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2009/04/29

■AJSS週刊メルマガ■No.111-ゴールデンエイジの育成

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 メールマガジン   AJ Soccer School■■心身のバランスを追求■■
                                                      
                                            APR 29 2009 (No.111)
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    AJサッカースクール■■心身のバランスを追求■■ 第111号

本日のテーマ: 「ゴールデンエイジの育成」
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皆さん、こんにちは。
日本はゴールデンウィークに突入ですね♪ この大型連休に色々な計画を
されていることと思います。存分に満喫なさってくださいね。

今日は、日本サッカー協会・犬飼基昭会長のコラム『芝生で語ろう』の最
新号からゴールデンエイジの育成について学びたいと思います。



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10代選手の活躍
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10代選手の台頭が目覚ましい昨今のサッカー界。11日に行われたプレミア
リーグ(イングランド)ではマンチェスター・ユナイテッド対サンダーラ
ンド戦で17歳のFWフェデリコ・マケダ選手が決勝ゴールを決め、チームの
勝利に貢献しました。マケダ選手は16歳でセリエAのラツィオのユースか
らマンUに引き抜かれた新星で、15日付のスポーツ紙では、マケダ選手が
18歳になるのを待ち、マンUが彼と5年契約を結ぶ可能性が高まったと報
じています。どんなふうに成長していくのか、今後が気になりますね。マ
ケダ選手同様、アーセナルで活躍するMFセクス・ファブレガス選手も16歳
の時にFCバルセロナの育成組織から引き抜かれた選手です。欧州ではユー
スの育成・強化が進んでおり、このような若年での海外移籍や代表チーム
の低年齢化、ひいてはオリンピックのU-21化の議論にもつながっていると
思います。

Jリーグでも今年は新人の台頭が目立っています。高校生でプロ契約した
浦和レッズの原口元気をはじめ、鹿島アントラーズの大迫勇也、G大阪の
宇佐美貴史といった10代の選手が続々と先発出場を果たすなど、話題豊富。
チームを応援するサポーターにとっても若手の活躍は非常に楽しみなこと
ですし、ベテランや昨年までのレギュラーの刺激にもなりますから、是非、
新人が台風の目となってサッカー界を盛り上げてほしいですね。

こういった状況の中で僕が危惧しているのは、周囲・・・特にメディアが
持ち上げるがあまり、勘違いしてしまい、将来を見失ってしまう選手が少
なからずいるということ。


  ★欧州のように小さいうちからの人間教育が徹底されていれば
   問題ないのですが・・・。


  ★その一方で、日本の教育は長所や個性を伸ばすやり方ではなく、
   弱点矯正が主流のため、指導者の手が入ると個性が消えてこじ
   んまりした、特徴のないプレーヤーに育ってしまうケースも多
   い。


  ★日本人はほとんどがまじめでいい子ですから、周囲に合わせち
   ゃうんですよね。育成って本当に難しいと思いますが、指導者
   やクラブの関係者にはしっかりした人間教育をお願いしたいで
   すね。


確固とした育成システムが確立すれば、いずれは日本でも10代からヨーロ
ッパのトップリーグに引き抜かれることも十分考えられます。


  ★言葉や習慣も違う海外ではただサッカーがうまいというだけで
   は相手にされません。言語はもちろん、コミュニケーション力
   やディベートの能力も必要になってきますから、プロとして飛
   躍させようとするには、そういった自分磨きをしっかりやると
   いう意識を植え付けなければいけないと思います。



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育成年代では目先の勝利にこだわるな
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“全少”の名で親しまれている全日本少年サッカー大会。その都道府県大
会が全国各地で開幕しました。今年33回目の開催となるこの大会は歴史と
伝統のある大会で、小学生年代のサッカープレーヤーの活躍の場として、
子ども達の健全な成長に寄与してきました。

8月に行われる決勝大会には都道府県大会を勝ち抜いた48チームが出場し、
優勝を目指してしのぎを削ります。Jリーガーの中にもかつてこの大会で
活躍した選手が多くいますから、少年プレーヤーにとっては目標となる大
会なんですよね。

大会は4位までを表彰していますが、上位の表彰とは別に、フェアプレー
賞、敢闘賞、努力賞、グッドマナー賞といった各賞を設けているんです。


  ★ともすると勝利至上主義に走りがちなのですが、こういった賞
   をもらうことが何より誇るべきことだということを指導者の皆
   さんも子どもたちもしっかり理解してほしいと思っています。


