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2009/01/25

【頑張れ会計士受験生!84】理論問題の答案作成力を高めよう その2

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頑張れ会計士受験生!会計士補が贈る週刊メッセージ
第84号 理論問題の答案作成力を高めよう その2
著者 会計士補 まーやん
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1 はじめに。

こんにちは、まーやんです。

今日は重要な告知があります。
短答式メルマガの配信開始についてです。下記をご覧の上、ぜひご登録のほど
をよろしくお願いします。


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  ★☆★  ついに明日配信開始!短答式対策メルマガ  ★☆★

1月16日より、2009年合格目標の短答式メルマガを配信開始いたします。当初
予告よりも大幅に遅れての創刊となり、申し訳ありませんでした。
なお、前年度までの各科目メルマガを一本化して配信することになりましたの
でご登録の際はご留意ください。
(全科目共通)http://www.mag2.com/m/0000281436.html

なお配信日は、前年度と異なり、「平日日刊」となります。祝日を除く月〜金
の毎朝6時に配信されます。朝の5分を短答対策にあててみましょう。

【注意:以前のメールマガジンの解除】
以前ご登録いただいた以下のメルマガは今後配信の予定がありませんので、恐
れ入りますが解除の手続きをお願いいたします。
(財表)http://www.mag2.com/m/0000227313.html
(監査)http://www.mag2.com/m/0000229515.html
(管理)http://www.mag2.com/m/0000232265.html



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短答式の攻略上、カギとなるのが計算問題。特に短答式の計算問題は、ちょっと
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実際の本試験でも、合格ラインといわれる約65%の得点率にわずかに及ばず、
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その「3問」を非常に簡単に取れてしまうテクニックを、まーやんが伝授しています。

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この教材のすごいところは、なんといっても例題に「本試験問題」を使っている
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2 本文。【09年目標の方に贈るメッセージ】

前回は、理論分野の出題を「制度説明問題」と「狭義の理論問題」に分けて、
今後は後者の出題が増加する可能性が高い反面、対策が難しいという話をしま
した。


今回は、その「対策」の糸口を探るためのメッセージ。


せっかくですから例題を出して考えましょう。


【例題】 
B社は、車両運搬具(固定資産)を商品との交換により取得した。この商品は
三分法により、仕入勘定で記録されている。引き渡した商品の帳簿価額は
2,500千円、正味売却価額は3,500千円である。受け入れた車両運搬具の見積購
入市場価額は3,600千円であるため、次のとおり仕訳した。固定資産評価差額
金は、次期以降、車両運搬具の減価償却費の割合に応じて収益化される。

交換時
(借)車 両 運 搬 具 3,600,000  (貸)仕       入 2,500,000 
                     固定資産評価差額金 1,100,000 

この仕訳の基礎にある考え方は、制度上受け入れられていない。
(1)適切な仕訳を示し、(2)上記仕訳との相違に着目して、適切な仕訳の基礎に
ある考え方を説明しなさい。


もしかしたら、憶えている方もいるかもしれません。


そう、これは07年本試験で実際に出題された問題です。聞いている内容は決し
て難しいものではありませんが、そもそもこのような問われ方自体、滅多にお
目にかからないため、答案作成力で点数が大きく変動する可能性の高い問題と
いえます。


例えば、こんな問題文だったら大抵の受験生は無難に答案を作れるはず。

「異種資産を交換により取得した場合には、取得した資産の取得価額について、
当該資産の時価とする方法と、交換に供した資産の時価とする方法が考えられ
る。制度上いずれの方法が受け入れられているかを明らかにしたうえで、その
基礎的な考え方を述べなさい。」


当たり前ですが、答はどちらも同じです。


答えは同じ。それでも、本試験の問題のほうが難しく感じる。
そこに、「答案作成」のひとつのカギが隠されているんです。


●答案作成のカギ1
 「答案作成」の成否は、 答案を作成する前の「問題の読み取り」で半分く
 らい決まってしまう。


新試験制度になってから、このような問題の読解の成否がそのまま合否に響い
てくるケースがとっても多くなっているんです。


解答の手順が、「問題を読む→書く」という従来型の簡単なものから一歩進ん
で、「問題を読む→問題の意図を読み取る→書く」という複雑なものになって
いて、差がつくのは「書く」ではなくて、それ以前の「読み取る」の部分にシ
フトしているということ。


だからまずは、問題文から「問われていること」をしっかりと抽出する練習を
しなければいけない。問題作成者は「適切な仕訳」「誤った仕訳」という形を
つかって、異種資産の交換取引の基本的な考え方を問うているわけです。


