実際に利 益を受けている部分につき、その費用を支払うよう命じています。 今回のAさんのケースは別荘地の自治会の話ですが、これはなにも 別荘地に限定した話ではありません。自治会はあくまで加入や脱退の 可能な任意組織ですが、ゴミ処理や共有地の管理などを市から委託さ れているところも多く、任意脱退をしにくいところもあるでしょう。 地域でお互い上手く暮らすために、多少の融通や我慢は必要ですが、 どうしようもない場合には市区町村の窓口に相談するなど、対応を迫 られることもありますのでご注意を。 ただ、やむなく裁判になったとしても、このケースのように控訴ま でして、弁護士費用などのお金と時間と労力をかけた割りには、思っ たほどの金額が取れるわけではありません。ご近所のトラブルを訴訟 で解決するのはあまり得策とは言えませんね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆ お知らせ ☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 活動報告でご紹介しましたセミナーの要項が決定いたしました。 *日程:平成20年10月10日(金曜日) 13時00分〜16時20分 (12時30分会場、13時00分講演開始、途中約20分の休憩あり) *会場:新宿区立新宿文化センター 住所:東京都新宿区新宿6丁目14番1号 電話03-3350-1141 ホームページアドレス:http://www.shinjukubunka.or.jp/ *対象:中小企業の経営者及び役員並びにこれから起業しようとする方。 *セミナー内容:中小企業経営者が知るべき、基本的な概念とその活用 方法 *会費等:一般企業3万円、一社につき3名まで受講できます。 会費は下記振込先へのお振り込み又は当日現金でお支払い下さい。 振込先口座案内: 郵便局 口座番号 00180−1−777906 特定非営利活動法人ベターライフ・スタイル (通信欄にセミナー受講料とご記入下さい。) *特典:オネスティ企業の方は1万5千円です。 なお当日、オネスティ企業の登録は可能です。 *お申込期間:平成20年8月1日より平成20年9月20日 セミナーの詳細など、ホームページのインフォメーションにも掲載 いたしますので、詳しくはそちらもご覧下さい。 *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+* 〜プレセミナーについて〜 上記のセミナー開催に先立って、プレセミナーを7月24日(木) 午後2時〜5時まで事務局会議室で行います。 こちらのプレセミナーは無料となっておりますが、このプレセミナ ーは、10月に行われるセミナーの想定問答集作成等のためのもので セミナーの内容をすべてカバーすることはできませんのでご了承くだ さい。 こちらへのご参加については、事務局へお問い合わせ下さい。 *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+* *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+* 今回の内容はいかがでしたか? 冒頭で紹介した辻信一氏の本の中に、ブータンの話題が出てきます。 ブータンでは「GDP」のかわりに「GDH」という概念を、今年交 付されるブータン初の憲法の中で、中心的な概念として据えられるの だそうです。 前国王が70年代に作った言葉だそうですが、「GDP」が国民総 生産ですから、「GDH」は国民総幸福とでも訳するのでしょうか。 ブータンが冒頭の幸福度調査で何位だったかはよく分かりませんが、 国の指針に「国民総幸福」という概念を明記するブータンにうらやま しい気持ちが湧いてきます。 ちなみに幸福度調査で1位だったデンマークがなぜそんなに幸福な のか、それについては手元に何の資料もありませんので、もしご存じ の方があればぜひご一報いただきたいのですが、知られているデンマ ークの教育についてだけ、ここでちょっと触れておきます。 デンマークでは7年生(中学2年)までは一切テストや評価を行わ ないそうです。個々人の個性を尊重し、全人教育を旨とし、また体験 型の教育を重視し、授業も対話形式が徹底されているそうです。これ は同国の著名な教育者が、民衆の自立のためには対話教育しかないと 説いたためと聞いています。 森の保育園もよく知られていて、子ども達を森に連れて行って、輪 になって本を読んだりお弁当を食べたりもしているようです。 それにしても、次の子ども達の世代では、このような幸福度調査で 日本が上位に食い込むことはあるのでしょうか。 将来のことは分かりませんが、わたしはそんな気持ちにさせる国で あって欲しいと願っています。 そのために私たちがすべきこと、それはやはりわたしたち大人達が、 この国と自分たちの幸福について、真剣に考え具体的なイメージを持 つことではないかと思います。 具体的なイメージがあれば、私たち大人の行動も、子ども達への教 育の指針も、希望を持ってきっと惑うことなく光の指す方へ動いてい けるのではないでしょうか。 そのときは、幸福度調査できっと日本が上位に来ているのではない かと楽観視するのですが、皆さんはどう思いますか。 それでは次回は7月31日配信予定です。どうぞお楽しみに。 +*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+ ================================ ■このメールマガジンが今後ご不要な方は下記URLにアクセスし、 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