以前、アルゼンチンのユースチームを優勝に導いたコーチと話したとき、


  ★彼が、優勝したことよりもフェアプレー賞をもらったことの方
   が嬉しかったと誇らしげに話していたのを思い出します。育成
   の本質を言い当てた言葉で、非常に感銘を受けました。


  ★育成に関わる指導者は指導者であると同時に教育者でなければ
   ならないと僕は思っています。


今年1月にある中学校のフットサルチームを率いるコーチの先生が、相性
の悪いチームとの対戦を避けるために、選手に故意に負けろと指示したと
いう由々しき出来事がありました。教育者として、あるまじき行為を言わ
ざるを得ませんね。


  ★そもそも育成年代では「勝敗」は二の次ですよ。この年代は、
   結果ではなく過程が大事。人間は失敗や敗北を経験して成長す
   るんですから・・・。もちろん、勝利を目指すことは向上心や
   意欲を持つことにつながりますから大事なことではあるんです
   よ。しかし、勝利至上主義に走ってはいけない。指導者は目先
   のことではなく、選手の成長をもっと長い目で見なくてはいけ
   ませんね。



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人間教育、そして個を伸ばす
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話がフェアプレー精神の方に行ってしまいましたが、全日本少年大会と並
んで少年プレーヤーの育成の場となる「ポカリスエットU-12サッカーリー
グ」が、今月11日、栃木県の芳賀地区を皮切りにスタートしました。下旬
には北海道の千歳、北空知地区でも予定されており、初年度の今年は20く
らいの地域で実施されればと考えています。

サッカーをプレーしている以上、ゲームに出場するのは一番の楽しみ。全
日本少年サッカー大会に加え、小学生年代の大会が増えるというのは非常
に良いことだと思います。また、リーグ戦は真剣勝負の場を長期間にわた
って経験できますし、失敗や課題を次に生かすチャンスが与えられますか
ら、U-12年代のレベルアップにもつながるはずです。


  ★U-12はサッカーに必要なあらゆるスキルを獲得するに適切な時
   期で、世界的にも非常に重要視されています。


  ★質の高い環境と指導者がいればこの年代はぐいぐい"個"を伸ば
   していける。それが数年後に大きく開花することになりますか
   らね。


浦和の原口選手の話に戻りますが、僕が浦和の社長時代、小学生プレーヤ
ーだった彼に着目し、レッズのジュニアユースに迎え入れました。


  ★ボールを蹴らせる前に、まずは人間教育だと言ってコーチをつ
   け、一年余り、徹底的に教育したんです。


彼の成長ぶりを見ていると、これは成功かなと思っています。


  ★個性の強い子どもは得てして自分本位になりがちなんですが、
   能力を最大限に発揮し、大成させるには、ルールやマナーをし
   っかり叩き込んだ上で長所を伸ばす指導が不可欠です。多少の
   弱点は目をつぶり、選手が持っている武器を磨く――そういう
   やり方をしないと世界と戦える逸材は、いつまで経っても出て
   きません。


  ★そういう意味では、U-12という年代は人間としての土台をつく
   る、非常に重要な時期でもあるんです。


ともあれ、U-12年代の活躍の場が増えることで大勢の選手が育ってくるの
は明らかです。トーナメントはトーナメントの、リーグ戦はリーグ戦の良
さがありますから、全日本少年大会とU-12サッカーリーグがそれぞれの
役割を発揮しながら、子ども達の育成に寄与していくものと期待していま
す。





【転載】
財団法人 日本サッカー協会 公式サイト−犬飼会長の芝生で語ろう
『若手の躍進とゴールデンエイジの育成』(2009年4月20日)
http://www.jfa.or.jp/jfa/column/2009/20090420.html




   :*:・'゜♪。.:*::.。.:*♪。 * *:・'゜:*:・'゜♪。.:*::.。
           
                
            【ことばのエネルギー】 
            
       伸びていった人というのは
       自分に与えられた環境、条件を
       すべて生かしきって成長していくんです。

                (藤尾秀昭、致知出版社長)


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*平等な教育という考え方が、機会の平等だけではなく、結果まで同じよ
うにしたところが日本の教育。また、教育の目的が、考える能力を高める
ためではなく、可能な限り多くの知識を詰め込み、ものごとを理解する能
力を高めるためであった。その結果、考えることより覚え込むことを強い
られてきた日本の子どもたちは、指示待ち人間、責任回避人間、自己中心
人間等が多くなってきた。「何のための教育か」を考えるよいきっかけに
なるのでは。 


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発行責任者: 木下 嘉子
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