適切な仕訳のうち、少なくとも借方については大抵の受験生なら判断できると
思います。実は貸方は専門学校でも解答が分かれていて明確な正解と言えるも
のはありませんが、少なくとも「固定資産評価差額金」という勘定、しかもそ
れを規則的に償却していくという発想に違和感を持てるはずです。

誤った仕訳と比較すれば、何を問いたいのか見えてきますよね。
・なぜ、固定資産は3,500千円であって3,600千円ではいけないのか。
・なぜ、損益は「固定資産〜」ではいけないのか。

ここまでブレイクダウンして、やっと適切な答案を作る足がかりができます。

中には「異種資産の交換取引」を論点として頭にいれてしまっている受験生も
いたかもしれませんが、殆どの人は「そんなん知るか!」という思いでこの問
題文を読んだはずです。


そういうときこそ、問題文から「何を問いたいのか?」を搾り出すこと。


焦って正しい仕訳を考えて、理屈を適当にあてがおうとしていくやり方では、
論点がぼやけたり、複数ある論点のうちいくつかを取りこぼしたり、きっちり
と答案を仕上げることができなくなってくるものです。

合格答案というのは必ずしもエレガントなものではありません。むしろ、こう
いう泥臭い作業を経て作ったもののほうが多い。そのことをぜひ肝に銘じてい
ただければと思います。


※ ※ ※
ここから先は少し過激な内容ですが、試験合格を目指す人にとって非常に大
事なことだと思うので、あえて書きます。

論文式試験の過去問を載せて解き方を示すのは、正直著者にとっても冒険だっ
たのですが、あまりにも受験生の間で、答案作成についての誤解が多いため、
思い切って書いてみました。

その「誤解」の元凶ともいえる専門学校の模範解答を見ると「本当にこれで良
いのか?」と思ってしまうときが良くあります。もちろん、模範解答の作成に
は万全を期しているでしょうから、書いている内容が間違っていることは無い
のです。が、「…これを本試験の場で書け、ってこと?」と突っ込みたい気分
に駆られるのは、きっと著者だけではありません。

まして、歴代の試験委員の中には「必ずしも専門学校の答案が合格点とは限ら
ない」とまで言い切る人もいたほどです。

参考までに、今回の例題について、某専門学校の模範解答を載せてみます。

「交換取引を、時価が著しくは乖離していない資産同士の交換取引として、等
価交換と解すれば、制度上は、車両運搬具の取得原価を引き渡した商品の時価
とし、その金額と商品の簿価との差額を実現利益とする。これは、投資の継続
性により資産評価と収益認識を判断する考え方を基礎とする。この考え方によ
れば、異種又は異なる用途の資産同士を交換した場合には、引き渡した資産に
ついては投資の継続性が断たれ、投資の清算による損益を認識し、それにより
得られたと考えられるキャッシュにより、取得した資産に対する投資を開始し
たと考える。」

しつこいようですが、言っていることはもちろん正しい。
ただ、出題者があの問題に何を求めたか?という点に立ち返ると…。

(「出題の趣旨」公表について より抜粋)
「棚卸資産との交換により固定資産を取得した場合の処理を問うことで、固定
資産の取得原価の決定や、損益の認識についての知識を確認する問題である。
こうした交換取引については、棚卸資産が販売され、その対価をもって固定資
産が取得されたとの取引を擬制し、その支出額をもって固定資産の取得原価と
するとともに、棚卸資産の販売による損益が認識される点の指摘が求められる。」

確かに、上の模範解答には合格点すらつかない可能性は、ありますよね。

問題の読み取り、という話を小難しく書きましたが、練習さえしておけば実は
難しいものではありません。間違っても、専門学校の模範解答のような厳格っ
ぽい答案を背伸びして作らないこと。書物を参考にしながら時間を気にせずに
作る模範解答ですら、ピントがずれているのですから。


今後のメルマガをよりよいものにするために、お手数ですが、「今日の記事が
ためになった!」という方は下をクリックしてください。
http://clap.mag2.com/friawiaphi
コメントが要求されますが、必須ではありませんのですぐにブラウザを閉じて
大丈夫です。もちろん、コメントを書いてくださる方も大歓迎。


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3 編集後記

去年まで月・水・金の配信であった短答対策メルマガですが、思い切って「平
日日刊」という扱いにしました。昨年度のメルマガ配信が本業多忙で覚束ない
ことが多かったため、出来るだけ繁忙期前に配信を完了させるためにペースを
上げるというわけです。

そのため、4月・5月の短答式直前期にはメルマガの配信は日曜日のみ、という
ことになりそうです。ご購読の皆さんはぜひメールを保管して直前対策用にも
ご利用ください。

改めて、登録用URLを紹介しておきます。
http://www.mag2.com/m/0000281436.html

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モニターブログ:SOLID DREAM 公認会計士
http://mao-cpa.com/moitor2009/
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