2008/07/09
【克服!睡眠時無呼吸症候群】Vol.051 味方を育てる
** 自然な睡眠を取りもどしたくはないですか? ********** 器械にも器具にも頼らない、身体ひとつでの睡眠を・・・。 【1日3分!エクササイズで克服できる!睡眠時無呼吸症候群】 ■ 第51号 味方を育てる ■ 発行日 2008.07.09 ■ 発行人 すやす屋ねっと 長澤まさき ** Webサイト http://www.suya-suya.net ************* 〜1日たった3分間のエクササイズで睡眠時無呼吸症候群を克服する!〜 バックナンバー掲載ページ: http://archive.mag2.com/0000222927/ ごきげんいかがでしょうか? 睡眠時無呼吸症候群の自力克服をめざすサイト、 「すやす屋ねっと」の長澤です。 先週もお話したように、 「腸内常在菌」のことはわりと汎く知られています。 腸内に菌がいなければ健康(場合によっては生命)を 維持することはできません。 腸内の「善玉菌」を増やすために、 「ビフィズス菌」入りのヨーグルトなどを 積極的に食べている方もいらっしゃるでしょうし、 さらには、 「善玉菌」にとって棲みよい腸内環境を整えるために、 食物繊維を意識して摂るようにしている方も多いと思います。 ですから「菌」を死滅させることを目的とした「抗生物質」の投与には、 ほんとうに慎重にならなければなりません。 抗生物質というのは、たしかに病原菌も殺すのですが、 同時に腸内の「常在菌=善玉菌」も無差別に殺してしまうのです。 たった数人のテロリストを殺すために、 周りにいる数百人の市民を空爆で一緒くたに殺傷してしまうような 過剰な働きをするのです、抗生物質って。 するとです。 辺り一帯を爆弾で無人の野にした結果、 その無法地帯に、善良な市民たちの代わりに、 数百人のテロリストが襲来する、 という事態もあり得るわけです。 つまり、常在菌が死滅してしまったスキをついて、 そこに病原性のある菌が増殖してしまうことがあるのですね。 極端な例ですが、単なる「風邪」の治療として抗生物質を処方され、 そのために大腸の常在菌(善玉菌)が死滅。 代わりに病原性の菌が大腸で大増殖して、 「抗生物質起因性大腸炎」という状態になり、 結果として大腸を全摘出せざるを得なかった、 という悲惨な例もあるそうです。 それほど腸内の常在菌は大切な役割を担っており、 目先の都合で「殺菌」すると、ときにはたいへんなことになる、 というわけです。 「腸内」だけではなく、「皮膚」も基本的には同じです。 しかし、見えない腸内と、見える皮膚とでは、 なかなか同じように考えられません。 腸内常在菌のことは大切にする人でも、 皮膚に菌が棲みついているという現実は、 感覚的に、なかなか承服できないかもしれません。 でも、皮膚の健康も、皮膚面に常駐している「菌」のお陰なのです。 皮膚の場合、善玉菌の代表格は、 「表皮ブドウ球菌」です。 通常、健康な皮膚では「表皮ブドウ球菌」がほとんどを占めています。 そのため「皮膚常在菌」とも呼ばれています。 ここで、「おや?」と疑問を感じた方もいらっしゃると思います。 「ブドウ球菌」って「善玉菌」なの? と。 「ブドウ球菌」って、けっこう「悪いイメージ」があるけどな、と。 悪名高いのは「ブドウ球菌」は「ブドウ球菌」でも、 「黄色ブドウ球菌」です。 名前は似てますが、性格(性質)は大違いなのです。 さて。善玉の「表皮ブドウ球菌」は、 皮膚から分泌されている「皮脂」や「汗」をエサとして分解し、 「弱酸性」の脂肪酸を産生(排泄)します。 こうして皮膚面を弱酸性に保っているわけですね。 ほとんどの「病原菌」「悪玉菌」はアルカリ性の環境を好むため、 「表皮ブドウ球菌」がしっかりと棲んでいる弱酸性の皮膚は、 病原菌にとって棲みにくい環境なのです。 言い換えると、表皮ブドウ球菌と、それの産み出す弱酸性の脂肪酸が、 皮膚を守る「バリア」をつくっているといえるでしょう。 ところが、なんらかの理由でいったん「表皮ブドウ球菌」が 極端に少なくなってしまうと、 そのスキに、「黄色ブドウ球菌」などの悪玉菌・病原菌が、 ここぞとばかりに皮膚面で繁殖することになるのです。 