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エネルギー問題とこれからの日本が気になって仕方がない、京大院生「ぬり」が、石油・天然ガスを切り口として米・中・露を中心とした国際情勢のこれからと、現代社会生活の未来、最新エネルギー技術を考える。

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2007/09/26

【ピークオイル通信】vol.3 2007.9.26

石油と日本のこれからが気になるあなたへ
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          ピークオイル通信 vol.3   2007.9.26
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読者の方々こんにちは。大変お久しぶりです(汗)。新規登録の方々初
めまして。私事でどたばたしてまして、せっかく創刊したのにずっと放
置プレーをしていました。

自分が生み出したメルマガに対してまでサディスティックになってしま
うとは・・・。

さあ、がんばるぞ。

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◆INDEX◆

▽トピックス
■ピークオイルについて その3
■電気自動車時代到来?

▽お知らせ
■もったいない学会シンポジウム「自動車燃料をどうするか」10/16

▽編集後記


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▽トピックス

■ピークオイルについて その3

前回その2で、世界中の(一部の)ピークオイル研究者、研究機関のピ
ーク予想について紹介したわけですが、その後色々と調査を進めて行く
うちに泥沼に嵌っていってしまい、次回配信が遅れたのが、言い訳の一
つです。

それぞれの研究によって、埋蔵量の評価が大きく異なり、また予想に用
いた数学的なツールも違います。ただ、言えるのは、ピークオイルを世
界に訴えるための機関ピークオイル協会(http://www.peakoil.net/)
データは埋蔵量を過小評価しがちであることと、楽観的な埋蔵量評価を
している人でも、2010年代のピークを予想しているひとがいるとい
うことでしょうか。

私は、2010年代にはピークがやってくるのではと「思って」います
が、実際はその細かいピーク年の予想の論争自体はそれほど重要ではな
いと思います。

日本の一般の人々が考えているよりも、早くくる可能性があるという事
を知るだけでも意味があります。

また、そうした未来に対して、なにを重要課題なのかを考えるきっかけ
になれたらよいなと思います。




■電気自動車時代到来?(mixiコミュニティ「ピークオイル」にも掲載)

9月25日、テレビ東京系で放送のWBS(ワールドビジネスサテライト)
にて、電気自動車の特集をやっていました。

詳しくは避けますが、

◇トヨタが開発を勧めるプラグインハイブリッド
・3〜4時間の充電で13キロ
・その電気代は10円
・電気のみでも最高時速は100km/h(プリウスでは50km/h台)
・2010年代の前半に市場に導入予定

◇富士重工の電気自動車
・15分の充電で60キロ
・東京電力開発の200ボルト高速充電装置
・神奈川県の公用車として採用
・200万円台という価格がネック

◇昭和飛行機工業の電動マイクロバス
・40分の充電で7キロ
・電磁誘導を用いた非接触式充電
・充電システムのコストは1500万円
・2年で実用化したい

◇三菱重工(名古屋)のマイクロ波送電
・H2Aロケットの開発で知られる三菱重工の宇宙技術を応用?
・京大(篠原真毅教授)の宇宙太陽発電の送電技術の採用
・京大やNEDOなどとの共同研究による、マイクロ波送電
・高速道路の路面に送電装置を埋め込めば、原理的には自動車側にバッ
 テリーは不要、それが夢だ(篠原教授談)


私の個人的な見立てでは、トヨタのプラグインハイブリッド構想が一番
実際的だと捉えています。

◆非接触送電は非効率
あとの二つの非接触式送電技術は、車には向いていないと思います。非
接触式はなんだか未来的で夢がありますが、実際は必ずエネルギーロス
があるので、有線式の方が効率は断然よいはずです。売りは、その先進
性(かっこよさ)とドライバーにとっての燃料補給の手間を省くことだ
といいますが、一般にドライバーや車は24時間走り続けるわけにはい
かないので、休んでいる間の燃料の補給作業自体はさして障害にはなら
ないと思うからです。

◆電気だけでは遠くに行けない?
富士重工の200V充電の電気自動車は、速い充電は魅力ですが、200
V電源のインフラが十分出ないことと、60kmの走行距離では、神奈川
県公用車など元々走行距離がある程度限られている場合はよいですが、
いざという時の長期走行が出来ないことは痛いですね。その為だけに巨
大なバッテリーを積むのは効率が悪いですし。

