2008/01/14
日本特許の第1号から順を追って、その時代の背景に想いを馳せながら、紹介していきます。
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このページを開いて下さった数少ない読者の皆さん、
今回もご愛読ありがとうございます。
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今まで 新たな年を迎えるたびに、 今年こそ・・・・・今年こそ・・・・・と思った
ことの、ほとんどが実行できていない私は、今年は何も思わない事にしようと
心に決めていました。
夏休み同様、長期の連休を楽しもうとしたのですが・・・
暮れに書かなかった年賀状も、旧知の友からもらった賀状には、やはり何か
メッセージを送りたくなり、遅ればせの年賀状書きをしたり、断りきれなくて
初詣にも行ったり・・・・
結局、年頭に何も思わないだけで、やっている事は例年通りという
正月の休暇でした。
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さて今回は、 特許第255号 「内田進船器」ついての特許を紹介
いたします。 特許権者は東京府小石川区金富町の 内田 定 さんで
名称の「内田進船器」というのは、「内田式進船器」という意味だろうと
思われますが、今ではこのような名称は使えなくなっています。
また、「進船器」とは船の推進機構のことです。
例によって、この特許の図面を私が別サイトで発行しているブログに
貼り付けておきました。↓
http://idea-tarou.seesaa.net/ 「アイディアだけの話」
sinnsennki.docをクリックして下さい
1853年、幕末期を騒がせたぺりー率いる黒船が浦賀沖に来航した時の
軍艦の推進器は外輪船でした。 今のようにスクリューが船の推進器として
実用され始めたのは、1900年代に入ってからの事で、この特許が
出願された1886年頃は、大型船は帆によって走行する帆船が一般的で
石炭/蒸気を動力とする外輪船も少数使われていただろうと推測されます。
この「内田進船器」は大型船用の推進器ではなく、魯や櫂で進む小型の
船用に考案されたもので、今では船外機とスクリューで走る程度の船に
適用するものです。黒船のように大掛かりな動力源はともかくとして、
小型船に積み込める程度の小型動力源も無く、スクリューも一般的には
知られていないこの時代に出願人の内田さんも、人力で魯や櫂より
効率よく楽に船を走らせる方法に腐心されたのでしょう。
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特許第255号
【特許出願人/特許権者】 東京府小石川区金富町56番地
内田 定
【発明の名称】 内田進船器
【出願日】 明治19年6月3日
【特許された日】 明治19年9月14日
(権利は消滅しています)
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実は・・・
私が未だ高校生の時、若狭湾の漁村の近くでキャンプをしたことがあるのですが
その時、漁師さんに魯のこぎ方を教わりました。
これは中々難しく、推進と進行方向を一本の魯で操作するには中々の熟練が
必要でうまく進めなかった経験があります。
怠け者の私は練習しなくても、もっと楽に漕げる方法は無いものかと
色々考え、この「内田進船器」と全く同じものを考えていました。
勿論、実際に作った訳でもなく、まして出願した訳でもありませんが、
懐かしく思い出しここに紹介させていただきました。
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【編集後記】
私がこの推進機構を思いついたのは、蛙の泳ぎ方からアイデアを得たのですが
この特許の考案者の内田さんは、どうだったのでしょうね・・・
科学技術万能と思われるものの、自然界にはまだまだ学ぶことが
たくさんあるようですね・・
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発行人 川島 英雄
URL http://idea-tarou.seesaa.net/
URL http://blog.livedoor.jp/aidea_tarou/
mail idea_tarou@yahoo.co.jp
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