いま名前の出た「黄色ブドウ球菌」などは、 同じ脂肪酸でも悪臭の脂肪酸や、アンモニア、インドールといった、 不快臭のもとになるものを作り出します。 いわゆる「体臭」の多くも、 「表皮ブドウ球菌」が少なくなり、 代わりに悪玉菌・病原菌が繁殖することが原因です。 その場合、皮膚はアルカリ性に傾いて、 かさかさになったり、ブツブツができたりもします。 こうした「悪さ」を防ぎ、皮膚の健康を保つためには、 皮膚常在菌である「表皮ブドウ球菌」をいかに減らさないかが 肝心なのです。 ところが、現代日本で「よかれ」と思って行なわれている行為が、 この皮膚常在菌をむしろ「虐待」する結果となっています。 せっかくの心強い「味方」なのに、 それを育てるどころか、徒に虐げる行為を、 せっせと繰り返していることが少なくないのです。 代表的なのが、極度の「清潔志向」。 強力な洗浄力をもつシャンプーやボディソープなどを大量に使い、 毎日、身体中をごしごしと入念に洗う行為が、 たいせつな皮膚常在菌を劇的に減らすことにつながります。 それと極端な長湯。 三、四十分くらいなら問題はないでしょうが、 なかには(その人なりに「美」と「健康」を求めて)、 二時間も三時間も湯につかっている人もいるといいます。 また「温泉療法」で一日何度も、合計何時間も 温泉につかる場合もあります。 湯につかりすぎると、表皮がふやけ、 皮脂も常在菌も流れすぎてしまいます。 たしかに長時間湯につかることで、 血行がよくなるなどの効果も期待できますが、 皮膚常在菌のことを考えると一長一短の行為なのです。 あとですね・・・。 極端に汗を避ける生活も、 皮膚常在菌にとって望ましいことではありません。 「汗」は皮膚常在菌の大好物なのですが、 現代日本の「文化」「生活」は、 汗をかかないように、かかないように、 という方向に進んでいます。 日本の夏は「高温多湿」でいやだ! と思っている人は多いと思います。 そこで、「不快な」汗をかかなくて済むように、 夏になると(事情が許せば)「避暑」と称して、 涼しいところに出かけていきます。 しかし、「動物としてのヒト」というのは、 もともと「高温多湿」にむいているといいます。 その証拠に、高温多湿の環境下では衣類も住居も簡単で済みますが、 逆に「低温低湿」の地域で生活するには、 衣料・建築物・食料において工夫に工夫を重ねなければなりません。 (これが「文明」なのかもしれませんが・・・) 夏は汗をかくのがあたりまえなのです。 ところが、現代日本の都会生活では 汗をかかないことが「善」であり「快」だとされています。 いつのまにか、汗は忌み嫌われる存在となってしまいました。 冷房を完備し、「制汗剤」などもを駆使して、 いかに汗をかかないかに意識がむけられるようになったのです。 じつのところ、 わたしもそう考えていたフシがあります。 もちろん、汗=100%悪と考えていたわけではありません。 身体を動かすことなどによる「気持ちのよい汗」も体感してはいたのですが、 それでも「汗はいやだ!」と切実に思うときもありました。 とくに嫌なのが就寝中の汗でした。 熱帯夜、ふとんに横になっても、暑くてなかなか眠れない。 暑さそのものも眠りを妨げる原因なのでしょうが、 それ以上に、だらだらと流れる汗が不快で、気になって眠れない、 ・・・という夏をなんども経てきました。 以前のわたしにとって、 寝ているときにかく汗など、まったくの無駄にしか思えませんでした。 汗などかかないに越したことはないと考えていました。 冷房を効かせすぎないようにしていたのも、 あくまで寝冷えによる体調不良を防ぐためであって、 その心配さえなければ、 汗をかかないように冷房をつけっぱなしにしていたことでしょう。 汗がだらだら流れている・・・そう意識するだけで、 理不尽に不快な思いをしているような気がしてイライラも募り、 ますます眠れなくなる、という悪循環に陥っていたかもしれません。 ところがです!!! 「皮膚常在菌」の存在とその意義を知ると、 汗は単なる不快のモトではなくなりました。 