2009/08/06
サステナブルCSRレター 2009/08/06 (No.062)
■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□ サステナブルCSRレター 2009/08/06 (No.062) <ほぼ新月とほぼ満月に発行> ■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□ 《巻頭言》「企業と生物多様性(4)土地と紙」 こんにちは、レスポンスアビリティ(RAI)の足立直樹です。満月の今日、 旬のCSR情報をお届けします。 前回のメルマガを発行した翌日、環境省の生物多様性の企業向けガイ ドラインの最後、第5回の検討会がありました。この会合でガイドライン の内容についての議論が終了しましたので、間もなく、おそらく8月中に は正式なものが公表になると思います。詳細については公表後にお話す る機会もあると思いますので、今日のところはこれまでの「企業と生物 多様性」に関する連続記事の続きです。 これまで3回の記事から、企業が生物多様性を保全する必要があるのは、 社会貢献のためだけではないこと、むしろ生物多様性が企業活動の継続 に本当に必要なものだからであること、企業活動は生物多様性や生態系 から様々な恩恵を受けて成り立っており、同時に生物多様性や生態系に かなり大きな影響を与えていること、がおわかりいただけたかと思いま す。 そして、これから将来にわたって本当に持続的に利用可能な資源は生 物ぐらいしかないことを考えると、生物はすべての企業にとってきわめ て重要な資源であり、それを確保しようとする国際的な動きが既にかな り活発になっていることもお話ししました。ですから生物資源を活用す る技術を開発することや、その資源をしっかりと確保することは、多く の企業にとって非常に重要な将来課題です。 それではもう少し短期的には、企業はどこから始めたらいいのでしょ うか? 結論から言ってしまうと、出発点として取りかかりやすいは、 敷地と調達網だと思います。 工場やオフィスなど事業所の敷地、つまり土地は、もともとは多種多 様な生物の住み処だった場所です。今ではもうすっかりコンクリートで 固められているかもしれませんが、以前はそこに多くの生きものが住ん でいたのです。もちろん今もまだ、草木が植えられ、若干の生きものの 住み処となっているかもしれません。そのことをどう考えるのか、どう 管理するのか。これがまず一点目です。 そして、調達網、いわゆるサプライチェーンです。自社の製品やサー ビスを作るのに必要な原材料はどこからどうやって来るのか。その過程 で生態系や生物多様性に与えている影響をどう考え、どう管理するのか、 という問題です。 最初からすべての原材料について考え対処することは難しいと思いま すので、まずは一番わかりやすいところから考えてみてはどうでしょう か。すべての企業が使用していて、しかもサプライチェーンを遡って管 理することが比較的容易なのは「紙」でしょう。紙については、生物多 様性に対する影響を最小限度に留め、持続可能な製造方法がほぼ確立さ れ、しかもその過程を認証するプロセスも既に存在するからです。 皆さんの会社で紙がもっとも重要度が高かったり、負荷の大きい原材 料とは限らないでしょうが、最初の入り口としてはとてもわかりやすい と思います。もっと自分たちで積極的に取り組みたい、直接管理したい 場合には、水をテーマにするというやり方もありますが、どの会社にも あてはまるという点、取り組み始めやすいという点では、まずは紙から 考えてみるといいのではないでしょうか。 もちろん土地と紙だけを考えればいいわけではないのですが、まずは そこから考えてみることが、自社と生物多様性の関係を考えるわかりや すい第一歩になるはずです。 サステナビリティ・プランナー 足立直樹 ※《CSR TOPICS》でもブログの関連記事を紹介しています。 ================================ □□□ 今号の目次 □□□ 《巻頭言》「企業と生物多様性(4)土地と紙」 《CSR TOPICS》 《注目のセミナー》 ▼朝日地球環境フォーラム2009「京都からコペンハーゲンへ-COP15への 提言」 《季節の暦・月の暦》 《読者のこえ》 《編集後記》 =============================== ○《CSR TOPICS》―――――――――――――――――――――――● 足立直樹のブログ「サステナ・ラボ」からオススメ記事をご紹介します ▼ナント、渋滞がない街! 日本の環境技術は世界的にも優れていると言われています(最近は必ず しも、一番ではない場合も増えてきてしまったようですが...(^^;))。 それなのになぜ、日本、特に都市部にいると環境が守られている、配慮 されているように感じられないのでしょうか。 ※続きはこちらから... ↓ http://suslab.seesaa.net/article/125086970.html ▼自然災害で19兆円! 今日の日経夕刊を見ていたら、4面の「なるほどマップ」というのに2008 年の世界の主要な自然災害と経済損失ということで、19兆円(!)という数 字が載っていました。 ※続きはこちらから... ↓ http://suslab.seesaa.net/article/124478672.html ▼持続可能性への一里塚 話題にしようと思いながらもう10日も経ってしまったのですが、やはり これは取り上げる必要があるでしょう。 7月16日にウォルマートが開いた「ウォルマート・サステナビリティ・マ イルストーン・ミーティング」において、CEOのマイク・デューク氏は、 ウォルマートで販売する商品に「持続可能性インデックス(指標)」を 導入することを発表したのです。 ※続きはこちらから... ↓ http://suslab.seesaa.net/article/124406709.html ○《注目のセミナー》 ―――――――――――――――――――● サステナビリティやCSRに関する注目のセミナーなどをご紹介します。 ▼朝日地球環境フォーラム2009「京都からコペンハーゲンへ-COP15への 提言」 地球規模で進む温暖化に歯止めがかけられるか。その成否は、今年12月 にデンマークで開催される「気候変動に関する国連枠組み条約締約国会 議(COP15)」の結果にかかっています。来るべきCOP15に向けて朝日新 聞社主催による国際シンポジウムが開催されます。2日目のパネル討論 「テーマ2:森と水の循環」にはRAI代表 足立が登壇いたします。(但し、 一般の聴講は7日のみで、8日は専門家会議となります) ◆日時:一般公開 2009年9月7日(月)12:30~18:00 (11:45~開場) クローズド 9月8日(火)10:00~17:45 (09:30~開場) ◆場所:ホテルオークラ 本館1階 平安の間 (東京都港区虎ノ門2-10-4) ◆参加料:無料(事前登録要:締め切り 2009年8月10日(月)) ◆主催:朝日新聞社 ※一般公開は1日目のみですが、下記からお申込みいただけます →詳しくはこちら http://www2.convention.co.jp/asahi2009/ ○《季節の暦・月の暦》――――――――――――――――――――● ●満月(望)● 8月6日(木) 10時頃 ●立秋(りっしゅう)● 8月7日(金) 二十四節気のひとつで、夏至と秋分の中間にあたり、昼夜の長短を基準 に季節を区分すると、この日から立冬の前日までが秋となる。暦の上で は秋になるが、実際には「残暑」が厳しく、一年で最も暑い時期となる。 「暑中見舞い」を出し忘れた方は、「残暑見舞い」を出しましょう。 ○《読者のこえ》―――――――――――――――――――――――● 読者の皆様からのお便りをご紹介いたします。今回ご紹介するのは、 No.61に対するSさんからのご感想です。Sさん、ご感想ありがとうござ います。 ~~~~ 先日はありがとうございました。先生の自然の法則の講義、大変分かり やすく聞かせて頂き、全くその通りだと感じました。 オールマイティな生物はいない、自分だけで生きていける生物はいない、 自然は多様性を好む、自然は一つに集中しない、自然はバランスの上に 成り立つ、行き過ぎは揺り戻しがある、自然は低濃度を利用、などな ど・・これらのことをよく理解することが、今の人間の生き方にひとつ ひとつ警鐘を鳴らすように思いました。 メールマガジン楽しみにしております。これからもよろしくお願いいた します。 ~~~~ ※句点、改行位置を一部変更してあります。 ※バックナンバーは、以下のURLからご覧いただけます。 http://archive.mag2.com/0000226055/ ○《編集後記》――――――――――――――――――――――――● 暦の上ではもう秋ですが、暑い日が続いています。夏生まれの私ですが、 なぜだか暑さには弱いため、早くこの暑さが過ぎ去ってくれることを願 って、毎年この時期を過ごしています。最近自宅で、季節の飾りつけ季 節感を感じられるようにプチ「室礼」(しつらい)を楽しんでいます。 歳時記や行事、季節感をものに託して飾るものですが、外出先から汗だ くで帰宅した時に涼しげな雰囲気の飾りをみると、何だかほっとできま す。そろそろ、秋を先取りした雰囲気のものに変えて、季節感の先取り をしていきたいと思っています。 (tsu) ※このコーナーはレスポンスアビリティのスタッフが交代で書いていま す。 ○――――――――――――――――――――――――――――――● 今回のメルマガはいかがでしたでしょうか。よろしければご感想をお聞 かせください。いいただいたご感想は個人名を伏せて「読者のこえ」 コーナーでご紹介させていただくことがございます。 発行: 株式会社レスポンスアビリティ(http://www.responseability.jp) 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-7-8 しろがねロッカス401 メルマガ担当:mm@responseability.jp ※バックナンバーの参照、他のアドレスからの登録は、以下のページ からどうぞ。お知り合いにご紹介いただくときにも、ご利用下さい。 http://www.mag2.com/m/0000226055.html ※転送歓迎です。複製・転載時には事前にご連絡ください。 Copyright(c)2007-2009 Response Ability, Inc. All Rights Reserved.


