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主に発声訓練独習者へ向けて、具体的な練習方法や論理、訓練の考え方や進め方、一般的な常識やセオリーの真偽等を紹介します。号毎にいくつかののキーワードを挙げて、それを解説するかたちで話をすすめていく予定です。

  • 周期 不定期
  • 最新号 2008/09/18
  • 発行部数 158
  • マガジンID 0000225345
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2007/05/31

[VT]うそまこと其之十〜音域の二回目〜

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[VT]うそまこと其之十〜音域の二回目〜

購読者のみなさまこんにちは。ゐ崎です。
御蔭様でようやっと二桁に突入致しました。
隔週で月二回くらいのペースで落ち着いてきた感じです。
できれば週毎にペースアップしたいところなんですが
遅筆で、、、、済みませんです。

今号は「音域」の二回目です。
音域と歌い手の水準を関連づけてお話します。
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「音域1オクターブ以下の歌い手」

これは全くの初心者(というより歌ったことがないという人だな)か
発声器官に障害がある人の音域ですが、
あえて説明する必要はないでしょうかね。
この音域でてこづるのは
発声のポジション(という言い方でなんとなくわかりますよね)を変えられないからです。
(逆に言うと一つの声種で出せるのはこの程度ということなんです。)

しかしなまじ小細工を知らないので
意外といい声出す人が多いんですよね。

ごちゃごちゃ考えないでもとにかく歌ってれば上手くなります。

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「1オクターブから2オクターブの歌い手」
カラオケだとちょっと曲を選びますよね。
日本人の平均的な水準といえるのではないですか。

良くも悪くも「普通に」歌を歌える人はこの程度です。
裏声でもう1オクターブ出そうなもんですが
母音とかレンジとか問題がありますよね。いろいろと。
ここから伸ばすにはちょっと工夫というか試行錯誤がいりますね。

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「2オクターブから3オクターブの歌い手」

セミプロに一番多い水準です。
古典声楽でいうと合唱レベル。
ポップスの職業歌手でいえばアイドルレベル。
といったところです。
この段階までは練習する人なら大概到達しますが
ここでやめちゃう人多いですね。
音色があまり変わらないからあきらめちゃうていうのもあるのではないですか。
さらにレベルアップするには
スタイルとして固まりかけてる部分を一度崩すつもりでやったほうがいいなー。

ここの人は声区を最低でも二つは扱える筈ですが一方が不完全です。
男声の場合は特に声区が分離していて換声点が目立ちます。
高い声を小手先で出すことになるのでどうしても音色がスポイルされてしまうんですねー。

「歌スタ」という番組がありますが
あーいうオーディションに出るひとは9割かたこのレベルです。
それで少し歌心を感じさせると最後まで聞いてもらえるみたいです。
そして受かるか受からないかは音色の良し悪しで決まってるといっていいでしょう。
ハンターさんが声質声質いってることからも解かると思います。
この音域のひとはとにかく声色を犠牲にしてることが多いです。


ところで
殆どの指導者はここまでしか教えられません。
何故なら本人もこのくらいしか出ないから。
更に上まで到達していれば確実にプロとして活動できます。
中途半端な経歴で若いうちからトレーナ名乗るような人は技術もありふれたものです。
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「3.5オクターブ超」
4オクターブとか出る人は胸声頭声極高声と揃っている人です。
当然ですが男女にかかわらず殆どなんでも歌えます。
ここまでいって初めて声を自在に扱えるという趣が出てまいります。
更に、地声と裏声の使い分けは気にならなくなります。
聴いている方にはもはやどっちかわからなくないです。
音色のバリエーションが格段に増えるし。
声帯模写なんかも好き放題できるはずです。
ある意味ボイストレーニングが本格化するのはここからです。

5オクターブとか更に広い音域は、ホイッスルをどのくらい使うかってことなので
あまり比べる意味はないです。
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〜ボイトレ嘘八百のコーナー〜

