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2008/07/14

【JFE-TEC ITプロフェッショナル NEWS】第 号

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   【JFEテクノリサーチ ITプロフェッショナル NEWS】
             
     Published by [http://it.jfe-tec.jp/]
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2008/07/14  NO.42
みなさま、こんにちは☆
花火がにぎやかに夜空を飾る季節となりました。
花火を見るとき「たーまやー!かーぎやー!」という掛け声をかけますが、
どういう意味かご存知ですか?
これは「玉屋」「鍵屋」という花火商の屋号なのだそうです。
江戸時代、隅田川の花火大会では、「鍵屋」と「玉屋」の競演が名物となっており、
江戸っ子たちが「玉屋ー、鍵屋ー」と声を掛ける習慣が生まれ、現代まで続いてい
るのです。

では第42号をお届けいたします。
今回は、連載『実用化技術』の第2回です。ぜひご覧ください。

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■□ 連載「実用化技術調査 2」
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第42回 
IT実用化技術調査として、RFIDが実際の空港でどのように活用されているか
をレポートします。
RFIDは空港内での利用が世界規模で検討されている技術のひとつで、各地で
実証実験が進められています。RFID導入により顧客満足度の向上、コスト削
減、セキュリティの強化などが期待されています。

【RFIDによる航空手荷物管理】
航空手荷物管理技術としてRFIDを活用する取り組みは、10年ほど前から行われて
きました。その最大の目的は、ロストバッゲージの削減です。 

1990年代以降、バーコードタグによる航空手荷物管理が世界標準となりましたが、
バーコードによる航空手荷物の認識率は平均70%前後で、その低さが問題となっ
ていました。そこで航空業界では、より認識率の高い次世代タグとしてRFIDの適
用が検討されるようになりました。
航空業界団体であるIATA(International Air Transport Association:国際
航空運送協会)の2004年次総会では、2007年度を目処に航空手荷物タグへのRFI
D導入が決議され、標準化を進めています。
国内でも国土交通省主導によるRFID技術応用による航空手荷物管理システム
に関する調査研究会が設立され、2001年には成田国際空港と海外4空港における
回路印刷方式RFIDタグを使用した国際実証実験が行われました。
また2001年の米国同時多発テロ事件以降、これまで以上に航空手荷物管理のセキ
ュリティ強化が求められ、RFID導入の動きが加速する傾向にあります。

【航空手荷物タグへRFIDを導入するメリット】
航空手荷物タグへRFIDを導入するメリットとして、 
・運輸システムと空港内の作業の効率化…効率化によりコストが削減できる 
・ロストバッゲージの削減…紛失手荷物の返却にかかるコスト削減できる 
・セキュリティの確保…航空手荷物の所持者を迅速・確実に特定できる 
・手ぶら旅行の実現…旅行者は手荷物搬送等の煩わしさから開放され、利便性が
          向上する
などが期待されています。 

2004年頃からは、ラスベガスのマッカラン国際空港、香港国際空港、デルタ航空
などで、実際に手荷物管理システムにRFIDが導入され始めました。
航空手荷物管理におけるRFIDは、現在では導入の実証実験段階を経過し、空
港間の相互利用やコストの低廉化など運用システムとして実用化を検証していく
段階にきています。

【実証実験および導入例】
・ルフトハンザドイツ航空による長波帯を使用したRFIDの認識試験(1995年) 
・英国航空によるヒースロー国際空港での4種類の周波数比較の実証実験(1998年) 
・成田国際空港と海外4空港における回路印刷方式RFIDタグを使用した国際
 実証実験(2001年) 
・ラスベガス マッカラン国際空港におけるRFIDダグを使用した手荷物追跡シス
 テムの導入(2004年) 
・デルタ航空における手荷物追跡システムへの使い捨てRFIDタグ導入(2004年) 
・成田国際空港とホノルル国際空港におけるUHF帯を利用したRFIDタグの日
 米相互運用検証実験(2004年) 
・成田国際空港とジョン・F・ケネディ国際空港、バンクーバー国際空港、フラ
 ンクフルト国際空港、スキポール国際空港とのRFIDタグ相互認識率検証試験
 (2004年) 
・香港国際空港における手荷物管理システムへのRFID導入(2005年) 
・関西国際空港・香港国際空港間のRFIDによる航空手荷物の自動認識実証実験
(2005年)
 
【空港手続きへのRFID利用】
利便性を向上させるだけでなくセキュリティ確保につながるという観点から、空港
手続きへのRFID利用が検討されています。米国では偽造変造防止や空港内の乗客追
跡のため、RFID搭乗券やRFIDパスポートの導入が検討されています。しかしながら、
費用対効果やプライバシーの問題(RFIDタグによって追跡されることへの懸念等)
など、世界的に標準化するにはまだ課題があります。 

国内では、2003年から国土交通省主体による空港チェックイン手続きの電子化等に
関する実証実験が行われています。2005年にはこの実証実験の3回目として、e-P
assport連携実証実験が行われました。
一連の実証実験はいずれも、2002年に立ち上がった成田国際空港におけるe-エア
ポート構想の一環として行われています。

〔関連キーワード 〕
RFID,電子タグ,無線タグ,無線ICタグ,ICタグ


※図表等は、Webサイトを参照してください。


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