◆用途に合わせれば
そう考えると、現時点ではトヨタのプラグインハイブリッド構想はさす
がと思っています(あくまで個人的に)。普段の通勤や街乗りは13km
以内(もしくはプラスアルファ)の電気での走行で住ませ、旅行や長距
離運転の場合はガソリンタンクを使う。トラックなどの元々長距離用途
の車に関しては、もう少し大きめのバッテリーの方が良いかもしれませ
ん。高速道路PAやSAに有料の充電スペースを確保するだけで済みます。

◆燃費はかなりお得
13kmを10円の電気代で走れるのはユーザーにとっても魅力ですね。
ガソリンだと、140円/Lで、20km/Lとして、13kmは91円ですので、
9倍近くお値打ちになるわけです。原油価格がさらに高騰する事を考え
ると(電気代も上がるでしょうが、分散されているので限定的になるは
ず)、将来的にもさらに競争力を増します。

◆いずれは原発開発と一緒に?
以前軽く触れましたが、一般家庭のプラグインハイブリッド車の普及率
が仮に上がれば、深夜の電気需要が増え、夜間に原発を高効率に稼働を
増やせる事になり、昼間との電力ギャップが減り、システム負荷として
の非効率性を下げられれば(電力ギャップが大きいと無駄が増える)エ
ネルギーの有効利用にもつながります。もちろん、その分ガソリン消費
も減らせるので一石二鳥です。原発自体の問題と、リチウムイオン電池
やモーターの大量生産によるレアメタルなどの資源価格高騰の問題の検
討をする必要があり、確実な選択肢であるとはまだ考えていませんが。




▽お知らせ
■もったいない学会シンポジウム「自動車燃料をどうするか」10/16

日時 10月16日(火)13:30〜
場所 東京大学弥生講堂・一条ホール(有料)

電気自動車は「電池が命です」現在、自動車各社および関係各社は水面
下で研究開発中です。富士重工が東京電力と組んで、東電の業務車に電
気自動車を使っています。 さて、電池の課題と、開発の目標、開発の最
前線はどうなっているのか。複数の候補を平行して研究しています。5分
から15分の急速充電をベースに、現在の実力で 90Km走行が見通せる状
態です。

リチウムイオン電池などの他、水素および燃料電池、バイオエタノール、
バオイディーゼル、セルロースの活用はエネルギー収支比(EPR)から
筋がいいのかどうかも 検討する必要があります。

電気自動車が本格化するまでに、日本の燃料シナリオを産官学はどのよう
にとらえて、どのように対応しようとしているのか。

これら3点について、議論のネタを提供します。

(ホームページより)
http://www.mottainaisociety.org/

丁度二つ目のトピックと話題が重なりましたね。
非常に興味あるところです。
もったいない学会の会員で無い方で、参加されたい方は、私にご一報下さ
れば潜り込む手配が出来ると思います。
私も行けたら行きます。


 編┃集┃後┃記┃
 ━┛━┛━┛━┛

すっかり配信が滞り、廃刊防止の為の配信というのがバレバレですが、これ
からあまり内容にきばりすぎてしまうよりも、ある程度定期的に情報発信す
るようにできればいいなと考えています。

文字数や読み易さなど、まだまだ改善させなければならない点が沢山ありそ
うですね。一回の配信に送る情報料についても、もう一度考え直そうと思っ
ています。

ASPO(ピークオイル協会)の学会がつい先日終わりました。今度日本人の
参加者に会えると思いますので、話を聞いて来たいと思います。

では、これからも、よろしくお願いします。


ぬり

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◇ ピークオイル通信 vol.3  2007/9/26

mixiコミュニティ「ピークオイル」
http://c.mixi.jp/peakoil
バックナンバー・配信停止はこちら
http://www.mag2.com/m/0000224134.html

◇ 発行編集者 ぬり
ご意見・ご感想→ nuri_ylem@yahoo.co.jp
Copyright(C) 2007『ピークオイル通信』All Rights Reserved.
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