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プロの映画ライター渡まち子が仕事抜きの本音で贈る新作映画レビュー。ほどよい長さと鋭い批評は、映画を見る前と見た後と2度読んで楽しめます。★5つが最高のシネマッシモ評価も参考にどうぞ。

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2008/01/09

★映画通信シネマッシモ 2007年ユニーク映画

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 プロの映画ライター渡まち子が仕事抜きの本音で贈る新作映画レビュー。
 ほどよい長さと鋭い批評は、映画を見る前と見た後と2度読んで楽しめます。


 ★5つが満点のシネマッシモ評価も参考にどうぞ。

       ☆〜〜〜 発行者のひとこと(^0^)/ 〜〜〜☆

  今週から、試写がスタート。今日は注目度が高い作品だったのか、試写室は
  満員御礼でした。息苦し〜い!でも、補助椅子まで出る盛況ぶりを見たおか
  げで、仕事モードのスイッチがバッチリ入りましたゾ〜!!

       Copyright (C)cinemassimo All Rights Reserved.
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2008/01/09 2007年ユニーク・ムービー

特別賞をあげたい意欲作・珍作の映画たちをご紹介します。
本当はベストに入れたい作品もあったり(惜)。アニメもここに入れました。
ユニーク映画は百花繚乱。必見のカテゴリーですよ。さっそくGO!

◆ユニーク・ムービーは、忘れられない可愛い映画たち。順不同でどうぞ。

「デス・プルーフ」「プラネット・テラー」in グラインドハウス:
  テイストは安っぽく、でも中身は最高におもしろく!偽の予告編がまたイイ。
  もともとは2本立興行企画なので、あえて2本セットで並べてみました。
  往時のB級再現度は「デス・プルーフ」、現代へのリンク度は「プラネット・
  テラー」というところ。才能ある映画オタク発の、愛ある映画讃歌でした。

「マリと子犬の物語」:
  柴犬たち可愛すぎ!見も心も捧げて(?!)応援させていただきました。
  マリ(本名イチ)は全国キャンペーンに初日舞台挨拶と、大忙し。アイドル
  やジャニーズの俳優抜きでボックス・オフィスを賑わせた点を評価したい。
  子役の名演も必見です。中越地震の被災者の方々、頑張ってください!

「スキヤキウェスタン ジャンゴ」:
  このデタラメさが最高。無駄な豪華キャストが嬉しい。やっぱ三池は天才だ!
  この映画に惜しげもなく出演するタランティーノの懐の深さに敬服。いいぞ、
  タラちゃん!もとネタのマカロニ・ウェスタン「続 荒野の用心棒」もぜひ。

「インランド・エンパイア」:
  はっきり言って、ワケが分かりません。それでも好きなの、満喫したの〜っ!
  3時間もあるというのに、まったく退屈しませんでした。ていうか頭の中はも
  はやトリップ状態。一種のドラッグ・ムービーと言えましょう。リンチ・ワー
  ルドに浸って、私、とっても幸せです。

「ストリングス〜愛と絆の旅路〜」:
  個性という意味でこのアニメは最高です。マリオネットの糸に意味を持たせた
  点が素晴らしい。水や火などの自然を人形アニメに大胆に取り込み、得がたい
  ビジュアルを作り出した点も高評価。デンマークの人形アニメという未知の領
  域を教えてくれた意味でも貴重な1本でした。

「河童のクゥと夏休み」:
  この日本製アニメは、2時間半に近い長さながら中ダルミは全くなし。一見、
  子供向けに見えますが、ターゲットは大人層。普通なら少年が田舎で河童に会
  い、癒しの展開になるところを、河童が時を越えて都会にやってくる物語が個
  性的でした。しかもマスコミに河童の存在をカミング・アウト。どうオチを付
  けるのかと思ったら、実に気が利いたラストなんだなぁ、これが。

「アズールとアスマール」:
  仏のアート・アニメの雄、ミシェル・オスロの描く世界は、とびきり緻密で美
  しいスペシャルな世界。おとぎ話のフォーマットの中に、人種問題やカルチャ
  ー・ギャップを大胆に盛り込み、現代のフランス社会を拡大投影する知的なア
  ニメーションでした。まるで優雅な美術鑑賞のような気分になります。

「俺たちフィギュアスケーター」:
  涙が出るほど笑いました〜。米国おバカ映画らしく、ひとかけらも品位がない
  ところが潔い。股間リフトに、北朝鮮がらみの必殺技アイアン・ロータスと、
  バカバカしさが全開のスポーツものは、選曲の楽しさもバツグン。このテの映
  画は普通ビデオ・スルーなのですが、劇場公開した配給会社の英断に拍手です。

「ロッキー ザ・ファイナル」:
  この映画は、第一作に原点回帰して落とし前を付けるという製作者の単なる自
  己満足。世間の評判は概ね良かったけれど、人々はおそらくスクリーンを見な
  がらその向こう側に名画「ロッキー」を見ているに違いありません。印象的な
  あのメロディを聴くだけで、名場面が蘇り感動してしまう…。まるでパブロフ
  の犬並の条件反射的刷り込み作用じゃありませんか。名作の力、恐るべし!

「ディパーテッド」:
  作品の出来は最高。でもオリジナルの香港映画「インファナル・アフェア」が
  秀作なので、それは当たり前でしょう?名匠スコセッシにオスカーが渡ったの
  はいいとしても、何もリメーク作品で受賞しなくても(悩)。ディカプリオ、
  デイモン、ウォルバーグと、顔の作りが似た3人が一同に会し、キャラがつか
  みにくいという映画ファン泣かせのキャスティングが謎。映画の質ではベスト
  に入れたいところですが、やっぱりこれはユニーク・ムービーということで。

むむむ…、ユニーク・ムービーこそ、真のベスト・ムービーのような気さえしてき
ました。記憶に残るのはきっとこういう映画なんだと思います。

皆さんの声をぜひお聞かせくださいませ。
次回は2007年総括と2008年展望です。お楽しみに〜!

 *〜* 最後までお読み頂き、有難うございます m(_ _)m 良い一日を! *〜*

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     編集・発行:映画ライター・渡まち子 machiko watari
・ご意見をお待ちしています(^0^)/  cinemassimo555@jcom.home.ne.jp
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