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ジャズは本当に楽しい物です。ジャズ喫茶を経営していた私Sonnyさんが真実のジャズの楽しさをお送りします。ジャズのお勉強、歴史、理論、楽理、もろもろの薀蓄不要。ついでに団塊の爺さんも不要。あなたのジャズの固定概念を取り払います。

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2008/02/29

【おとうふジャズ】ジャズは足し算の音楽

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■ジャズを楽しむ、おとうふジャズノススメ

■ジャズは足し算の音楽
        
                            発行日:2008.02.29
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こんにちは、Sonnyです。



今回は色々な方とジャズについておしゃべりしていて気付いたことの一つを
お話したいと思います。



「音楽という物を瑕や破綻のない完全な物を第一とする」
こう考えていらっしゃる方が少なくないと感じます。

ある種の完璧主義といってもいいかと思います。


その多くは演奏者の楽器をコントロールする力量のことに対して
言われているようです。


 楽器のピッチ(音程)がはずれている
 音色が不安定である
 一音一音の粒立ちが不ぞろいである
 勢いはあるが演奏が雑に聴こえる
 テンポが一定ではない

こういう要素についてかなりネガティブに捉える方が多いようです。


なるほどこれらの要素は音楽においては欠点になることが多いとは思います。

 音楽が調和の中で進んで行き
 欠ける事柄のないまったき物として完成される。
 これこそが最上の作品である。

こうした考えは誰にも理解しやすく至極当然なことのようにも思えます。



ところがどっこい
ジャズの世界ではこういった一般的には音楽上の欠点と考えられる要素は
ほとんど問題にならない場合が多々あります。

それどころかある場合にはかえって美点であると受け入れられることもあります。

この辺の事情は普通のポップスやクラシックなどを聴いてきた人にとっては
なかなか理解しにくいことのようです。


またジャズを楽しんでおられる方でも
レコードやCDといった録音によってのみジャズを聴いている方にも
わかりにくい話であるようです。


ジャズであっても録音されたもののほとんどは
何度も演奏を繰り返しその中から最良の物を商品化しています。

良く知られているようにブルーノートの諸作品は
本番の録音の前に綿密なリハーサルが行われています。

その結果ジャズの演奏でも
他のジャンルの録音と同様に瑕の少ない演奏がアルバム化されているわけです。

その為にジャズを録音によってのみ理解しようとすると
先にあげたような音程の外れた演奏などは駄目な演奏だと理解してしまうようです。





さて一般的には演奏上の瑕だと思われるものが
どうしてジャズの演奏では重大な欠点にはならないのでしょうか。



一つにはジャズではミュージシャンの個性が優先されるということがあります。


このことは特にソロをとるフロントにおいては重要なことです。

 他人には持ち得ないフレージング。
 個性的な音色やタッチ
 独特なビートや間

これらはジャズではとても大きな価値のあるものだと理解されています。


ジャズの演奏でも瑕のない演奏が評価されるのは当然のことです。

ですが他のメンバーに合わせることで没個性的な演奏をするというのは
ジャズでは美点であるとは解されません。

誰だか分からない個性の無い演奏ならば価値の低い物だと理解されます。
たとえどんなに破綻の無い素晴しいテクニックの演奏だとしてもです。

多少は演奏上にテクニカルな問題があるにしても
そのミュージシャンにしかないユニークな個性があれば
その演奏は大きく評価されうるわけです。



二つめとしてジャズの大きな特徴であるところのアドリブと
演奏に対する自由さの追求が有ります。

ジャズは通常のクラシックやポップス演奏のように譜面に書かれたとおりに
演奏を行うものでは有りません。

当然のことながら相手のミュージシャンがどんな音を出すかと言うことは
決められているわけでは有りません。

従って二人以上の演奏者でジャズの演奏を行おうとすると
必ずしもピッタリと息のあった演奏になるとは言えないわけです。

いつもいつも同じ共演者と同じ曲の演奏を繰り返していれば
ある程度はお互いの手の内もわかるようになり
ピッタリとした演奏をすることも可能になるでしょう。

しかしながらこのことが大いなるマンネリにつながり
ジャズのおいしさの一つである鮮度を奪うことにもつながります。

このことがジャズにおいてメンバーを固定したグループを組むことより
その場で最適と考えたメンバーで演奏を行う形態が主流である大きな理由です。

あまりに息の合わない演奏というのはジャズとしても価値が低い物ですが
アイデァの発展の無い演奏と言う物もまたジャズでは評価が低くなってしまいます。

ここでも多少の演奏の瑕よりは
演奏の自由さや鮮度が尊重されると言うことが
ジャズの評価の特徴としてあると言えます。




こういった理由によりジャズでは作品の完成度に若干の問題があるとしても
作品の評価が高いという一見不思議な図式が成立すると言うわけです。


ジャズの演奏に対して減点法で評価して聴くと言うのは
ジャズの面白さを見つけることを妨げてしまいます。

ジャズの演奏はその長所の最大限のピークを楽しむことが
ジャズの大きな理解につながることだと思います。

ジャズは欠点をあげつらう鑑賞をするのではなく
その一番の美点をおいしくいただく足し算の聴き方がふさわしい音楽だといえます。

特にライブの場ではこのことが非常に重要なことになるはずです。








次回のメルマガもお楽しみに

 

              Sonny Chiin









ブログでは少し記事にしたのですが
成り行きでブルーズの演奏に関わっています。
  http://nonsy.blog15.fc2.com/blog-entry-186.html

慣れないジャンルで
色々なところに自身の力の無さを感じ
柄に似合わずに勉強を余儀なくされています(苦笑)。

しなくてはいけないことが山積していて
ブルーズ以外の事についても
支障がでてきて困っています。

このメルマガの配信も遅くて申し訳ありません。

もしこのメルマガをご購読の中に
ブルーズに関してお詳しい方がいらっしゃれば
是非ご連絡ください。

本当に困っています。
お助けくださいませ。


と愚痴はこれくらいにして。






今年は本当に寒くて困ったもんですねぇ。

なにやらこの20年来で一番の寒さだとか。

この大阪でも朝方に薄氷が張ることがあります。


子供の頃は通学の途中に張った薄氷を
靴でバリバリと割って遊んだもんです。

それを思えば
近年はとっても暖かな冬が続き
冬が寒い物だと言う事を忘れていたように思います。


久しぶりの寒さに風邪をひいてしまう方も多いようです。

先々日また一つ馬齢を重ねました。

「もう若くもない歳なんだから気をつけないと」
と相方のリムスキーにも言われました。

本当にもうお誕生日が嬉しくない歳になりました。


皆様も風邪など召しませぬようどうぞご自愛ください。




音楽好きな方のご来店をこころより
楽しみにお待ちしています。



実店舗に関しては下記をご参照ください。
http://blog.livedoor.jp/otofujazz/archives/52551080.html






  

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■発行責任者 Sonny Chiin
                    http://nonsy.blog15.fc2.com/

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