2009/04/09
サステナブルCSRレター 2009/04/09 (No.054)
■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□ サステナブルCSRレター 2009/04/09 (No.054) <ほぼ新月とほぼ満月に発行> ■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□ 《巻頭言》「世界はどこへ向かうのか?」 こんにちは、レスポンスアビリティ(RAI)の足立直樹です。満月の今日、 旬のCSR情報をお届けします。 一週間前にロンドンで開催されたG20金融サミットの成果を、皆さんは どのように評価されているでしょうか。世界経済の8割以上を占めるG20 の首脳陣が、経済危機を脱出し新たな秩序を取り戻すために一定の合意 をしたということはそれだけでも意味があると思いますが、今日はその 方向性に着目したいと思います。 これまでにも何度か、現在の世界的な経済危機は単なる不況ではなく、 社会構造が大変化するプロセスであり、この後には今までとは違う社会 ができるのではないかということを述べてきました。 今回のG20の最終コミュニケを読んで、改めてその思いを強くしました。 というのも、まず今回の共同声明のもっとも大きな合意は世界経済を刺 激するために出来る限り最大の投資を行うということですが、その目標 は、「回復力がある、持続可能で、グリーンな再生」であるとしており、 「クリーンで、革新的で、資源効率的で、低炭素な技術とインフラへ移 行する」そして、「持続可能な経済を作る」ために、さらに様々な手段 を用いて協働するとしています(いずれも共同声明の第27項目)。 そのためには「金融システムの信頼を取り戻す」ことが重要であり (第13項目)、様々な金融監督や規制を強化するということは、既に広 く報道されている通りです。 その中でも特に印象的だったのは、「金融システムの強化」について の宣言の中で、「金融業が秘密を厳守する時代は終わった」と述べてい ることと、「持続可能な報酬制度とすべての企業の社会的責任(CSR)を 支援する」ことに合意したと書いてあることです(第15項目)。もっと も、コミュニケだけ読むと具体的にどのようなCSRに関してなのかわかり にくいのですが、CSRという自律的な行動に世界が期待をしていることや、 今までとは違うルール、常識を作ろうとしていることがよくわかります。 また、この回復を持続可能なものにするだけでなく、途上国を含めたす べての地域の人々にとって公正なものにするということにも配慮されて おり、ミレニアム開発目標に対するコミットメントを再確認し(第25項 目)、一人ひとりの生身の人間への影響を十分に意識している(第26項 目)ということも特徴的であったと思います。 どのぐらい早く、実質的な成果が得られるかは、今回集まった世界の 指導者たちの今後の具体的な行動次第ですが、それでもここで示された 課題、視点、方向性は、いずれも明らかに持続可能な経済と社会へとつ ながるものです。 ところが、日本国内では今回の結論や施策が単なる経済の刺激という ことだけに矮小化されているように思えてなりません。私たちも同じ空 間と時間を共有しているのです。世界がどこへ向かっているのかを再度 確認した上で、社会も企業も、舵取りをする必要があるのではないでし ょうか。 ※最終コミュニケ"The Global Plan for Recovery and Reform"のPDFは、 以下のURLからダウンロードできます。 http://www.londonsummit.gov.uk/resources/en/PDF/final-communique サステナビリティ・プランナー 足立直樹 ※《CSR TOPICS》でもブログの関連記事を紹介しています。 ================================ □□□ 今号の目次 □□□ 《巻頭言》「世界はどこへ向かうのか?」 《CSR TOPICS》 《RAIからのお知らせ》 ▼ナチュラル・ステップ基礎講座 「持続可能な企業のつくり方」 《注目のイベント》 ▼アースデイ東京2009 《季節の暦・月の暦》 《読者のこえ》 《編集後記》 =============================== ○《CSR TOPICS》―――――――――――――――――――――――● 足立直樹のブログ「サステナ・ラボ」からオススメ記事をご紹介します ▼トウモロコシでできている! 「何を食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるか当ててみ せよう。」とはフランスの美食家ブリア・サヴァランの言葉ですが、た しかになるほどと思うこともよくあります。しかし今ならむしろ、「何 を食べているか言ってみたまえ。君がどんな社会に住んでいるか当てて みせよう。」と言った方がいいかもしれません。 ※続きはこちらから... ↓ http://suslab.seesaa.net/article/116919732.html ▼どちらの出口へ? 昨年来の世界経済危機から、いつどのように抜け出すことができるの か? 最近になって株価は持ち直して来たようですが、とてもこのまま すんなりと不況脱出とはならないように思います。なにせ、世界の金融 機関の不良債権あるいは損失の総額すら、今だはっきりしないのです。 ※続きはこちらから... ↓ http://suslab.seesaa.net/article/116706073.html ▼ケータイはゴリラを救うか? ご覧になった方も多いと思いますが、29日(日)の夜に放映された「素 敵な宇宙船地球号」はルワンダが舞台でした。少し前からルワンダで国 際協力の仕事をしているMさんからの連絡で今回の番組を見たのですが、 その意外な内容にちょっとビックリしました。 ※続きはこちらから... ↓ http://suslab.seesaa.net/article/116513911.html ○《RAIからのお知らせ》 ―――――――――――――――――――● ▼ナチュラル・ステップ基礎講座 「持続可能な企業のつくり方」(再掲) RAIでは、持続可能性についての本質的な考え方と、バックキャステイン グの手法を含むナチュラル・ステップのフレームワークを確実に身につ けるための一日コースを4月23日に国際NGOナチュラル・ステップ・ジャ パンと開催いたします。まだ若干の空席がございます。 ◆日時:2009年4月23日(木) 9:30〜16:30 ◆会場:こどもの城 研修室904(東京都渋谷区神宮前5-53-1) ◆受講費:25,000円(教材費含む、税込) ◆お申込み・詳細はこちら http://www.responseability.jp/index.php?TNS02 ○《注目のイベント》―――――――――――――――――――――● サステナビリティやCSRに関する注目のイベントなどをご紹介します。 ▼アースデイ東京2009 毎年10万人以上が集う、市民による日本最大の地球フェスティバル アースデイ東京。「地球のことを考えて行動する日、アースデイ」を合 い言葉に今年も4月18日(土)19日(日)に開催されます。 ∇∇∇ アースデイ東京2009 活動のコンセプト ∇∇∇ 未来をグリーンに変える強烈パンチ ∇アースデイ東京2009オススメトピックス <<EARTHDAY Energy Action!>> 【アースデイ・コンサート Powered by BDF】 日程:4月18日(土)、19日(日)11時〜20時 会場:代々木公園野外ステージ 企画:アースデイ東京2009実行委員会 ※ステージへ入場の際にはカンパをお願いします。 【アースデイ・グリーントークステージ Powered by Solar】 日程:4月18日(土)、19日(日) 会場:代々木公園ケヤキ並木 企画:アースデイ東京2009実行委員会 協力:(株)キシムラインダストリー、greenz.jp <<EARTHDAY Food Action!>> 【アースデイキッチン】 日程:4月18日(土)、19日(日) 会場:代々木公園イベント広場、ケヤキ並木 企画:アースデイ東京2009実行委員会 その他、多数の企画・ブース出展があります。 詳細はこちら http://www.earthday-tokyo.org/ ○《季節の暦・月の暦》――――――――――――――――――――● ●満月(望)● 4月9日(木) 23:56 ●十三詣り(じゅうさんまいり)● 4月13日(月) 数え年13歳に成長した男女が厄難を払い、知恵を授けてもらうために虚 空蔵菩薩を参拝する行事。沖縄には「十三祝い」という風習がありまし たが、沖縄以外でも13歳という年齢を祝う習わしがあるようです。現在 では七五三ほど一般的ではないように思いますが、子供から大人への成 長を祝う、庶民版の元服のようなものですね。 ○《読者のこえ》―――――――――――――――――――――――● 読者の皆様からのお便りをご紹介いたします。今回ご紹介するのは、 No.53に対するHさんからのご感想です。Hさん、ご感想ありがとうござ います。 〜〜〜〜 メールマガジンの御送付ありがとうございました。ブログも含め、大変 興味深く読ませていただきました。世界第二位の経済大国である日本で、 何故今このような数々の情けないことが起こっているのか。これも政治 家、行政任せにせず、市民が問題意識をもって発言し行動を起こすべき 時代かもしれませんね。 〜〜〜〜 ※文言、句点、改行位置を一部変更してあります。 ※バックナンバーは、以下のURLからご覧いただけます。 http://archive.mag2.com/0000226055/ ○《編集後記》――――――――――――――――――――――――● 東京在住が通算で18年目になろうとしています。この街で冬から春への 移ろいを感じるのは沈丁花の匂いを嗅いだ時。どんなに肌寒くてもこの 匂いがすると春が来るな、と思います。 そんな時期もとっくに過ぎてすっかり暖かくなった今日この頃ですが、5 歳ぐらいの時に青森県に引っ越した際は、もう4月になろうというのに家 の周りに1m近い雪が残っていて驚いたのを覚えています。 その5年後、同じ時期に引っ越した沖縄は雨でした。早速前の学校の友達 に手紙を書いていたらその便せんの端が湿気で丸まってきたのでやはり 驚きました。トイレットペーパーも、しんなり。本土の梅雨でもここま では、と思うほどの暖かさと湿度の高さに、亜熱帯の気候の洗礼を受け ました。 春の次は大好きな夏。梅雨が明ける頃、日暮れ直前の空気の匂いが変わ ると夏が来たと感じます。 季節がはっきりしているのは日本の気候の特徴とよく言われます。桜の 開花時期がずれたりするのも気候変動の影響かと言われていますが、自 分なりに季節を感じる指標は無くしたくないなと思います。 あなたの指標は何ですか?(ko) ※このコーナーはレスポンスアビリティのスタッフが交代で書いていま す。 ○――――――――――――――――――――――――――――――● 今回のメルマガはいかがでしたでしょうか。よろしければご感想をお聞 かせください。いいただいたご感想は個人名を伏せて「読者のこえ」 コーナーでご紹介させていただくことがございます。 発行: 株式会社レスポンスアビリティ(http://www.responseability.jp) 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-7-8 しろがねロッカス401 メルマガ担当:mm@responseability.jp ※バックナンバーの参照、他のアドレスからの登録は、以下のページ からどうぞ。お知り合いにご紹介いただくときにも、ご利用下さい。 http://www.mag2.com/m/0000226055.html ※転送歓迎です。複製・転載時には事前にご連絡ください。 Copyright(c)2007-2009 Response Ability, Inc. All Rights Reserved.