第7回「音域を広げる―女声編―」
前回の男声編につづき女声編をお送りします。

女声というのは頭声主体で歌うことです。
ヘビーメタルのシャウトは男性歌手の方が多いですが
どちらかといえば女声に近い声も多いです。
(男声にもオートコントルなんてのがありますけどね、、誰が知ってるんだそんなもの。)
逆に普通のポップスは女性であっても男声的だったりして
日本の音楽学校でやるような典型的な女声の訓練というのはあまり需要がないです。

ソプラノの目標はとにかくA5(できればC6あたり)まで確実に出すということですか。
魔笛のF6が出せればもう何でも歌えます。
ただしポップスの場合はあくまで音色優先です。
A5より上の音は殆ど使う機会がありません。
またこの音域を鍛えても音色の改善にはほとんど寄与しないので
あまり時間を割くべき対象ではないです。
多くの女性トレーナはここで間違いを犯しています。
例えば
「宇多田や浜崎(敬称略)のような歌手になりたい」
といっているようなティーンの歌い手に
ソプラノの高音域の訓練を重点的に行うのははっきりいって時間の無駄です。
(少しだけ使いますけどね)
趣味でマライアキャリーやmisiaを完璧に歌いたいというのであれば話は別ですが。

頭声主体の歌唱の場合高い音で苦労することは(男声ほどは)ありません。
純粋の頭声というのはとにかく個性がでない、無味無乾燥な声になりがちです。
ポップスで通用する声を出すには胸声の成分が不可欠で、従って
音域を下に広げることの方が実戦的といえます。

そんなわけで
男声にとっての「ハイC」のような
解かり易い最終目標というのはちょっと提示し辛いですね。

1.頭声区で1.5から2オクターブ
2.胸声を混ぜて3オクターブ
3.SHVを加えて全体で4オクターブ以上

こんな感じかな。
胸声区重視で始めたい人は男声編を見てください。

「1.頭声区で1.5から2オクターブ」
これはあまり苦労しないというか普通に歌ってれば到達しますよね。
頭声区の最高音は輪状甲状軟骨対の可動範囲に影響を受けるといわれていまして、
若い頃(子供の頃)全然歌ってなかったという人なんかは
高い音出しにくい場合があります。
そういう人は早い時期からSHVを利用していくといいかもしれません。


「2.胸声を混ぜて3オクターブ」
特に日本の女性は声種としての胸声を全然出せない人が多いです。
それと、一般に運動能力の低い人ほど声門閉鎖も弱くて胸声が無いですね。

胸声を使わずに出せる声というとソプラノの声か
あるいはアニメ声とかいうような声がせいぜいです。
(胸声についてはそのうち本編で詳しく述べたいと思ってます。)

胸声をしっかり出すには、、
喉を下げて
胸郭固定し
腹圧をかける
という三段活用を物にせねばなりません。
全く出来ない人はアンザッツの1番から始めるといいでしょう。
(というかそれしかやれないか?)
日常的に喉頭が高い位置にあることも多くて
そういう場合意識的に喉を下げなきゃならない。
純粋な胸声は唸るような感じで出すものなので
綺麗に声をだそうと思ってると出ません。
男性の場合の頭声みたいに急に出るようになることはあまりないよなー。
うーん、とにかく辛抱強くやるしかないんですね。体鍛えながら。。

腹式呼吸の練習といって腹筋運動やる人がいますが、あれは
胸声を開発するのには有効かもしれません。
あとはやはり男声の歌を練習したほうがいいですね。
胸声がまともに使えれば「宇宙戦艦ヤマト」みたいのも歌えるようになります。


「4.SHV」
SHV、スーパーヘッドボイスについては本編のほうでお話しました。
女性の場合はこれを頭声の延長で出せている人が多いです。

胸声開発でもそうなのですが
息の流し方を、頭声で慣れたやり方とは変えて見るといいです。



なんか当たり障りの無い内容になっちゃったなあ。。。(了)
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質問や要望が御座いましたら是非お寄せください。
ldz5zz@gmail.com


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