2009/04/22
■AJSS週刊メルマガ■No.110-常勝軍団の秘密
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メールマガジン AJ Soccer School■■心身のバランスを追求■■
APR 22 2009 (No.110)
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AJサッカースクール■■心身のバランスを追求■■ 第110号
本日のテーマ: 「常勝軍団の秘密」
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皆さん、こんにちは。
シアトルは快晴が続き、太陽の恵みに感謝しながらイキイキと過ごさせて
頂いています。
今日は、池谷選手をはじめ日本を代表する数多くの体操オリンピック選手
を育成してきた城間晃氏と、帝京高校サッカー部監督として指導に当たっ
た39年間で9回の全国制覇を達成した古沼貞雄氏の対談『常勝軍団はこ
うしてつくられた』(人間学を学ぶ月刊誌『致知』2009年5月号より)
から、いくつか抜粋紹介したいと思います。
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大切なのは「飯・クソ・風呂」
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(古沼)私が帝京高校で取り組んできたことは、選手達に「夢」を持たせ
ること。そしてそれを追うための「やる気」。さらにそのやる気を持続さ
せるために不可欠なのが「アイデア」ですね。城間先生の「優勝したら焼
肉パーティーをやってやる」というのも、アイデアの一つだと思うんです。
そして私はその3つを司るものの中に「基本」というものを置いたんです。
トレーニングの技術や習慣といったことから、生活習慣に至るまで。
★言葉で表すと、「飯・クソ・風呂」です。
(城間)飯・クソ・風呂?
(古沼)はい、これを強化合宿などの際に徹底してやりました。飯の食い
方から箸の持ち方、ご飯一膳、米一粒でも作って下さる方に敬意を示して
感謝をする。嫌いなものだろうと何だろうと、出されたものはとにかく全
部平らげる。
それから「トイレ」。これは共同で使うものですが、便器を汚したら自分
の手で掃除をさせました。生徒は必ず「先生、雑巾を・・・」と言います
が、私は「てめぇで汚したものはてめぇの手で拭き取れ」と、有無を言わ
せずやらせました。
「風呂」の入り方でも、百人の部員のうち、十人か十五人ずつ、上級生の
ほうから入っていくのですが、私が「湯船の湯を使いすぎたり、垢を浮か
せたりしたら、合宿費をおまえらだけ割り増しにする」と言ったら、百三
十人が入っても垢一つ浮かさない。
すると旅館組合全体で「あそこの学校はすごい」と語り草になったそうで
す。
★またそういうことがしっかりできた年には、不思議とチーム
も優勝するんですね。ところが「先生、今年の生徒はちょっ
と・・・」と宿屋のオヤジが言う時には負けますね。
(城間)それが生活の基本ですか。
(古沼)はい。・それと、初めにも述べたように指導者の良し悪しという
点では、やはり「結果を出す」ことが重要だと思います。何十年もやって
成果がでなければ、それはよい指導者とはいえません。
指導するに当たっての原理原則というものはありますが、やっぱりそうい
うものから逸脱するくらいなことをやらないと。何千校と高校があります
が、こんな練習はほかのどの学校でもやっていないだろうとか、誰もやら
ないような厳しいトレーニングを課すことは、たちまちのうちにチームを
強くする原動力になると思います。
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千人の人に聞けば成功する
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(古沼)ある時、中学校の段階で18名いる日本の代表選手のうち、12
名がうちのチームに揃ったことがありました。でも3年間、1度も優勝で
きなかったんです。
(城間)それだけの選手が揃って。
(古沼)やっぱり心の問題じゃないでしょうか。選手自身に「その気にな
ればいつでもやれる。優勝できるよ」といった心の隙があったんでしょう。
ですから生徒らにはよく「プロになっても、絶対に天狗になるなよ。鼻が
上を向いたら駄目だぞ」という話をするんです。
(城間)私も日頃から一番よく言うのは「人に聞け」ということですね。
体操は自分で点数をつけるんじゃない。人が見て点数をつける。人が感動
