2008/05/25
【克服!睡眠時無呼吸症候群】Vol.048 サーカディアン
** 自然な睡眠を取りもどしたくはないですか? ********** 器械にも器具にも頼らない、身体ひとつでの睡眠を・・・。 【1日3分!エクササイズで克服できる!睡眠時無呼吸症候群】 ■ 第48号 サーカ・(セミ・)ディアン ■ 発行日 2008.05.25 ■ 発行人 すやす屋ねっと 長澤まさき ** Webサイト http://www.suya-suya.net ************* 〜1日たった3分間のエクササイズで睡眠時無呼吸症候群を克服する!〜 バックナンバー掲載ページ: http://archive.mag2.com/0000222927/ ごきげんいかがでしょうか? 睡眠時無呼吸症候群の自力克服をめざすサイト、 「すやす屋ねっと」の長澤です。 ここのところ「私事」にからんだ内容がつづいたので、 今回は「睡眠一般」についてのお話をしようとおもいます。 睡眠について調べると必ずといっていいほど出てくる用語があります。 そのひとつが、「サーカディアンリズム」です! そうです。いわゆる「体内時計」のリズムのことです。 特別に意識してコントロールしなくても、 1日の生活には身体のリズムが存在します。 典型的なのが体温でしょう。 午前4時ころが一番低くて、その後だんだん上昇していきます。 もし、このメルマガを午前中に読んでいるとしたら、 現在のみなさんの体温は、まだ比較的低い状態です。 午後から夕方にかけての時間帯が一番高くて、 一般的には午後7〜8時ごろがピークです。 それを境に、体温は下降線をたどっていきます。 体温だけではありません。 それ以外にも、ホルモンの分泌のタイミングなど、 さまざまな身体のリズムをコントロールしているのが いわゆる「体内時計」というわけです。 ところがですね! 1日は24時間なのですが、 「体内時計」における1日の周期は、 なんと「約25時間」なのですね! 「なんと」と言いながら、すでにご存じの方も多いとおもいますが。 じつをいうと、以前は、体内時計の周期も、地球の自転サイクルである 24時間と同一周期であると考えられていました。 ところが、研究によって24時間よりも少し長いことが判ったのです。 体内時計の周期リズムに「なんか名前をつけなきゃな〜」 と思っていたところ、なんと体内時計のリズムは24時間ではなく、 約25時間だということが判明して、 「きっかり1日じゃなく、“約”1日のリズムなんだなあ〜」 ということから、「概ね1日のリズム」→「概日(がいじつ)リズム」 と呼ぶようになった・・・かどうか、その経緯・順番は分かりません。 でも、意味はそういうことです。 「概日リズム」は、 英語で「サーカディアンリズム」(circadian rhythm)といいます。 「サー」「カディアン」ではなく、「サーカ」「ディアン」です。 「サーカ」はもともとラテン語で「約」のこと。 「ディ」は「日」の意味です。 「アン」は形容詞形ということで、 それ自体、単独で意味はありません。 さて・・・。 約25時間の体内のリズム。 24時間の地球の一日。 両者のサイクルにズレがあるのですから、 どこかで体内時計をリセットして1日のリズムに合わせる必要が生じます。 でなければ、どんどん両者のサイクルはずれていってしまいます。 どうすれば「リセット」できるのか? 毎日行なって(行なわれて)いるのですから、 そんなに難しいことであろうはずはありません。 それは、朝起きたときに太陽の光を浴びること、です!! ちょっと専門的なことをいうと、 眼から入った「光」の情報は、 ↓ 視神経を通じて脳まで届きます。(だから光が見えるのです) ↓ 光の情報は脳間の「視床下部(ししょうかぶ)」にある、 「視交叉上核(しこうさじょうかく)という神経細胞の集合体に届きます。 ↓ 体内時計はこの「視交叉上核」のなかにあって、 「光の情報」によってリセットされ、 睡眠をとる「夜間」と、活動する「昼間」の切替えが行なわれ、 また新たに1日における周期が刻まれるようになるわけです。 この「サーカディアンリズム」はかなり一般的に知られていますが、 「サーカ・ディアン」の半分、 つまり、 「サーカ・セミ・ディアン」リズムというものも 存在するといわれています。 約12時間。 「概・半日リズム」です(半・概日リズムと記される場合もあります)。 昼食後眠気を感じるのは、 血液が消化器官に集中するからという理由もあるのですが、 それにプラスして、 この「サーカセミディアンリズム」によるものである、 ともいわれています。 つまり半日ごとに1回(つまり1日2回)休息期(眠気)が訪れ、 それが昼下がりの睡魔につながっているというわけです。 (朝7時に起きた人の「昼間の眠気」のピークは午後2時ころだそうです) 以前は単純に、昼食の満腹感と眠気が結びつけられていたのですが、 眠気の理由はそれだけではなく、ヒトに体内時計として組み込まれている 「サーカセミディアンリズム」故なのだと考えられています。 