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  • 周期 不定期
  • 最新号 2008/10/06
  • 発行部数 1744
  • マガジンID 0000225057
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2008/05/09

もろずみ総研メールマガジン 第141号

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 もろずみ総研メールマガジン 第141号 ======================== 2008/05/09
 
 『Tech-mobi 全天候4WDスポーツカー論』 出来ました!
 
 話題の新車情報をメカニズムや挙動で解説するメカニズムメンターテイメン
 ト誌です!
 話題の新車にはどういう仕組みが組み込まれているか、それはどういうパー
 ツの組み合わせで成立しているか、を豊富な図解と数多くの実地テストで解
 き明かしています。
 メカを知れば自動車はもっと愉しくなる!
 
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 ・ランサーEvo.X(トルクベクタリングの実地検証を含む)、GT-R、インプレッ
 サSTi徹底図解
 ・DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)最新動向
 ・スバル・ボクサー・ディーゼル詳説
 
 発売:4月15日
 商品コード:1860514200
 ISBN:4056051429
 サイズ:A4変型 128頁
 定価:1,680円
 
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 【モータースポーツ緊急レポート】
  今日のF1世界・考 ▽3回シリーズ 1/3
 
 ◆スーパーアグリ、F1撤退の裏事情に迫る◆
 
  前回の冒頭でも簡単にご紹介しましたが、スーパーアグリF1チーム(SA
 F1)が撤退を表明しました。参戦から3シーズン目(それも序盤)、39戦で
 その挑戦の幕を閉じざるを得ない状況に追い込まれたわけです。
 
  もともと自動車を愛することの不可分の一部としてモータースポーツへの
 関心も人並み以上。思えば1969年5月の富士スピードウェイ、JAFグランプリ
 が初めての生観戦(古い…(笑))。F1グランプリも1980年ロングビーチ
 が初めてで、それから数年前までは毎年何戦かは足を運んでいました。
 
  取材許可に加えてその自由度も極端に狭められてしまい、最近はとんとご
 無沙汰ですが。「ライター」はパドックとプレスルームという“閉じた”エ
 リアだけで仕事を許され、私にとって最大の関心事であるマシンのディテー
 ルもチーム側は徹底的に隠し、その中で何とか写真を撮ろうにも「カメラマ
 ン」でないと撮影は禁止、というのが今日の“管理された”「F1メディア」
 の実情なのです。
 
  そこからはドロップアウトしたにせよ、モータースポーツもカバーエリア
 に持つ取材者の一人として、今回、鈴木亜久里チーム代表自身が彼らしく直
 截な言葉で語った(語れない、語らないことも多かったはずですが)撤退の
 事情と思いに対して、私なりに見えたこと、思うことを書いてみようと思い
 ます。
 
  まずSAF1が撤退に追い込まれた状況について。
 
  もともとこのチームは…。
  2005年で佐藤琢磨がホンダF1チーム(現在はホンダレーシングF1チー
 ム=HRF1)のレースドライバー契約が終わり、でも日本では彼がF1人気を
 支えている部分もあり、ホンダが「琢磨を降ろした」という印象にはしたく
 ない、という思いがホンダ(本社)側にはあったはず。そこに「いつかはF
 1チームをやりたい」という鈴木亜久里の存在が噛み合って、チーム設立に
 至ります。
 
  ホンダから技術供給だけでなく、技術、資金など多くの面にわたるバック
 アップがあったにせよ、非常に短い期間の中で参戦の準備を整えるのは大変
 でした。まず複雑怪奇な今日のF1協約の中で出場枠を獲得し、さらにFIA
 が要求する4800万ドルの預託金を調達する。よくぞその金額を用意できたも
 のだと当時も思いましたが、それは本当に期限ぎりぎりのことでした。
 
  もともとこの2005―2006年シーズンオフの段階で、F1の運営規約(詳細
 は非公開)を近々変えてゆく。とくに「カスタマーカー」、つまり別のチー
 ムが設計・製造した車体(エンジンやトランスミッションは現在も他から供
 給を受けているチームがある)を使って参戦することを2008年からは認める、
 ということになっていました。そうなればSAF1はホンダ(HRF1)が開発した
 マシンの供給を受けて走ることができる。これがホンダとSAF1があの時点で
 リスクを負っても動き出した最大の理由でもありました。
 
  この時にはまだ「資金さえあればF1に参戦できる門戸が開く。あの中に
 入れさえすれば…」というイメージが強烈で、12に限られている参加チーム
 枠の「席取り」をしておかないと、と2008年からの参戦申し込み(エントリ
 ー)には22チームが名乗りを挙げたのです。しかしその場で参戦したのはSA
 FIだけ。既存チームを買い取る形でレッドブルとその「第2チーム」である
 トロロッソ(どちらも「赤い雄牛」の意味〜日本でも販売が始まりましたが、
 いわゆるエネルギードリンクのメーカーが母体)、その前にもミッドランド
 (すぐにスパイカー→現フォース・インディア)が参入してきました。ジャ
 ガー(元はスチュワート)、ミナルディ、そしてジョーダンという名前がそ
 れらに買収されて消えて行きました。
 
  ところが「F1チームはコンストラクター(車両開発・製造者)であり、
 それぞれ独自のマシンを走らせること」という現状ルールの改変に、既存チ
 ームのいくつかが反対して譲らなかったために、この変更は立ち消えになり
 ました。こうなると「第2チーム」を持つ意味もなくなり、レッドブルはト
 ロロッソを売却する、という話も動き出しているとか。
 
  しかし全てのF1チームがそれぞれ独自のマシンを作る形になったのは、
 比較的最近のこと。'70年代まではクーパー、ロータス、ブラバム、ローラ、
 マーチなど主に英国系コンストラクターが活躍し、やはり英国系のコベント
 リー・クライマックスや後にはコスウォースが作るエンジンを組み合わせる
 ことで、それなりの戦闘力を持つ「市販F1マシン」ができ、それで参加す
 るプライベートチームがいたものでした。牧歌的、といえばそれまでですが。
 
  いずにしても、この既定方針の否定どころか逆に「年式落ち」マシンの設
 計提供さえも認めない方向へ。それはSAF1も自らマシン開発・製造を行う組
 織と設備、そして人員をさらに拡充しなければならないことを、そして当初
 想定していたのよりもはるかに多額の資金調達が必要になることを意味して
 いたのです。
 (つづく)
 
 
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 ★☆ 次号予告 ☆★
 
 【モータースポーツ緊急レポート】
  今日のF1世界・考 ▽3回シリーズ 2/3
 
 ◆裏でオイルマネーが暗躍?◆
 
 『旧アロウズが2002年途中で撤退(ここも元はシャドウ、そして一時期は日
 本のフットワークが買収、最後はジャガー・ブランドのスポーツプロトタイ
 プでの活動などで知られるTWR=トム・ウォーキンショー・レーシングが買
 収、そして倒産)したまま残っていたマシンの改造車で(じつは工場も)参
 戦にこぎ着けたSAF1でしたが、』
 
 つづきは次号(配信予定 5月12日 月曜日)
 
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 編集・発行:もろずみ総合研究所 編集部
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