ボイストレーニングの嘘真うそまこと  RSSを登録する

主に発声訓練独習者へ向けて、具体的な練習方法や論理、訓練の考え方や進め方、一般的な常識やセオリーの真偽等を紹介します。号毎にいくつかののキーワードを挙げて、それを解説するかたちで話をすすめていく予定です。

  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/12/01
  • 部数 210部
  • メルマガID 0000225345
  • 個別ページ
最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/09/30

[VT]usomakoto27

[VT]うそまこと其之弐拾七

こんにちはヰ崎です
配信再開いたします。

長らくお待たせいたしました。
本年はまだ3号目ということで残る3ヶ月の間に9号ほどお送りして
一応、年当たり12号とすることを予定しています。
いまさらというお客様も居られますでしょうがお付き合いいただければ幸いです。

また、ここ何号かHTMLでお送りしましたがもとにもどします。
文章を普通に書けるのが良かったのですが、
バックナンバーが見づらいようですので。

---------------------------------------------------------
        今回のテーマ「エッジボイス」
---------------------------------------------------------

最近のポップス系の発声訓練をしているかたでしたら「エッジボイス」の言葉はご存知かと思います。
たとえば口唇を固く閉じたところへ息を押し込むと「ブブブブ」と断続な破裂音がしますが
同じことを声唇・声帯で行うのがエッジサウンド、エッジサウンドの混じった声をエッジボイスといいます。
(一般的な用法です、好きなように使い分けてください)。
口唇で行う場合ですが必ずしも「固く」閉じる必要は無いのです。
閉じる力は軽くでいいのですが閉鎖が均一ではうまくいかないのです。
唇の先だけ閉鎖が緩いか息が逃げやすくないといけない。(したがって上唇と下唇の先端を前後に僅かにずらしてやると鳴らしやすい)
そこをうまく緩められない人は唇を固くする必要があります。
(幼児はこういうの上手いですが器用であるのと同時に思い切りがいいからでしょう。)

本題の、声唇で行うエッジボイスについてですが、
閉鎖のしっかりした声(つまり地声)で息を極端に引いたときに自然と出る音です。
フレーズの頭にエッジサウンドをわざと入れたがる人がいますが、
滅茶苦茶なオンマイクで硬起声を強調すると自然にエッジサウンドが混ざってきます。
個人的には別に狙ってやるほど価値のあるものではないと思っています。
むしろオンマイクでアタックを強調するときにエッジサウンドが混ざってきてしまうのでそれを避けようして
レンジ(音量)を変えざるをえないというジレンマがあり、特に録音の際は邪魔な代物です。
男声の最低音域でもエッジボイス(ストローバス、ボーカルフライなどともいう)にならないよう
苦心して喉を限界まで下げたり息をやたら増やしたりとするものです。

胸声が十分な人なら、息継ぎなしで声を出し続けてみると最後のほうは自然にエッジサウンドになる場合があります。
どうしてもやり方がつかめない方はそういうところからはじめてください。
基本的には胸声で低音のほうが出しやすいです。



---------------------------------------------------------
        エッジボイスで高音を歌う
---------------------------------------------------------
エッジボイスで歌うことは中~高音域では有意義な訓練になります
低音域では、「ただエッジサウンドにする」というだけではあまり練習にはなりません。

高い音域で音色が悪くなる一番の原因は高くなるにつれて閉鎖が緩んでしまうことです。
エッジボイスは、どんな形であれ閉鎖はありますので
緩めすぎずに高音へ昇っていく感覚を掴むのに丁度よいです。
エッジボイス自体、高音になるにつれ出しにくくなるものですから
エッジサウンドを維持しながら1曲通して歌うというのは結構難しい作業になります。
実際にやってみるとわかりますがエッジは同じ音高なら
息が少なく声が小さいほうが出しやすいです。
これは「息を減らして声を絞れば高音をカバーしやすくなる」
というのと同じような感覚です。


---------------------------------------------------------
        エッジサウンドを発するときの注意
---------------------------------------------------------
一口にエッジボイスといいはしますが鳴らし方は一通りではありません。
ですがエッジボイスはどんな鳴らしかたでも音があまり変わらないので
ほかの人と違うことをやっているときすぐには気づかないという問題があります。
エッジボイスそのものは
「なんとなく喉に悪そうな印象の音が」するというわりには、
普通の発声より喉に負担が小さかったりするのですが
大音量であったり指導者が想定しないような出し方をしていれば
やはり害があります。
(エッジサウンドで大音量を訓練するやり方もありますが効用を把握した上で慎重に行う。)
声帯を痛めるというより
声にノイズがついたまま外せなくなるというトラブルが多いです。

最初は音量を気にするとエッジを出しにくいかもしれませんが
自分以外にはわからない、といった程度の音量でよいです。
そして喉を詰めるのではなく呼気を減らすつもりでアプローチしてください。

最も注意が必要なのは練習するタイミングというか順番です。
普通の歌唱練習を平行して行う場合が殆どだと思いますが、
練習の終盤にはエッジボイスの練習はしないのが無難です。
エッジボイスの練習は、やるとしたら
歌唱練習全体の前半、ウォーミングアップの直後あたりが良いです。
というのも消耗時に長時間エッジボイスを出しますと
エッジサウンドを外せなくなるときがあります。
場合によっては2~3週間練習を休むことになり結構厄介です。


---------------------------------------------------------------------------------
---------------------------------------------------------------------------------

質問や要望が御座いましたら是非お寄せください。
ldz5zz@gmail.com

----------------------------------------------------------------------
ボイストレーニングの嘘真うそまこと
    発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
    配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000225345.html
---------------------------------------------------------------------
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る