2009/06/23
サステナブルCSRレター 2009/06/23 (No.059)
■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□ サステナブルCSRレター 2009/06/23 (No.059) <ほぼ新月とほぼ満月に発行> ■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□ 《巻頭言》「企業と生物多様性(1)なぜ保全するのか」 こんにちは、レスポンスアビリティ(RAI)の足立直樹です。新月の今日、 旬のCSR情報をお届けします。 おそらくあと一ヶ月ぐらいのうちには、環境省の「生物多様性民間参 画ガイドライン」(仮称)、いわゆる「生物多様性企業ガイドライン」 が決まりそうです。そんなこともあって、企業として生物多様性にどう 取り組めば良いのか? そんな質問をより頻繁に受けるようになりまし た。 そこでこれから何回かに分けて、企業として生物多様性の保全にどう 取り組むと良いのか、基本的な考え方や進め方について説明してみたい と思います。(ただし、途中突発的な出来事のためにスキップする号も あるかもしれませんが...) まず最初によく考える必要があるのは、なぜ生物多様性の保全に取り 組むのかということです。意義もわからずに行動するのは辛いことです し、目的を決めずに活動をしていたのでは、いつの間にか方向性がおか しくなってしまうこともあるかもしれません。第一、そんなことではと ても本気で進められるとは思えません。 企業が生物多様性の保全に取り組むのは、単に企業市民としての責任 を果たすためや、社会貢献のためだけというわけではありません。むし ろ、生物多様性が企業活動の継続に本当に必要なものであり、だからこ そそれを未来にわたって利用できるようにするために、保全する必要が あるのです。 「自分たちの事業には、生物多様性など必要ない。」そう思われる企 業の方もいらっしゃるかもしれません。しかし実はよく振り返ってみる と、いかなる業種であっても、大なり小なり生物多様性や生態系に依存 しているものです。そして依存しているが故に、生物多様性に影響も与 えているのです。 私たちのところで事務局を務めている「企業と生物多様性イニシアテ ィブ(JBIB)」では、企業と生物多様性の関係を可視化するために、「関 係性マップ」(※)という表示方法を開発しました。 それぞれの企業が提供している商品やサービスのライフサイクル全体 について、また原材料の調達過程に遡って、どの部分でどのような生物 多様性や生態系サービスに依存しているのか、影響を与えているのか、 一枚の図の中に表現したものです。このように図に表現することで、生 物多様性と事業の関連性が一目でわかり、社内の他部署のスタッフへの 説明にも役立つ。会員企業の方からは、そんな声もお聞きします。 そして今まで一見無関係と思っていた自分たちの事業活動が実は生物 多様性に様々な点で依存し、また影響を与えていることがわかれば、そ こをきちんと管理しよう、負荷を軽減しようと考えるのは自然の流れで す。 こうなればしめたもので、なぜ生物多様性の保全に取り組む必要があ るのか、社内のモチベーションが高まるだけでなく、どこから手をつけ るべきかという優先順位を検討することも容易になるのです。 同じ地球に生きる他の生き物の命を大事にする。そういう考え方はも ちろん大切ですが、それに加えて自分たちの「責任」や「可能性」をし っかりと認識することが、生物多様性の保全活動の方向性を明確に示す ことにもつながります。 サステナビリティ・プランナー 足立直樹 ※「関係性マップ」の実例は、朝日新聞社 ウェブ「広告月報」に最近 掲載されたインタビュー記事「企業間で有益な情報を交換し、生物多様 性の保全を目指す」の中でご覧いただけます。 http://adv.asahi.com/modules/feature/index.php/content0041.html ※《CSR TOPICS》でもブログの関連記事を紹介しています。 ================================ □□□ 今号の目次 □□□ 《巻頭言》「究極の優先順位を考える」 《CSR TOPICS》 《RAIからのお知らせ》 ▼生物多様性入門講座の日程決定のお知らせ 《注目のセミナー》 ▼ファーム・エイド銀座実行委員会、 NPO銀座ミツバチプロジェクト主催 「いのちでつながるおいしい生活」〜農業環境フォーラム〜 《季節の暦・月の暦》 《読者のこえ》 《編集後記》 =============================== ○《CSR TOPICS》―――――――――――――――――――――――● 足立直樹のブログ「サステナ・ラボ」からオススメ記事をご紹介します ▼空から見る真実の姿 夜更けになってオフィスを出ようとしていると、いきなりの驟雨。しま った、もう少し早く切り上げていればと後悔しても時既に遅し。時間が 時間だけに、このまま「雨宿り」というわけにもいかず帰路につくと、 雨足は想像よりさらに激しく、傘をさしていてもすぐにずぶ濡れになっ てしまいました。 ※続きはこちらから... ↓ http://suslab.seesaa.net/article/121584189.html ▼GDMに注目! CDMならぬ、GDMをご存じでしょうか? これはGreen Development Mechanism、すなわちグリーン開発メカニズムの略です。今月号の日経 エコロジーの記事をお読みいただいた方もいらっしゃるかもしれません が、そのGDMについて、いよいよ具体的な議論が進みつつあります。 ※続きはこちらから... ↓ ▼中期目標にガッカリ 昨夕、温室効果ガス削減の日本の中期目標が発表になりました。15%削 減というと一見頑張ったようにも見えるのですが、2005年比で15%です から、1990年比だと8%。なんとも中途半端な数字です。最近の日経か何 かで「足して2で割ったような」という表現を見かけましたが、まさに そんな感じです。結局、首相には「科学」は理解できなかったようです。 ※続きはこちらから... ↓ http://suslab.seesaa.net/article/121316703.html ○《RAIからのお知らせ》 ―――――――――――――――――――● ▼生物多様性入門連続講座の日程決定のお知らせ 以前にもお知らせした「企業と生物多様性入門連続講座」の第1回開催 日が7月15日(水)に決定しました。企業と生物多様性を基礎から学び、 実務に活かせるようになりたい。そんな企業の環境担当者の方々のご要 望にお応えして「企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」が開講する 全6回の入門講座です。RAIではJBIBの事務局を担当し、代表の足立が講 師を務めます。 現在、この講座に参加するネットワーク会員の企業を募集しています。 生物多様性についての理解を深め、自社での活動を推進したい。そのよ うにお考えの企業の方は、ぜひご検討ください。これからのご参加でも 第1回講座からの参加が可能です。できる限り第1回講座からのご参加を お勧めします。皆さまのご参加お待ちしています。 ◆第1回講座開催日程:2009年7月15日(水) 16:00〜18:00 ◆会場:東京都千代田区大手町 詳細はこちら http://www.jbib.org/index.php?network ○《注目のセミナー》 ―――――――――――――――――――● サステナビリティやCSRに関する注目のセミナーなどをご紹介します。 ▼ファーム・エイド銀座実行委員会、 NPO銀座ミツバチプロジェクト主催 「いのちでつながるおいしい生活」〜農業環境フォーラム〜 ファーム・エイド銀座2009(7月17日、18日開催)において「いのちで つながるおいしい生活」〜農業環境フォーラム〜が開催されます。 人と自然とが共生する世界を実現する為に、生物の多様性と有機農業を 志す仲間が集まり、“本来の農業”とは何か?“いのちをつたえる”と はどういうことか?とことん討論し、力をあわせて日本を立て直す作戦 会議です! RAI代表の足立も報告およびセッションに登壇いたします。 ◆日時:2009年7月18日(土)10:00〜18:15 ◆場所:銀座紙パルプ会館(東京都中央区銀座3−9−11) ◆定員:200名 ◆参加費:3,000円、 ◆主催:ファーム・エイド銀座実行委員会 NPO銀座ミツバチプロジェクト お申込み・詳細はこちら http://farmaid-ginza.com/main/modules/d3blog/details.php?bid=41 ○《季節の暦・月の暦》――――――――――――――――――――● ●新月(朔)● 6月23日(火) 05時頃 ●夏越の祓(なつごしのはらえ)● 6月30日(火) 「夏至」をすでに迎え、一年の半分が過ぎようとしています。この一年 の半分にあたる6月30日に行われるのが魔除けや不浄を払うとされてい る「夏越の祓」です。「水無月」を食したり、「芽の輪くぐり」などを 行います。これから迎える暑い夏を無事に越し、7月のお盆を前に心身 を浄めるという意味もあるようです。 ○《読者のこえ》―――――――――――――――――――――――● 読者の皆様からのお便りをご紹介いたします。今回ご紹介するのは、 No.58に対するTさんからのご感想です。Tさん、ご感想ありがとうござ います。 〜〜〜〜 情報有難うございます。 温暖化対策について一言 第一次オイルショックの時は、国中、当にショックでした。あの時を思 えば、政府も対策にもっと力を入れるべきなのですが、力を入れない要 因はなんなのでしょうか。・・・例えば、ネオンの点灯規制、夜間の高 速道路で利用の少ない区間は通行規制で外灯の消燈、深夜のテレビ放送 の規制等々、サマータイムの導入等々。省エネの国民への呼びかけも必 要でしょうが、温暖化防止法を制定して、賞罰を与えるのも一策ではと 思っています・・・・・日本民族は一旦、方向性を示せばその方向へ向 かっていく性質をもっていますから、法規制で管理するのも良いと思い ますが 〜〜〜〜 ※句点、改行位置を一部変更してあります。 ※バックナンバーは、以下のURLからご覧いただけます。 http://archive.mag2.com/0000226055/ ○《編集後記》――――――――――――――――――――――――● 梅雨入り後、ここにきて急に毎日が蒸し暑く感じられるようになってき ました。暑いとすぐにエアコンなどの電化製品のスイッチを入れてしま いたくなりますが、地球にも体にとってもいいことはないと、スイッチ を入れる指が一瞬止まります。できるだけ体感温度を低く感じる工夫を 取り入れ、涼しい生活をしていきたいと思っています。今年は特にベッ ドリネンなどの売り場で、体感温度が低くなるというベッドカバーや敷 布団が多く売られているようです。私もさっそく、ちりめん加工のカ バーを購入してみました。ベッドシーツの上に敷いてみましたが、表面 の凹凸と通気性のお陰でべとつかず、さらっと涼しい寝心地です。皆 さまもご自分の生活に何か涼しい工夫を取り入れてみてはいかがでしょ うか。(tsu) ※このコーナーはレスポンスアビリティのスタッフが交代で書いていま す。 ○――――――――――――――――――――――――――――――● 今回のメルマガはいかがでしたでしょうか。よろしければご感想をお聞 かせください。いいただいたご感想は個人名を伏せて「読者のこえ」 コーナーでご紹介させていただくことがございます。 発行: 株式会社レスポンスアビリティ(http://www.responseability.jp) 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-7-8 しろがねロッカス401 メルマガ担当:mm@responseability.jp ※バックナンバーの参照、他のアドレスからの登録は、以下のページ からどうぞ。お知り合いにご紹介いただくときにも、ご利用下さい。 http://www.mag2.com/m/0000226055.html ※転送歓迎です。複製・転載時には事前にご連絡ください。 Copyright(c)2007-2009 Response Ability, Inc. 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