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2008/02/14

訂正【2008・2・14】

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度々どうも。

今回掲載の「夕焼けな日々」は前回(かなり昔だわね)と内容が同じでした。
完全なミース・テイクっ!!
タイトルや一部表現が変わっていますが、一緒です。同じです。すみません。

うん、そして本日付のブログ「今日の7番」で
急転直下の最終回を掲載します。

12話まで一気に飛んで、
後々、9〜11話のお話をここで掲載したいと思います。

そんな訳で、ミステイクついでに
前掲の第8話も載せておきます。



------------------------

―――――「夕焼けな日々」


第八話「あぶく」

20秒ほど「笑えれば」を聞かされてから、ヤッチの声がした。
「もしもーし」拍子抜けするほどに、陽気な声だった。
思わず僕も、彼に合わせてしまう。
「この状況で『笑えれば』を散々僕に聞かせる君のセンスを疑うよ」いつもどおり。
そう、ヤッチの声にあわせて、僕はいつもどおり少しの毒を含んで言った。
さぁヤッチ、どう切り返す?

「…」

しかし、次の瞬間にやってきたのは、海の底より静かな、沈黙だった。
おいおい。やめてくれよ。いつもみたいに、冗談で返してくれよ。
「俺の魅力には勝てないんだよ」とかなんとか言って、僕を貶してくれよ。
そうすりゃ、笑えるじゃんかよ。

「…コン、ごめん!」そしてヤッチは謝ってきた。ホントやめてくれよ。
「まさか、もう知ってるなんて思ってなかったけど…」
思いがけない先制攻撃だったみたいだ。それは僕自身もそうなのだけれど。

コンビニで会ったんだ、彼女に。「そうか」ヤッチは言葉少なだった。
つまり僕は、彼女に男としては見られてなかったってことさ。
まぁ世の中、こんなもんだわ。
「なぁ」何?「これからもずっと、その…なんつーか。親友だよな、俺達」
海の底から、小さな泡が上ってくる。「なんでそんなこと、聞くんだ?」
確かに僕は、勝負する前に試合から逃げた。
そして、その理由が、
「彼女は僕の親友のことがすきだったから」
という、なんとも漫画みたいなオチが待っていたからだ。
でも。でもさ。そんなことで、僕はお前と口を利かなくなるような、ガキじゃないぜ。
それにさ。二人はまだ付き合ってるって訳じゃ…
「二人で一緒にいるところとか見ると、辛くねぇか?」ん?
「そういうの、やっぱ辛い…よな。でも、お互いにそういうの意識して、
ってなると何か、やっぱ違うよな。なんつーか。俺にとっちゃ森山さんは大切だって思うし、
同じくらい、コンのことも大切な親友だからさ。すっげー迷ったんだけど…」
おいおい。ちょっと話の展開が予期せぬ方向にいってるぞ。
「でもさ。コンがそうやって、今までどおり親友でいてくれるって言ってくれて、
安心したよ。」…「ありがとな」
最終的にノックアウトされたのは、僕だったのか。
「最初電話したとき、出てくれなかったから、すっげー怖かったけど。
でもいつか話さなきゃいけないことだし。うん、よかったよ。早くコンに話せて」
あぁそういうことか。
「何言ってんだ。僕はさ、森山さんが幸せになってくれればそれでいいんだ。
それに、ヤッチ。お前なら安心だよ」って、何様のつもりだ、山田!
「ホント…ありがと」電話に触れている肌から、変な汗が出てくる。
「そんなに何度もありがとうなんて言われると、逆に惨めだよ。ははは。」
自分の言葉が、どこか遠くで木魂していた。

電話を切ってから、ふと吉崎さんに言われたことを思い出した。
「事実から逃げて、全てを知っているようなフリをしているだけなんだよ」

吉崎さん、どうしてアンタはそんなに僕のことを知っているのさ。

気がつけば僕は、携帯を開き、吉崎さんの電話帳を呼び出していた。
通話ボタンを押しかけて、ふと思った。

彼女に電話を掛けると、呼び出し音にウルフルズの「泣けてくる」が流れてくるんじゃないか。

僕は携帯を閉じた。
何やってんだ。一体。

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