新陳代謝の活発になる睡眠中だからこそ、 そのときかく汗が、肌にとっても非常に有益に働くのです。 寝ているときにかく汗も無駄ではない!! わたしの個人的な性格にもよるでしょうが、 そう考えるだけで、就寝中の汗もそう不快なものに感じなくなるから不思議です。 なんの意味もない、無駄なものだと思うから、 不快でたまらなく感じるわけです。 しかし、そこになんらかの意味があるのだと解ると、 我慢できるばかりではなく、 むしろ、どんどん汗をかいてやろうとさえ思えます。 さすがに、喜びでワクワクするという境地にまではなりませんが、 そうそうイライラすることもなくなりました。 実際、汗びっしょりになって寝て起きれば洗濯物も増え、 その程度によっては、シャワーを浴びてからでなければ外出もままならない、 ということにもなります。 ですが、身体にとっては自然で、有益なことでもあるのです。 少なくとも、過度に冷房を効かせ汗ひとつかかずに眠るより、 はるかに健康的であることは間違いありません。 とくに女性の方は実感するのではないかと思いますが、 冷房の利いた「快適な」夜をすごしたときより、 むしろ汗ぐっしょりになって起きた朝のほうが、 肌の調子はよいのではないかと思います。 でも、そのような朝は、 「こんなに汗をかいちゃった! 早くシャワーを浴びなきゃ!」 というほうに気持ちがいってしまって、 肌自体の「好」調子に気づかないこともあるかもしれませんね。 こんど、是非意識してみてください。 さらに、そういった場合の朝シャワーにしても、 過度の「身体ごしごし」は禁物です。 多くの場合、石けんも使わずに、お湯を浴びるだけで充分でしょう。 日本列島もこれからどんどん「梅雨」が明け、 北海道などを除いては、本格的な「暑い夜」の季節になります。 いかに、「汗を避けない夜」をすごすかが、 今年のわたしの、ささやかながら本気の目標です。 今号は以上ですが、 次号では「皮膚常在菌」と「睡眠」について、 もう少し深く、別の角度からも見ていきましょう。 では、今夜も健やかな汗と常在菌とともに、 おやすみなさい。 <補記> 今回、参考にさせていただいたWebサイト: 月刊チャージャー Dr.ホッピー【指南】「おまいら、医者の言うことは聞いておけ!」 http://promotion.yahoo.co.jp/charger/hoppy/hoppy.php そのなかのVOL.2 クシャミ1回から、人工肛門へ?! http://promotion.yahoo.co.jp/charger/hoppy/category/vol02.php その他、今回の執筆にあたり 大いに参考にさせてもらった「書籍」もあります。 「参考図書」は次号でまとめて記載いたしますので、 ご了承ください。 ■ 発行システム 『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ■ メルマガの解除はこちら http://archive.mag2.com/0000222927/ ※注意事項: 本メルマガの内容については正確・安全性を期しておりますが、 広告、バックナンバー、リンク先も含め、本メルマガの内容に より損害・トラブルをこうむられましても一切責任は負いかね ます。情報を利用する際は、自己責任でお願いいたします。 ※著作権は、すやす屋ねっと、および、長澤まさきに帰属します。 本メルマガに掲載された記事の無断転載は禁じます。 ****☆★☆****************************** 1日3分!エクササイズで克服する睡眠時無呼吸症候群 ■ 発行人・文責 すやす屋ねっと 長澤まさき ■ Webサイト http://www.suya-suya.net ■ ご感想・ご意見・ご質問などはこちらから info@suya-suya.net こちらの専用フォームからもお送りいただけます。 http://www.suya-suya.net/autores/question.etc.html *************************☆★☆*********


