[VT]うそまこと其之四〜イイ声はどんな声か2〜
購読者のみなさまこんにちは。
ヰ崎です。
今号から?たぶん広告が入るみたいなんですが
少し邪魔だとは思いますがご容赦ください。
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第四号のテーマ「イイ声はどんな声か2回目」
前回もまた中途半端な終わりかたしちゃいました。(まとまってないのに書き出すから、、汗)
「音色」というのは倍音の「生じ具合」のことで、「スペクトル」を見れば分別できるんだ。って話だったんですけど。。。
今回は具体的にどんなスペクトルなのか、ということを少し述べたいと思いまっす。
この号ではスペクトルを下のように“簡略化”して表すことにします。
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||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 500Hz基底音
||||||||||||||||||||||| 2倍音
|||||||||| 3倍音
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向きが通常とは90°違うことに注意してください。あと、行が折り返されちゃうとまずいのでウィンドウのサイズに注意してください。
上手くいかない場合メールソフトで文字数を設定しなおしてみてください。
前回説明したように、 高い音ほど 音色として有効な倍音の数が減り、ボーカルの技量が現れやすくなります。
ここでは500Hzの音とし、良く聞こえる10本の有効倍音を 例にとって説明します。
500Hzは、およそテノールのハイCに相当し、胸声区でぎりぎりだせる高さです。
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||||||||||||||||||||||||||||||||||||| ←1K(=1000Hz)
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|||||||| ←2K
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||| ←3K
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|| ←4K
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| ←5K
↑このスペクトル状態は“楽音”の一つの典型例です。
高次倍音へいくにつれて大きさが減っていく。規則性が強いといえます。
ピアノやギター、バイオリン、オルガン、フルート、、、、楽器の大半はこういう感じの音波です。
各楽器間ではさらにスペクトルの立ち上がりかたや持続しかた(経時変化)が違うので聞き分けられますが、
例えばピアノの音を、アタックを無くし、サステインが強制的に続くよう電子機器などで加工すると、管楽器と区別つかなくなるんですよ。
三角波、矩形波、鋸波などもこれに近いものです。
小奇麗な、まとまった音です。
低次の数本の成分に音量が集まるため 音に「芯」を感じます。
ボーカルでは“クラシック”の発声などがこれに近いですが、、、
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 1K
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||||||||| 2K
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||||||||||||||||||||||| 3K
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|| 4K
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↑こんな感じでしょうか。
[人の声の場合母音があるのでやや不規則になります。母音というのは、特に500〜3000Hzのあたりに生じるスペクトルの塊のこと
だと思えば良いでしょうか、(詳しく知りたい人は「フォルマント」を調べてみてください。)
人声のように特定のスペクトル(ここでは6倍音3kHzの成分)が飛び出て強く鳴るのは一般の楽器などではあまりみられないものです。
人の発声機構が複雑なことの証でもあります。]
オペラなど大音量が要求される分野では楽器と同じように小奇麗でまとまりのよい音色↑になりがちです。
ですがポップスやロックなど マイクを使う場合はこういう声は無味に感じられすぐあきられていしまいます。
なまじ大きい声が楽に出るため
こういう発声が正しいと信じ込んでいる人は多いですが
それでは一生 “いい声だ”とは思われません。
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|| 1K(=1000Hz)
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||| 2K
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||||| 3K
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| 4K
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| 5K
↑この声はどうでしょうか。
基音が相対的に大きいですよね。
こういうのが、アマチュアの素人臭い声の典型例です。
倍音が死んでいるために母音が不明瞭で表情に欠けます。悪い意味で「白い」といわれる声です。
多くの場合声門閉鎖が不完全で声帯がきちんと鳴っていないんです。
男性の裏声はほとんどがこういう音です。
地声や頭声でも、喉が上がったり息が流れていないと こういう音になります。
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|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 1K
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||||||||| 2K
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||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 3K
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|||||||||||||| 4K
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||||||||||||||| 5K
↑ポップスやロックで目立つ声はこんな感じです。
まず全体的に、先のいくつかの例より 音量が分散しているということを理解してください。10倍音までしっかりなっています。
これが“広がりがある”ということなんです。
2倍音が一番大きく出ているところにも注目です。
母音にもよりますが、この手のジャンルの発声では“基底音は一番大きい”という説明(楽典や物理の教科書にたまにあるんです)は
通用しません。
3倍音も基音と同じくらい出ていますがこういうふうに高次成分が強く出ると
“やや耳障りだがインパクトがある”音になります。CDをなんとか売ろうとしたらこういう声が出せねばなりません。
続きます。。。。
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〜ボイトレ嘘八百のコーナー〜
第三回「パソコンを利用した練習」
1.パーソナルコンピュータ(以下“PC”と書きますがMacでも一応可能です)を利用したボイストレーニング(以下VT)法を紹介します。
なぜPCなのか というと、、、
初歩のボイトレは家でもできる、容量など気にせず録音できる、各種ソフトウェアが使える
といった理由なのです。
1.1 家でもできるVT
近所迷惑じゃねーか と思う人はなぜ迷惑になるような大声で歌うのでしょうね。。
*VTは小さい声ほどいいんです 、、、、最初の頃は。
鼻歌より小さい声でいい。鼻歌で苦情が来ることはまずありません(深夜とかはちょっとまずいですが)。
ほんとに ほんとに 可能な限り小さい声でいい。
そういう小さい声をきっちり出す(「支える」といいますけど)
それがVTの第一歩です。
そして声をそのまま‘大きくせず’に息を増やしていくんです これがミソ。
1.2 録音する
当然マイクを使い、ヘッドホン(無い場合はイヤホンですか)でモニターしながら歌うことになります。
スピーカーでモニターしたら、、、試してみれば分かりますがそれは周りに迷惑ですし こっぱずかしいと思います。
オーディオ入出力のついたPCにマイクとヘッドホン、もう一つ出来ればほしいものがあります。
アンプです(ギターアンプのことではないよ)。
マイク用のプリアンプでもいいですが もっと一般的なオーディオ用のアンプでも十分です。
PCのゲイン(増幅率)ではちょっと足りないんです。
このVTは‘思いっきり小さい’声で歌います。それをまともに聞こえる音量に増幅するためのアンプが必要というわけです。
録音するのはVTの基本です
歌ってるとき聞こえるのは口の中の音です。
他の人に聞こえる(録音される)のは体の外に出た音です。
この二つの聞こえ方の違いに慣れて下さい。
1.3 各種ソフトを併用
録音するだけならMDやカセットテープのコンポでもできます。
PCの録音ソフトのほかitunesのようなプレイヤーも利用しましょう。、
*ヘッドホンに音源を流しながら自分の声だけを録音できる
*聞きたいところだけを繰り返しきける
そして極めつけがこれ
*FFTソフトを利用
ここがこのVTのキモなのです。
FFT(=高速フーリエ変換)というのは音声をスペクトルに表すことです。
これを使えば自分の声がどういう成分を発しているのかリアルタイムに観察しながら歌うことが出来ます。
録音した音源を変換することも可能です。
CDなどの著名歌手の声を解析して自分の声と比べることが出来ます。
ボイトレを効果的に進めるにはなくてはならないものです。
無論フリーソフトも存在します。
「おんかいくん」というのが有名です。
(Macだと手ごろな製品を見つけるのに苦労するかも)
了
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質問や要望が御座いましたら是非お寄せください。
ldz5zz@gmail.com
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ボイストレーニングの嘘真うそまこと
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000225345.html
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