するような演技をするためには、人に聞けばいいんです。八百屋のおじさ
んでも誰でもいいから、いろんな人に聞け。とりあえず千人の人に聞け。
そうしたらお前は頂点に立てるよ、と。
★そして「教えてもらえれる人間になれ」と。
そのためには挨拶もそうですし、礼儀もわきまえていなければ
なりません。
もう一つは「宝くじは買わないと当たらない」ということです。オリンピ
ックも「行こう!」と思わないといけない。宝くじを買いもせず、じっと
待っていても当たるわけがないのと同じように、
★強くなろうと努力もしていない、そう思ってもいないのに、
強くなれるはずがない。本当にそう思ったら、ちゃんと行動
に移すはずです。
(省略)
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「馬鹿」は一流になれない
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(省略)
(城間)私が一番よく言ったのは「今注意を受けたことは、明日も必ず覚
えておけ」ということです。
例えば今日「あいうえお」をやった。明日も「あいうえお」。あさっても
「あいうえお」では、一年間「あいうえお」や。「あいうえお」を覚えた
ら次の日には「かきくけこ」や。
★だけど受けた注意をちゃんと聞いていない子は、いつまで
たっても「あいうえお」をやっている。それでは成長があ
りません。結局、集中していないんです。
今日練習したからといって腕が一回り太くなるかといえば、そんなことは
あり得ない。
★でも知識は一つずつ頭の中に入っていくはずです。だから
結局、一流になる選手は皆頭がいいですよ。頭の悪い者は
一流にはなれないです。
(古沼)あぁ、そのとおりですね。百人も部員がいると、いろいろな子が
いますが、
★「これは」と感じる子は、まず顔つきが違いますね。
パッとあった瞬間の目の輝き、オーラがある。ボールを触ら
せてみるとセンスがある。一緒に何日か過ごしてみると、性
格もなかなかいい。俗に言う、人間性が高い。頭脳明晰。
そして根底には真面目さがある。
先程城間先生が言われたように「馬鹿」は駄目なんですね。私は生徒にこ
んな話をよくしました。
★飼い主が馬を水辺に連れて行くことはできるが、その水を飲
ませることはできない。自らの意志で水を飲むか飲まないか。
それが「気」、つまり、やる気なんだ。
おまえらは周りに水があったって、そこに水があるのかすら気がつかねぇ
だろう、と。
それから、よく人間の能力を三角形で表したりしますね。
★でも世界チャンピオンになるような子は、その三角形の中に
収まらないような奴だと思うんです。道理や理論になんては
まっていない。ようするに「星」なんです。
よくできる生徒にもそんな話をして「おまえにはこの”星”くらいの才能
があると思っていた。けれども違った。おまえは流れ星だった」と(笑)。
だから、世の中にはやれば結構できるんだけれども「歯を食いしばってま
でやりたくねぇよ」と言って、その才能を発揮しないまま終わらせてしま
う人が多いんです。また多才であるが故に、器用貧乏で、何事も極めない
まま終わってしまう人も多い気がしますね。
それから、サッカーの指導に限らず
★「人の話を肯定的に聞ける」ということは非常に大事なこ
とだと思います。
目下の人や経験の浅い人からでも、何か意見を言われたときに、そうだな、
そうしてみようか、と、聞く耳を持てるリーダーは、下の人からも信頼さ
れると思います。
(城間)「人の話を聞く」という事柄にしても、結局大切なのは基本です
よね。木でも、根っこがなければ幹や枝の部分が伸びたときに倒れてしま
います。基本というのは根っこのことなんです。
高度な技術ばかりいくら磨いて試合に勝ったとしても、必ずスランプに陥
る時がくる。その時に、選手はもう一度基本に戻らないといけないんです。
★でも基本ができていなければ、戻れるところがない。
だから私はちゃんと根っこを張ってから上を伸ばしていけと、選手や指導
者らに言うんです。
最初が肝心、最初に目いっぱい時間をかけるべきですね。基本を確実に百
パーセントやる。そこから進めなければ、一流選手になれません。
【転載】
人間学を学ぶ月刊誌『致知』2009年5月号
対談 「常勝軍団はこうしてつくられた」(城間晃氏&古沼貞雄)
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【ことばのエネルギー】
模倣も極致に到達すると真実と同様になる
従って「善」なる事は極力模倣すべきである
(中村天風)
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