ですから、人間の「体内時計」に忠実に生活しようとするなら、 午睡をとることが理にかなっているのですが、 みんながみんな、この時間帯に「昼寝」ができるわけではありません。 また、この「昼間」の眠気は、忙しさや楽しさによって、 簡単にまぎれてしまう程度のものでもあります。 どうしても取らなければならないほど「不可欠」のものではない、 というわけです。 ちょっと、ややこしいですね。 どうしてこのような「リズム」になっているのでしょうか? ヒトが進化する過程において、なにか必要があって、 「概日リズム」だけではなく、 こいういった「概半日リズム」を習得したのでしょうか? 複数の専門家の説をわたしなりに意訳し、単純化するとこうなります。 「体内時計」といっても、それが融通の利かない、 ガチガチのリズムだとするなら、 ちょっとした環境の変化に対応・適応できなくなり、 生体は滅んでしまいます。 1日1回の「休息期」(つまり夜の睡眠)というリズムだけだと、 なにかの事情によってそれが充分にとれなかった場合、 翌日まで「休息」の機会がないということになります。 そこで、同じ日のうちにもういちど「休息」を取る機会を設けた。 つまり、昼寝、午睡をとる「能力」が必要だったというわけです。 (これもひとつの「能力」なのです) その結果が「セミディアンリズム」。 いわば「セミディアンリズム」による昼間の眠気は、 「ディアンリズム」による夜の睡眠が不足した場合に備えての、 「補助的」な役割を持っているのです。 ひとつだけの厳密な枠組みで生体を制御するのではなく、 ひとつの大枠にプラスして、 もうひとつの補助枠を設けているわけです。 ですから、理想的なことをいえば、 昼の睡眠が必要にならないよう、 夜の睡眠をしっかり取ることが望ましい。 でも不足したときは、生体のダメージが少なくなるよう、 昼間の眠気能力がきちんと「発動」するようになっているのです。 当然、「昼間の眠気」というのは、 どうしても取らなければならない鞏固な性質のものではなく、 ある程度「可塑性」を備えたものです。 忙しさや楽しさで簡単にまぎれてしまうほど。 意思の力で、ある程度封じ込めることができるほど・・・。 ヒトは生来のリズムのもとで生活していながら、 同時に、そのリズムをある程度無視して生きられる たくましさ・適応力も、生来、具備されているのです。 複雑で、おもしろい存在ですよね。 <補記> わたしの「昼寝」のことについては何度か取り上げたことがあります。 平日の起床時刻はほぼ6時、 通勤時間片道1時間半という生活を送る会社員であるわたしは、 どうしても夜の睡眠は不足しがち。 そこで昼食後には極力仮眠をとるようにしているのですが、 もし、この仮眠をとらないと、 まさに1時から2時くらいの時間帯(勤務中)に強い眠気に襲われます。 これが「サーカセミディアンリズム」による自然な眠気なのでしょう。 でも、仕事中の身としては、 これを自然のまま発動させるわけにはいかないので、 半分意思の力で、昼休み中に睡眠をとるようにしているわけです。 いまでは昼休み時間の後半に眠くなるのが、 習い、性になってしまっています。 このように「自然なリズム」を意思の力で、 自分の生活に都合の良いリズムに変更させることも可能なわけです。 昼だけではなく、夜の睡眠も同じこと。 夜間に働いている人などは「サーカディアンリズム」そのものの 周期が移動し、夜間に活動のピークがくるようになっているそうです。 ちなみに、わたしは休日には自然のリズムにしたがい、 目覚まし時計なしに目覚める時間に起きています。 そんな休日には、昼間の眠気を感じません。 我ながら「単純な」身体だとおもいます。 ■ 発行システム 『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ■ メルマガの解除はこちら http://archive.mag2.com/0000222927/ ※注意事項: 本メルマガの内容については正確・安全性を期しておりますが、 広告、バックナンバー、リンク先も含め、本メルマガの内容に より損害・トラブルをこうむられましても一切責任は負いかね ます。情報を利用する際は、自己責任でお願いいたします。 ※著作権は、すやす屋ねっと、および、長澤まさきに帰属します。 本メルマガに掲載された記事の無断転載は禁じます。 ****☆★☆****************************** 1日3分!エクササイズで克服する睡眠時無呼吸症候群 ■ 発行人・文責 すやす屋ねっと 長澤まさき ■ Webサイト http://www.suya-suya.net ■ ご感想・ご意見・ご質問などはこちらから info@suya-suya.net こちらの専用フォームからもお送りいただけます。 http://www.suya-suya.net/autores/question.etc.html *************************☆★☆*********


